オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「高橋大輔 独占密着inトロント&NY完全版」

2016年07月05日 12時38分26秒 | フィギュアスケート
7月2日土曜の夜、CS放送のTBSチャンネル2で「高橋大輔 独占密着inトロント&NY完全版」を見る。
本放送は今年4月にあったらしいが、その頃はまだ我が家はTBSチャンネル2と契約していなかったので、今回、初めて見ることが出来ました。
まず昨年、語学留学で過ごしたニューヨークの密着取材。
高橋大輔さんの目を通したニューヨークの風景が素晴らしかった。
ニューヨークというと、すぐにビルの摩天楼を連想してしまいますが、高橋大輔さんが過ごした所は別世界。
何か懐かしさががあり、生き生きとしたそこで生活している人たちの息使いが聞こえてきそうでした。
そして番組で圧巻だったのは、トロントでの振付を担当するジェフリー・バトルとの新しいプログラム創り。
最初は、「上手い、上手い」と言ってジェフリー・バトルに追いかけるのがやっとだった高橋大輔さんの動きが、しばらくするとバトルにピタッと同じ動きになるあたりは、鳥肌が立つくらい凄みを強く感じました。
番組の最後のこの2人のスペシャル対談も重みのあるコメントが多く聞き応えがありました。
特にスペシャル対談の最後、ジェフリー・バトルのコメントはフィギュアスケートの持つ奥の深さを強く感じました。

どんなプログラムも最初はチャレンジングなものなんだ。
ステップなど色々考えるから、そういう時は息継ぎさえも忘れてしまう。
だから練習に時間をかけなきゃいけない。
一度動きが頭と身体に入れば息を止めずに動けるようになるよ。
まだ難しい部分はあるけれど、だんだん良くなっていくよ。
Q。どうして今回この曲(「Lilac Wine」)を選んだのですか?
DAI(高橋大輔さんのこと)のための曲を探すのに苦労したんだ。
優れたスケーターであり、ユニークな存在だから他の人には真似出来ない曲を探したくて、この曲がぴったりだと思ったよ。
特別なプログラムとなって人々の記憶に残ると思う。
DAIこそ、この曲をやるべきだよ。
僕はきっと他のスケーターにこの曲は選ばない。
これはチャレンジングな作品だから彼なら十分にやれると思うよ。

Q.プログラムを演じる上で意識して欲しい所は?
今の時点ではまだ難しいね。
まだ振付の細部を詰めている段階だから。
もっと体に馴染ませ感情が湧き出る演技をするのが目標だ、
この曲の主人公になりきって一つの動作をキープすること。
スケートはすぐに次への動きへと移る傾向があるけど、このプログラムではポーズを決めたら、そのまま待って、待って、待つ。
僕たちの使う曲は長い曲で、このやり方が可能なんだよ。
簡単そうに見えるけど実はチャレンジングだ。
ゆっくりとした動きを維持するのは難しい。
決められたポジションにすぐに入るのに比べてね。
ぐーっと伸びて、引っ張っていく感じだ。

Q.彼(高橋大輔さん)の将来について何かアドバイスは?
自分がいた場所から一度離れたのは良い選択だったと思う。
自分の人生に何が大切か、別の角度から考えることができる。
新しい方向に進んだり、新しい機会を試すのは得られる満足感も大きいだろう。
僕がプロになった時決めたのは、「YES]という選択肢を常に持っておくこと。
新しい機会に対してね。
人から「馬鹿げている」と言われても僕は「YES]って答えようって。
どうなるのか見るためにね。
世の中にはたくさんのチャンスが溢れている。
どれが自分にとって情熱を注げるか、見つけ出すために、大会で戦ったりスケートをする時のように自分を奮い立たせるものね。
情熱をもって、やってみたいと思う気持ちだ。
自分に向いている?わからないよ!そんなこと。でも、やってみないとね。
僕は振付に対して情熱を持っていた。
だから努力して出来るようになったんだ。とても自然にね。

ジェフリー・バトルのコメントを聞いている時の高橋大輔さんの表情が印象的でした。
この2人の出会い。お互いに大きな刺激になったことでしょう。
また振付師としてのジェフリー・バトルの今後の活躍に期待が大きくなりました。
私は8月末のフレンズオンアイスでは久し振りに高橋大輔さんの演技を見ることになります。
どう変化したのか、今までとまた一味も二味も違う高橋大輔さんの演技を見ることが楽しみです。

なお再放送が、またあるようです。
「高橋大輔 独占密着inトロント&NY完全版」(再放送)7/17(日)午後6:00~午後8:00


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NHK交響楽団の武満徹、モーツァルト、エルガー

2016年07月05日 07時58分59秒 | NHK交響楽団
毎週日曜日・夜の私の細やかな楽しみのNHK・Eテレ「クラッシック音楽館」からNHK交響楽団の定期演奏会の放送を見ること。
7月3日の放送は面白いプログラムだった。

武満徹 「波の盆」(1983╱1996)
モーツァルト 2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
エルガー 変奏曲「謎」作品36

指揮はN響の正指揮者の尾高忠明。そして、おそらくこのコンサートの一番の話題はピアノ協奏曲のピアノ独奏がジャズのチック・コリアと小曽根真でしょう。
この演奏会の前にN響のHPに次のような掲載がありました。

「今回のモーツァルト《2台のピアノのための協奏曲》の演奏では、モーツァルト作品における即興の精神、ソリスト自身の音楽的背景、そして協奏曲での元来の伝統を踏まえ、第1楽章と第3楽章のカデンツァでソリストによる即興演奏を行います。この即興は、チック・コリアによって作曲された短いモティーフに基づくものです」

演奏は予想通り面白いものだった。ただ、この2人だったら、聴く前から、このくらいは聴かせてくれるだろうという気持ちがあり、聴き終わっても、そんな気持ちは変わらなかった。
それよりも、この協奏曲を挟んだ2つの作品の方が私にとってのお目当てでした。
指揮の尾高さんのこだわり。尾高さんが振りたい曲を並べた、強いこだわり、思いを感じ、私にとって面白かった。
武満徹の「波の盆」はテレビドラマの音楽を演奏会用組曲にしたもの。
この前、放送された「系図」と同様、心に響くものがありました。
私は映画が大好きなので映画音楽など映像音楽の作曲家の武満徹にたいへん興味があります。
放送前の尾高さんのインタビューでも武満さんは本当は、このような作品が一番好きで書きかったらしい。
映像の中から武満さんは何を見ようとしたのだろうか?
いろいろな演奏会のための作品とは違った顔を見ることができる武満徹の映画やドラマなどの映像のための音楽。
もっと聴きたい。
プログラムの最後は私の大好きなイギリスの作曲家エルガーの作品。
エルガーの作品のスペシャリストの尾高さんの指揮の演奏だけに何も言うことがない。
やはり第9変奏のAdagio「Nimrod(ニムロッド)」は心に沁みるものがありました。
ただ番組として残念だったのはテーマと14の変奏によるこの作品。
エルガーによって各変奏にはユニークなタイトルが付けられていますが、全く番組ではテレップなどの表示はなく、初めて聴く方にとっては訳が分からない正に「謎」だったのでは。
演奏が素晴らしかっただけに本当に残念。





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早く見たいメドベージェワの「セーラームーン」

2016年07月03日 21時19分02秒 | 2016-2017年シーズン
3月の世界選手権のインタビューで一番、ビックリ仰天したのはアニメ「セーラームーン」の主題歌を歌いだした女子シングル優勝者のエフゲニア・メドベージェワ。
このインタヴューで、おじさんは、すっかりメドベージェワに親近感を持ちました。
そして、今回の「ドリーム・オン・アイス」では、本当にセーラームーンの姿でスケートリンクに登場したのね。
期待を裏切らないメドベージェワは、さすがです。
恐れ入りました。
おじさんは、早くテレビで映像を見たいです。
放送は、いつかな?
おじさんは、早く見たいねえ~。

メドベージェワ、セーラームーンを語る。



原作者の武内直子さんと。



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続・続・浅田真央さんの「火祭りの踊り」(リチュアルダンス)への期待

2016年07月01日 13時31分28秒 | 2016-2017年シーズン


独占・浅田真央25歳の「決断」と「発表」の動画。
私は今日、初めて見ることができました。
私の興味は、やはりショートとフリーが同じ曲の新しいプログラムのこと。
やはりショートがピアノ版、フリーがオーケストラ版なのね。
ピアノ版のショートは黒い鳥でミステリアスで、ちょっと悪(ワル)な女性。
そしてオーケストラ版では、赤をイメージし強い女性をイメージ。女性らしく、ちょっとフラメンコの振りも入るらしい。
そして懐かしや私の大好きな中野友加里さんのコメント。嬉しいなあ。

異例の挑戦。
ショートとフリーが別々の曲を選ぶのは当たり前ではないが、やはり異例とのこと。
新たな扉を開く。
浅田真央選手が浅田真央を超える。
自分で自分を超えていくということだと思います。
フィギュアスケートの概念を超えて行く曲の選び方かもしれないです。

浅田真央さんの決意のこもったコメントに何か私自身も元気になってきた気分です。

(新しい挑戦に)迷いなし。
イメージも出てきてワクワクした感じ。

25歳の浅田真央さん。
どうしても私たちは若い選手の皆さんとの比較をしがちですが、真央さん自身は若い選手たちとよりも自分自身との戦い、そして自分自身への挑戦に目が向いている。
そして、そんな浅田真央さんの姿を見て、今の若い選手の皆さんが、少しでも何かを感じ、心を動かされるものがあり、浅田真央さんと同じリンクで競技を出来る喜びを得ることが出来るものならば、特に女子日本のフィギュアスケートにとって、これからの大きな財産、そして財産となるのは間違いないでしょう。
フィギュアスケート界の常識をくつがえす異例の挑戦のシーズンを送る浅田真央さん。
全く同じ曲から、2つの違うイメージの違う女性を、どのように表現するのか?
衣装も楽しみです。
シーズンが終わるまで温かい目で応援していきましょう。


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2016年グランプリシリーズ・各大会の出場選手(女子シングル)

2016年07月01日 08時09分56秒 | 2016-2017年シーズン
2016年のフィギュアスケート グランプリシリーズの各大会のアサイン(出場選手)が発表されました。
女子シングルで分かった範囲で主な出場選手を記載します。

スケートアメリカ(アメリカ大会、10月21日~10月23日)
浅田真央、三原舞依、村上佳菜子、ガブリエル・デールマン、ユリア・リプニツカヤ、セラフィマ・サハノヴィッチ、パク・ソヨン、グレイシー・ゴールド、アシュリー・ワグナー

スケートカナダ(カナダ大会、10月28日~10月30日)
本郷理華、宮原知子、永井優香、ケイトリン・オズモンド、エフゲニア・メドベージェワ、エリザベータ・トゥクタミシェワ、長洲未来

ロステレコム杯2016(ロシア大会、11月4日~11月6日)
村上佳菜子、松田悠良、李子君、エリザヴェート・トゥルシンバエワ、ユリア・リプニツカヤ、アンナ・ポゴリラヤ、エレーナ・ラジオノワ、ポリーナ・エドモンズ、コートニー・ヒックス

エリックボンパール杯(フランス大会、11月11日~11月13日)
浅田真央、永井優香、樋口新葉、マエ=ベレニス・メイテ、パク・ソヨン、ガブリエル・デールマン、アリョーナ・レオノワ、エフゲニア・メドベージェワ、マリア・ソツコワ、グレイシー・ゴールド、タイラー・ピアース

中国杯(中国大会、11月18日~11月20日)
本郷理華、三原舞依、李子君、ケイトリン・オズモンド、エレーナ・ラジオノワ、エリザベータ・トゥクタミシェワ、カレン・チェン、コートニー・ヒックス、アシュリー・ワグナー

NHK杯(日本大会、11月25日~11月27日)
宮原知子、樋口新葉、松田悠良、エリザヴェート・トゥルシンバエワ、アリョーナ・レオノワ、アンナ・ポゴリラヤ、マリア・ソツコワ、カレン・チェン、ポリーナ・エドモンズ、長洲未来


浅田真央さんは、いきなり初戦のアメリカ大会とフランス大会に出場。
フランス大会ではメドベージェワと激突か!
日本からは樋口新葉さん、三原舞依さん、松田悠良さんがグランプリシリーズ初出場。
いよいよ樋口新葉さんがシニアの国際大会に初出場。存在感の大きさを見せて欲しい。
その反面、今井遥さんの名前がなくなった。また、やはりロシアのソトニコワの名前もない。やはり寂しい。
私の注目選手ではアメリカのタイラー・ピアースがフランス大会に出場。昨年の全米選手権の放送で初めて見て以来、私の期待の存在です。
これからアイスショーなどで新しいプログラムの初お披露目を見ることが出来るでしょう。
私自身は8月末のフレンズオンアイスが楽しみです。



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