オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2011年、世界選手権、アイスダンス・FD

2011年05月13日 09時45分00秒 | 私はアイスダンスが大好き!
世界選手権・アイスダンスのフリーダンスのCSの放送を見ました。ショートダンスと同様、見ていて楽しくて、楽しくてしかたがなかった。フィギュアスケートの競技の中で私が一番好きなのは、やはり女子シングル。これは当然でしょう。その次は、今ではアイスダンスである。
アイスダンスの魅力はやはり音楽である。音楽をしっかりと聴くこと。音楽を聴かないで技ばかりに気を取られると、ただのアクロバットに感じてしまう。その音楽に対して、どのような表現を見せるか、また選手たちがリンクに登場してからの仕草や表情も絶対に見逃せない。

今回はイギリスのカー姉弟のコンビが出場しなかったので一抹の寂しさも憶えましたが、それを忘れさせるくらい多くの素晴らしい演技に接することができて幸せでした。
フランスのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組は1月の欧州選手権と違うプログラム。今回は「ガーシュイン・メドレー」である。冒頭の「ラプソディ・イン・ブルー」での、あのクラリネットの独特なメロディが流れた時の、2人の素晴らしい表情。やはりアイスダンスは音楽ありきということを実感する。
アメリカのマディソン・チョーク&グレッグ・ズーレイン組はミュージカル「キャバレー」の音楽。全米選手権の時よりも一段と良かった。このコンビも表情が素晴らしい。
そして私が期待しているロシアのエレーナ・イリニフ&二キータ・カツァラポフ組はバレエ「ドン・キホーテ」のから終幕の音楽。カツァラポフの調子が今一つだったのが残念でしたがやはりロシアはクラシックバレエの国であることを実感する。
今回は終幕の音楽でしたが第1幕のキトリの登場場面の躍動感あふれる音楽でのイリニフの演技も、ぜひ見てみたいと思ったりしました。

さて今回の世界選手権で私が一番嬉しかったのはマイアとアレックスのシブタニ兄妹の銅メダルでした。
ショートダンスでは第3位が今年の欧州選手権優勝のナタリー・ぺジャラ&ファビアン・ブルザ組。シブタニ兄妹組は第4位。何が起きたのだろうか?
ぺジャラ&ブルザ組のFDのプログラムは「チャップリン・メドレー」である。アイスダンスを見る喜びにあふれた本当に素晴らしいプログラム!
「街の灯」「黄金狂時代」そして「モダン・タイムズ」の音楽が中心。映画ファンには、たまらないプログラムでしょう。「黄金狂時代」でのチャップリンの正に至芸と言うべきロールパンの踊りのシーン。そして、この音楽に乗っての素晴らしいツイズル。まさに私にとって至福の時でした。
何もかも忘れてこのコンビの演技に見とれていましたが、後半、まさかの転倒。やはり世界選手権は何が起こるかわからない。本当に残念だった。
そしてアメリカのシブタニ兄妹の演技。こちらも前半の音楽は映画「モダン・タイムズ」から「スマイル」でチャップリンの音楽。昨シーズンまでジュニアで、今回世界選手権初出場とは思えない落ち着いたしっかりとした演技。昨年の世界ジュニア選手権では4位でだった。
最近のアイスダンスでは技術面をアピールするためリフトなどではアクロバット的な演技も見ることがありますが、シブタニ兄妹組の演技には、そんなものは無い。昔のアメリカのミュージカル映画のダンスシーンを彷彿させる優雅さとスケーティングの美しさ!そして、それをこの若さで見せつけるとは!そして世界選手権初出場で、いきなり表彰台。解説の藤森美恵子さんが言っていましたが、これはアイスダンスでは前例がないそうです。
アイスダンスの持つ本来の美しさ、楽しさを甦えさせるようなシブタニ兄妹がシニアの世界の檜舞台に初めて登場して、そして表彰台。こういう演技が、きちんと評価されて本当に嬉しい。これからのアイスダンスの流れが、また何かが変わっていくかもしれない。

そして最後の2組のメリル・デイビス&チャリー・ホワイト、テッサ・バーチュ&スコット・モイヤの2組の演技。何も言う事が無い。やはり他と比べて飛びぬけている。氷の上で人間はここまで表現出来るのか!という感歎の気持ちで一杯である。
特にバーチュ&モイヤ組の初めて見た「ラテンメドレー」は本当に凄かった!昨シーズンはマーラーの交響曲第5番の第4楽章「アダージェット」で私を驚嘆させたが、今シーズンも同様である。凄いリズム感。躍動感。そして迫力。バーチュのたいへんなケガでの手術のあとの演技であることが信じられない。
それにしても黄金の衣装を身にまとったバーチュの美しさ!肌の色もラテン音楽にぴったりの輝き。クラクラしました。
放送では、この最後の2組の演技の時は実況も解説も無し!
演技前の藤森さんのコメント。
「この2組の演技は、とにかくじっくりと見てください」
これが全てを言い表わしているでしょう。
最高のものを見る喜びを味あうことが出来ました。


最後に本日聴いたCD
ベートーヴェン 交響曲第2番、第4番 ザンデルリング指揮フィルハーモニア管弦楽団
ワーグナー   歌劇「さまよえるオランダ人」序曲、「ジークフリート牧歌」 クナパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィル
ハイドン    交響曲第94番「驚愕」、交響曲101番「時計」 モントゥー指揮ウィーンフィル
ブラームス   「ハイドンの主題による変奏曲」 モントゥー指揮ロンドン響

浅田真央さんの「Book for Charity」

2011年05月12日 22時32分28秒 | 浅田真央さん
すでにご存知だと思いますが6月に浅田真央選手のチャリティブックが発売されます。
著者は3月に発売された「浅田真央 さらなる高みへ」の吉田順さんです。
内容は「浅田真央 さらなる高みへ」の続編のようで、四大陸選手権からモスクワで開催された世界選手権での浅田真央さんの様子が中心のようです。「浅田真央 さらなる高みへ」を購入された方は必読でしょう。
なお、この本は通常のネットや書店での販売は無く、発売元へ直接、申し込まなくてはいけません。予約受付は5月31日までですので、まだの方はお急ぎください。
なお、このチャリティブックの収益は全額、全額を日本赤十字社を通して、東北地方太平洋沖地震への義援金となります。
 
詳しくはこちら。

浅田真央 Book for Charity

私は当然ながら既に予約手続きを終えています。
なお、この情報を教えて下さったsasha様、本当にありがとうございました。
  
 







2011年、世界選手権、アイスダンスSD

2011年05月11日 10時02分50秒 | 私はアイスダンスが大好き!
今週はCSのJ SPORTSで、やっとフィギュアスケートの世界選手権でのペアとアイスダンスが放送されていて、大忙しである。
フジ系列で地上波やBSでは、きちんと放送されたのでしょうか?たいへん魅力があり、美しい競技、ぜひ、きちんと伝えて欲しいものです。
さてペアはフリーは見ましたが、まだSPの録画を見ていないにで、コメントは後日。
昨晩はアイスダンスのショートダンスの録画を見ました。見ていて胸がワクワク、楽しくて楽しくてたまらなかった。
クラシック音楽、タンゴ、シャンソン、フラメンコ、映画音楽など、いろいろな音楽を聴いているだけでも気持ちが高ぶるものを強く感じてしまいました。
そして順位や得点を気にせず、演技そのものを楽しむことが出来るのが、アイスダンスの大きな魅力でしょう。
それにしても会場の熱気も素晴らしい。本当にアイスダンスを真に楽しんでいる素晴らしい雰囲気。さすがフィギュア大国・ロシアである。我が国はまだまだである。

イタリアのカッペリーニ&ラノッテ組の「ケ・セラ・セラ」。ドリス・デイの歌声が流れてきたとたん胸が一杯である。
また今年の欧州選手権の覇者であるフランスのぺシャラ&ブルザ組は映画「ドクトル・ジバコ」の音楽。私の大好きな映画、映画音楽である。この音楽を聴くだけで、これまた胸一杯。映画でジュリー・クリスティが扮したララの姿が目に浮かびます。

現在のアイスダンスで私が一番期待、注目しているは、アメリカのマイアとアレックスのシブタニ兄妹である。昔のアメリカのミュージカル映画のダンスシーンを思い出せる優雅さ、品の良さに魅了されます。SDは4位でしたが、フリーでは逆転の3位。どのような逆転劇を演じたのだろうか?放送が楽しみです。
驚かされたのはロシアのエレーナ・イリニフ&二キータ・カツァラポフ組。昨年の世界ジュニアの優勝者である。
独創的なダンスの凄さ!そして真っ黒の衣装のエレーナ・イリニフの美しさ!
また、私にとって、もう一組注目のコンビが増えてしまった。
これからのアイスダンスはシブタニ兄妹とイリニフ&カツァラポフ組の成長如何で、ますます楽しくなるでしょう。ソチ冬季オリンピックでは表彰台に立っている予感すら感じさせます。

今シーズンはバーチュのケガで不本意なシーズンでしたが、久し振りにバンクーバー冬季オリンピックの金メダル、テッサ・バーチュ&スコット・モイヤ組の健在振りを見て本当に嬉しかった

そしてメリル・デイビス&チャーリー・ホワイト組!
今シーズンのSDは歌劇「ラ・ボエーム」と「椿姫」の音楽。オペラの大好きな私にとって何度見ても、拍手喝采です。
特に「ラ・ボエーム」で私の大好きな「ムゼッタのワルツ」に乗ってのステップの美しさは何度見てもため息が出ます。

さて今日の夕方は、いよいよ楽しみにしているフリーダンスの放送があります。
ちょうど、その放送時間の頃は運よく?家に家族は誰もいないので、私は、まわりを気にせず、自分の世界に浸れそうです。


最後に本日聴いたCD
ワーグナー 「ジークフリート牧歌」 クナパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィル
ワーグナー 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」より第3幕 ベーム指揮による1068年バイロイト音楽祭でのライブ録音 
エルガー  「エレジー」
ヴォーン・ウイリアムズ 「タリスの主題による幻想曲」「揚げひばり」

あれから5年

2011年05月09日 23時17分20秒 | 荒川静香さん
荒川静香さんの公式オフィシャルサイトに、荒川さんのメッセージがありました。

5月8日は荒川さんがプロ宣言して、ちょうど5年。あれから5年。現在、プロスケーターとして一段と輝きを増しています。
8月末のフレンズ・オン・アイスが楽しみです。

メッセージ

さて、下の写真はプロ宣言の時の記者会見での写真。



5年経っているので掲載していいか!?
パソコンに取り込んでいる多くの荒川さんの写真の中で大好きな写真です。

「N響アワー」のノリントン

2011年05月08日 22時15分45秒 | NHK交響楽団
久し振りにNHK教育放送の「N響アワー」を見ました。
指揮者はロジャー・ノリントン。プログラムはベートーヴェンの交響曲第1番とエルガーの交響曲第1番。興味深々。
冒頭、大震災での犠牲者の方々を悼んでエルガーの「エレジー」が演奏される。本当に、しんみりとする作品である。この作品のCDがあったはずと捜してみると、やはりありました。バルビローリがニューフィルハーモニア管弦楽団を指揮した録音。(EMI盤)休みの日に、もう一度じっくりと聴く事にしましょう。
さてベートーヴェンの交響曲第1番。私にとって第1番も第9番も、作品の規模は違いますが作品の重さは同じである。
ノンヴィブラート奏法による演奏。私は古楽器によるベートーヴェンの演奏が苦手である。聴くたびにベートーヴェン自身の頭の中では、もっと凄い響きが鳴っていたのではと思ってしまうからです。しかしノリントンの指揮でモダンオーケストラによる演奏となると、興味を持って聴いてしまいます。そして、さすがN響。見事である。
従来の演奏で第1番を演奏すると、どうしても古典派、ベートーヴェンの初期の作品という枠に、はめられてしまいますが、ノンヴィブラート奏法による演奏で聴くと、響きがストレートだけに、ベートーヴェンの音楽の持つ斬新さが強く伝わってきて、面白かった。地味な第2楽章のアンダンテが良かったな。
今回第2番も演奏されたとのことなので、こちらも早く聴きたい。息の深い第2楽章がどのように演奏されたのか、こちらも興味深々。

後半のエルガーの交響曲第1番は私の大好きな作品です。初演ではハンス・リヒターが指揮した作品。
残念ながら放送は第4楽章のみ。これでは作品の素晴らしさは伝わらないので、本当に残念。この交響曲の核心は第1楽章だと私は思っています。
6月にBSで全曲放送予定とのことなので乞う御期待である。

ピアノ協奏曲「黄河」

2011年05月07日 23時00分40秒 | 音楽
ピアノ協奏曲「黄河」などの中国の音楽を収録したNAXOS盤が、やっと届きました。
今年の1月のフィギュアスケートの全米選手権の女子フリーの放送でクリスティーナ・ガオ(コーチはあのブライアン・オーサー)の演技を見ていて、音楽がピアノ協奏曲「黄河」であることを知り、興味を持ったことをコメントしたところ、シフ様よりCDの情報をいただき、すぐにNAXOS盤を手配しましたが、約3ヵ月後、やっと手元に届きました。本当に情報ありがとうございました。
これまでピアノ協奏曲「黄河」は1度だけ全曲を聴いたことがありました。
日中の国交が回復してまだ間もない私が高校生の頃、中国のオケが来日して、この作品の演奏をNHKの放送で見た記憶があります。
改めて聴いてみてラフマニノフもびっくりのロマンである。問答無用の堂々たるロマンである。とにかく面白い作品でした。
しかし何と私は節操の無い聴き方をするのだろう。本能のまま、思うがままである。
私のクラシック音楽の大きな柱はベートーヴェンとブルックナーの音楽、そしてワーグナーとヴェルディなどのオペラが中心である。そのつもりでいる。
しかし、それでも脱線してしまう。やはり私は正統なクラシック音楽の聴き手ではないようである。チョイスする演奏家もワヤクチャである。
やはり、特にフィギュアスケートの影響が大きいようである。
キム・ヨナの「揚げひばり」を見てヴォーン・ウィリアムズに走り、今ブリテンに興味を持っている。また中野友加里さんの演技を見てクラシックバレエに目覚めグラズノフの音楽にたどり着いてしまった。
これからも、どんな脱線をするのか、何故か楽しみです。面白いCDの情報があれば大歓迎です。


2011年、世界選手権、女子フリー

2011年05月06日 09時16分29秒 | 2010-2011年シーズン
世界選手権、女子シングルのフリーの録画(CSでのJ SPORTSの放送)を、最初のグループから最終グループまで、やっと全て見終わりました。
参加した各国の代表による熱の入った演技は順位や得点は別として、長時間でしたが時間を経つことを忘れて見る事が出来ました。やはり世界選手権である。4年に1度のオリンピックは別として、世界最高の競技会であることを実感するものがありました。
そして、その頂点に安藤美姫さんが立ったことは本当に感概無量。演技の美しさ、安定感など、まさに世界のトップのスケーターであることを見せつけられました。
エキシビションでの解説の藤森美恵子さんの「前回の世界チャンピオンの時よりも数段、上です」というコメントが全てでしょう。

悲喜こもごも。
ケガをおしてのレイチェル・フラットの演技は見ていて本当に辛かった。私は彼女のダイナミックな演技が大好きです。今回は、彼女の良さを全く見る事が出来なかったのは本当に残念。キス&クライでの彼女の悲しそうな表情を見ていると、私も本当に辛くてたまらなかった。しかし彼女は全米選手権の優勝経験のある実力者。ケガをしっかりと直して、来シーズン、元気な姿を見せてくれることを願うのみである。
浅田真央さんに関しては後日、今シーズンの総括も含めてコメントしたいと思います。
私が今回、一番表彰台に立って欲しかったのはアリッサ・シズニーでした。それだけに最初のジャンプの失敗による転倒は残念でした。しかしスピンやスパイラルの美しさはやはり世界最高のものがあったので、返す返すジャンプの失敗が悔やまれます。しかし、今大会、シズニーは安藤美姫さんと並んで技のレベルの高さの誇示だけではないフィギュアスケートの持つ本来の美しさ、表現の豊かを一番見せてくれたと私自身、強く感じています。

この前のジュニアの世界選手権も含めてロシア勢の躍進に驚きました。着実に自国開催のソチ冬季オリンピックに向けて準備していると言う感を強くしました。
特に独特な衣装による「イーストウッドの魔女たち」の音楽によるアレーナ・レオノワの気合の入った演技は凄かった!ジュニア勢の躍進、何するものぞ!という気概に満ち溢れていました。
とにかく来シーズン、ジュニアも含めてロシア勢から目が離せません。
余談ですが地元の放送席でのスルツカヤの映像が何度か映されました。イリーナ・スルツカヤ!懐かしい!しかし、なぜフジテレビは荒川静香さんを現地へ送り込まないのだろう?一つ一つの演技に関する荒川さんのコメントを聞きたかった。そして荒川さんとスルツカヤのツーショットも見たかった。

3位はカロリーナ・コストナー。音楽はドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」
さすがであった。1月の欧州選手権も良かったのですが、今回は、それを上回る演技。
それにしても素晴らしいプログラムである。ドビュッシーの繊細な音楽をこれだけ氷上で表現できるとは、本当に驚きである。

そして2位のキム・ヨナ。GPシリーズ全て欠場して世界選手権での一発勝負で2位であるのは、さすがと言うべきでしょう。ただSPの時にもコメントしましたが、何か面白くない。技の一つ一つを専門家の目で見ると大変に高いレベルに違いないのでしょうが・・・
アリランなど自国のメロディの音楽。しかし、せっかくの自国の音楽にも関らず音楽と演技との一体感、熱っぽさを感じることが出来なかった。単なる技のレベルの高さの誇示のみ。安藤美姫さんやシズニー、コストナーと正に反対の世界。
SPでは真っ黒に爪を塗っての「ジゼル」。そんなジゼルってないよ!そこにはジゼルの喜びも悲しみもない。単にアダンと言う人が作曲した「ジゼル」という作品の音楽を使って、滑っただけか!?クラッシクバレエの好きな者にとって、ガッカリの巻。
昔のキム・ヨナは良かったな。ヴォーン・ウィリアムズ作曲の「揚げひばり」は今も忘れられないプログラムです。ヴォーン・ウィリアムズのたいへんデリケートな音楽に載っての演技。まさに表現者としてのキム・ヨナが確かにいた。
この数年キム・ヨナが得たもの、そして失くしたもの。得たものが私の嫌いな部分、失ったものが私の好きだった部分であるのは間違いありません。
来シーズンもGPシリーズも全て欠場して世界選手権一発勝負らしい。来シーズンGPシリーズを通じて浅田真央さんを筆頭に他の選手たちがソチ冬季オリンピックを目指して、今シーズン以上に、どんどんレベルを上げてきてくるはず。はたして今年の様に終われるのかな?来年の世界選手権はどう終わるのかな?キム・ヨナに関しては違った意味で注目である。

最後に村上佳菜子さん。けっして彼女のベストの演技ではありませんでしたが、彼女の演技を見ていて本当に気持ちが良かった。
GPシリーズと世界選手権の違いを正に実感したはず。それが彼女の今後の大きな財産になったはず。来シーズンのさらなる躍進を期待します。

来週はいよいよペアとアイスダンスの放送がやっとあります。ペアではザフチェンコ&ゾルコウィー、アイスダンスではシブタニ兄妹の演技をじっくりと見るのを楽しみにしています。



最後の本日聴いたCD
ヴェルディ 歌劇「仮面舞踏会」(全曲) パヴァロッティ(テノール)ショルティ指揮ナショナルフィル(デッカ盤)

世界選手権の浅田真央さん

2011年05月04日 09時47分26秒 | 2010-2011年シーズン
今年の世界選手権のエキシビションの録画(もちろんCSでのJ SPORTSのノーカット放送です)を、改めて見直しました。
本当に楽しかった。フィギュアスケートを見る歓びにあふれた素晴らしいエキシビションでした。
その中で、一点だけ寂しさを憶えたのは、やはり浅田真央さんが登場しなかったこと。真央さんが登場しない世界大会のエキビジションは、やはり寂しい・・・

SPは7位。今までの真央さんだったら、フリーで大逆転というケースなので、期待していたのですが・・・。
演技前のグループ練習直前のリンクサイドでの真央さんの表情を見て、今までのような何か強いオーラーを感じることが出来なかったので、何か悪い予感がしました。そして結果はご存知の通りである。
フリーの演技を見て、どこかケガをしているか、よほど体調が悪いのかと感じました。真央さんは、こういうことは絶対言わない方なので、よく分かりませんが・・・。大会後、足首の不調を発表したキム・ヨナと好対照である。

浅田真央さんに関しては何かモヤモヤした気持ちでしたがエキシビションの放送が終わる直前、解説の藤森美恵子さんと田村岳斗氏の真央さんに関するコメントを聞いて、何かホッとする、救われたような気持ちになりました。

アナウンサー:「(浅田選手は)まだ復活へ向けての途中でしょうか?」
田村岳斗氏 :「(今シーズンの浅田選手のプログラムは)2014年(ソチ・オリンピック)を見据えてのプログラム構成。(今シーズン)ほとんどの選手は苦手なジャンプをプログラムから外してフリーを滑っていますが、浅田選手は苦手なルッツやサルコウジャンプなどもバランスよく入れている。それは(今後)どんなルールに変更になったとしても全てが出来るようにしておこう、目先の勝利よりも2014年を目指したプログラム構成かなと思います」
藤森美恵子さん:「まさに、その通りだと思います」
田村岳斗氏 :「(バンクーバー)オリンピックが終わって、まだ1年ですから」

フィギュアスケートを知り尽くしている方々のコメントだけに、本当にありがたい!この解説を聞けただけでも、少しでも多くのフィギュアスケートの放送を見たいと思い、今年無理してスカパ!と契約をして本当に良かった!と実感しました。ますます地上波のフィギュアスケートの放送(特にフジ系列)を見なくなる私である。(荒川静香さん、ゴメンナサイ!)


最後に本日聴いたCD
ピアノ協奏曲「黄河」(NAXOS盤)
マーラー 交響曲第5番 プレートル指揮ウィーン交響楽団(1991年ライブ録音)
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」、交響曲第8番 クルト・ザンデルリング指揮フィルハーモニア管弦楽団 (1981年録音)





2011年、世界選手権、エキシビション

2011年05月01日 21時56分31秒 | 2010-2011年シーズン
世界選手権のエキシビションをCSの生中継で見ました。もちろん最初からノーカット。
地上波のように、これでもかと流されるCMや、今までのおさらいの連続も無いので、安心して演技を楽しむことが出来ました。
そして、フィギュアスケートの持つ美しさ、楽しさを満喫。放送を見ていて胸が一杯になりました。ますますフィギュアスケートへの愛情が深まりました。また、急遽、短期間でこれだけの大会を開催、エキシビションを準備したロシアに敬意を表します。
浅田真央さんが登場しなかったのは、たいへん残念ですが、豪華顔ぶれで、その寂しさを十分に埋めることができました。
私が期待しているロシアの世界ジュニア選手権2位、トゥクタミシェワも登場して嬉しかった。
レオノワのロシア民謡もたのしかった。
ペアのチン・パン&ジャン・トン、そしてサフチェンコ&ゾルコーヴィの息のあったペアの演技。これぞペアの真髄。拍手喝采である。

川口悠子さん&スミノルフは「千と千尋の神隠し」の音楽。おそらく東京開催に向けてのプログラムだったのでしょう。本当に心がこもっていました。東京の会場で見る事が出来なかったのは、やはり残念。

そして、やはり安藤美姫さん。美しかった!
アンコールはモーツァルトの「レクイエム」
「涙の日よ」を聴いていると、安藤美姫さんの思いが伝わってきて、大震災の後だけに、心に響くものがありました。

地上波では、どこまで放送したのかな?
明日も、お仕事。詳しいコメントは後日、改めて。