また忖度 バリケイト伊東

　　ボクシング連盟の山根会長がバッシングをあびてる。連盟内での反乱、クーデターの様になってる。会長の長年の傲慢な振舞いに、不満が爆発したようだ。報道によると、ボクシング試合でお気に入りの選手を勝たせるために、審判に圧力をかけたらしい。いくら会長が権力があるとはいえ、審判に不正なジャッチを求めるのは犯罪だ。スポーツの公平性が疑われる。その他にも過剰な接待を求めたり、独裁者のようにアマチュアボクシング内で振舞ってきた。この種の話は今の日本では、当たり前なのだ。国政での官僚達の安部への忖度、萎縮、ごますり。日大アメフット部問題での指導者への忖度、萎縮、ごますり。構図は同じなのだ。現代日本人の強者、権力者に対しての過度の忖度、萎縮、ごますりは異常だ。男が女性化して戦わない。強者に逆らったら、いじめを受ける、仕事を失う、いやがらせを受けると考えて、忖度するのだ。日本の様々な業界、組織で同じような事が起きてるのだ。なぜ、もう少し早く声をあげなかったのか。やくざの世界でもないだろう。逆らっても殺される事はない。仕事を失う可能性はあるかもしれないが。自己保身の論理が優先するのだ。権力者はより強い権力を求めるのだ。野放しにしておくと、手がつけられないほど、狂暴になる。忖度は社会を腐らせてゆく。ごますり野郎ばかり増えて、正論を言わない。草食化した羊だけでは、国家、組織は滅亡してゆく。日本の今の閉塞をもたらしてるのも、この忖度気質が一因なのだ。しかしながら、反乱の声をあげたのは健全な感覚を持ってる証拠だ。日本人は完全に骨抜きになってない。日本人よ！不正、不条理には声をあげなければいけない。恐れるな！恐れだすと、際限なく恐怖は大きくなり恐怖に支配されるようになる。一人で戦うのが怖いなら、みんなで団結して戦うのだ。日本中から様々な業界の悪質なドン、独裁者を追放しよう。恐れるな！