先日休診日に奈良の山辺の道を散策してきました。山上憶良になったつもりで、短歌の一つでも捻ってみようと思いましたが
何の気の利いた言葉も浮かんできませんでした。道すがら近隣の農家さんが自宅で採れた野菜や柚子を庭先に棚をこさえて、
そこに置かれていました。
柚子と大根を見て思い起こしたのは愛しい妻を亡くし、山の辺の道をひとり、焦燥感と淋しさに打ちひしがれた己を詠んだ山上憶良とは
全く違って、今晩は鍋に大根や他の野菜、鳥肉や豚肉をたっぷりいれて、それにに柚子胡椒をつけてたらふく頂くことしか浮かびませんでした。
さて日本はコロナウイルス感染の流行の第5波を受けた後、急速にコロナ感染者が減少してきています。
感染者の減少に関しては色々な理由が取り沙汰されていますが、まず日本人が諸外国と比べてしっかりと3密を避けていること、
マスクの着用や手洗いやうがいを励行していること、12歳以上のほぼ90%(全人口比で75%ぐらい)の方達が
コロナワクチンを接種したことやウイルス自体の変異によって自滅した可能性もあると考えられています。
この先はウイルス自体が変容し再び感染力を増し、増殖能力の高いまた毒性の強いものが流行する可能性と相まって、
ワクチン接種済みの方々の中和抗体化が低下してくる時期と重なり第6波が来る確率は高いと推測できます。
12歳以上でワクチン接種済みの方で重篤な副反応が出なかった方々は是非とも追加接種をしてほしいと思います。
5歳から12未満の子供達の接種は副反応が強く出るリスクが高く感染しても重症化する率が低いと推測されるので、
今後の感染兆候を見ながら保護者さんが決めれば良いでしょう。
今は子供達はインフルエンザワクチン接種を優先した方が良いと考えます
