異常と正常 バリケイト伊東

　　　アジア大会で日本の水泳選手が多くのメダルを取って、喜ばしい。その一方で男子バスケットボールの選手が買春をするとは、情けない。日本を代表して競技に来てるのに、日本の恥だ。欲望に負けたのだ。あまりにも人間的な罪だ。人は誰でも罪を犯すが、日本の顔という自覚がなさすぎる。観光旅行に来てるのではない。日本国内でも買春行為は違法だ。外国ならわからないとでも思ったのか。日本の公式ユニフォームを着て、身長１９０ｃｍもある男達が盛り場で女あさりとは、目立つだろう。日本国内のたるんだ雰囲気をそのままインドネシアにもちこんだようだ。異常な事が普通になってる日本の社会状況を反映してるようだ。本当に日本は異常な事だらけだ。あまりにも多発するので感覚がマヒしてしまってる。先日も大阪で誰でもいい殺人未遂事件が起きた。犯人は中学２年生の男子だ。動機は、いらいらしていたから、誰でも殺したかったそうだ。１４歳でたいした理由もなく殺人をするとは、信じられない。日本ではこの誰でもいい殺人が多発している。人を殺すのには、理由があるだろう。簡単には殺せない。老人病院での看護婦による殺人事件も異常だ。点滴に消毒剤を入れて高齢者を殺すとは異常だ。高齢者個人にうらみ、つらみがあった訳ではない。動機が良くわからないのだ。本人の自供によれば２０人も殺したとの事、本当なら大量殺人ではないか。権力者も権力を乱用する。安部の森友問題、加計問題での対応を見れば、わかるだろう。よくも図う図しく嘘答弁を出来るもんだ。ヘイトスピーチであり、墓石破壊であり、幼児虐待であり、日本では多くのところで異常が正常になってるのだ。機械の異常を知らせるランプがつきぱっなしだ。ランプがついてるのが正常だとは、異常な事なのだ。多くの日本人は感覚がマヒしてる。人間が生活してゆくには規範が必要なのだ。法があり、道徳があり、宗教がある。日本も法事国家だ、多くの点で法は機能している。その点は安心だ。しかし、法を超えたところで異常な事が多すぎる。殺人ともなれば、完全に法律違反だが、殺人をなんのためらいもなく犯すのが異常なのだ。町中にゾンビが徘徊してるのだ。長く続く平和は、日本人の感覚を狂わせている。戦争を望んでるわけではない。成熟社会で異常な発酵が進んでるのだ。今、私が非常に問題だと思ってるのが、戦前回帰のファシズム復活の動きだ。安部らの日本会議の連中が画策している政治的イデオロギーは、民主主義とは真逆なのだ。民主主義を異常ととらえ、ファシズムを正常だと国民を洗脳しようとしている。国民は何が正常で何が異常なのか、見き分けなければならない。洗脳されて異常な事をやって、多くの人権侵害を行い、多くの命を殺すのが正常になってゆくのが怖い。歴史は繰り返すのだ。日本を戦前に戻してはいけない。戦前のファシズムとは異常であり、狂気の時代であったのだ。ファシズムを復活させてはいけない。日本人の感覚はかなり異常な点は目につくが、日本国憲法がしっかり機能している。法は日本人の意識を監視している。殺人という異常な事をやれば、子供を虐待すれば法によって罰せられるのだ。安部らはこの日本国憲法を変えようとしている。戦前のファシズム憲法に戻そうとしている。異常な憲法にだまされてはいけない。平和も、人権も、自由も、豊かさもない憲法を復活させようとしている。今の日本国憲法が正常で大日本国憲法は異常なのだ。日本人はしっかりと異常と正常を判別しなければならない。間違えれば、また戦前の悪夢が復活する。暑い日が続くが、頭を冷静にして政治、社会を観察しなければならない。異常な事をやろうとしている安部らを監視しなければいけない。