① ""日本株は上昇、米消費堅調と半導体需要の回復期待-輸出や金融高い””
牧綾香、伊藤小巻
2020年1月17日 7:57 JST
更新日時
2020年1月17日 15:49 JST
12月の米小売売上高は5.8%増、TSMCは最大160億米ドル投資へ
- 米主要3株価指数は最高値、モルガンS決算は過去最高益
17日の東京株式相場は上昇。堅調な米小売売上高と前日発表された台湾の半導体大手の好決算などから世界景気の回復期待が高まり、電機や自動車、機械、銀行や海運など景気敏感株が買われた。
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〈きょうのポイント〉
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👤 ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは 「米国の経済指標が良好で米国株が最高値を更新して投資家心理が改善、日本株も買いが優勢となった」 と話した
日経平均は取引開始早々に一時0.8%高の2万4115円まで上げ、取引時間中の昨年来高値を更新した。しかしその後は上げ幅を縮め、終値ベースでは昨年12月の高値を超えられなかった。
👤 丸三証券の服部誠執行役員は 「EPSが上昇しない中、超低金利の金余りでPERだけが今後の業績回復を織り込み切り上がっている」 と述べ、ここからは業績回復を見極める段階との見方を示した。
👤 ニッセイ基礎研の井出氏は 「日経平均2万4000円は来期純利益で12ー13%程度の増益率を想定している水準だが、実際は1桁台ではないか」 とみている。
- 東証33業種では輸送用機器、電機、機械、海運、銀行、建設、証券・商品先物取引が上昇
- アナリストが業界判断を下げた電気・ガスが下落、小売や食料品も安い
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