東京はいい天気だ。九州や南西諸島に近づく最大級の台風１０号の影響は、今のところ全然感じさせない。もうすぐ大東島が巨大台風に飲み込まれる。島民にとっては、不安であろう。日本にとって自然災害は、必然の現象なのだ。日本列島が出来てから数えきれないほどの台風が日本を襲ってきた。記録、記憶が残らない縄文時代には、もっと大きい台風が日本に上陸したかもしれない。しかし、被害は意外と少ないかもしれない。縄文時代には、人口、そのものが少ないし、コンクリートの巨大構造物は全然ない。家は倒壊し、川はあふれ、山が崩れててもありのまま受け入れたのであろう。縄文人にとっては、自然は神だ。神の怒りに対して、恐れ、敬いの感情のほうが強かったのだろう。現代人みたいに自然を破壊し自然を人間の欲望のまま、あやつろうとはしない。近年、台風が巨大化するのは、温暖化が影響している。温暖化は、台風を巨大化させる。人間が大量に二酸化炭素を排出した結果、気温が上がり、海面からの水蒸気量が多くなり台風は巨大化する。人間が自然をいじった結果、自然からしっぺ返しを食らうのだ。自業自得なのだ。台風という自然の生理現象に対して、人間は何もできない。人間の思い、願いを無視して自然は自然である続ける。命を大切にしたければ、早く安全な場所に逃げる事だ。それしかない。瞬間風速、８０メートルの台風がそこまで来ているのだ。自然を甘く見てはいけない。私から言える事は、早く安全な場所に逃げてください。それだけだ。