(これは2017年3月の噴火のようす(KVERT))
① ""カムチャツカ半島ベズイミアニ山大爆発!噴煙1万1000m 航空コード“赤”""
2019年01月21日 11時31分
きょう未明、ロシア・カムチャツカ半島でベズイミアニ山が発し、噴煙は気流に乗って北西側の大陸方向へ600キロ運ばれた。ロシア科学アカデミー(IVS FEB RAS)は、危険度が最も高い赤の航空カラーコードを発令している。
半島東部にそびえ立つ標高2882メートルのベズイミアニ山は、ロシア語で「無名」を意味する活火山だ。10キロほど東にはユーラシア大陸最高峰のクリュチェフスカヤ山、南にはカーメン山がそびえるこのエリアは、まさに火山の巣だ。
② 航空コードは「最も危険」の赤
(オホーツク海を超えて対岸まで噴煙が広がった(KVERT))
ベズイミアニ山は日本時間21日午前1時10分ごろ、突然、大音響とともに強力な爆発的噴火が発生。噴煙の高さは最大1万メートルを超えた。カムチャツカ火山噴火対策チーム(KVERT)が気象衛星ひまわりの観測データを分析した結果、噴煙は北西へ600キロ先まで流れ、オホーツク海を超えて対岸で火山灰を降らせたという。
KVERTは「噴火活動はまだ続いており、いつでも同規模の爆発が起こる危険性がある」として、航空コードを危険度が最上位の赤に引き上げ、周辺を航行する航空機に火山灰に対する警戒を呼びかけている。