オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

もう一度、スターズ・オン・アイス2009

2009年02月02日 15時30分29秒 | 2008-2009年シーズン
1月28日BSで放送された「スターズ・オン・アイス」の録画をやっと見る事が出来ました。美しい画像で最高のスケーター達の演技を楽しむ事が出来てたいへん満足です。しかし、やはり録画を何度も戻して見たのは、荒川静香さんと中野友加里さんの演技である。

改めて映像で見直して、やはり特に中野友加里さんの演技の美しさは何と表現したらよいのかわからない!スパイラルやスピンの素晴らしさはもう言い尽くされていますが、表情が本当に素敵である。このところよくNHK杯で優勝した時の「ドン・キホーテ」や昨年の世界選手権での「スペイン奇想曲」の演技の録画を飽きもしないで見ています。魂を揺さぶられるような彼女の演技を今年の世界選手権で見る事が出来ない。何と言われても、どんなに非難されても今年の世界選手権に出場しないのは残念であるという気持ちを私は今も消し去る事が出来ません。
そして荒川静香さん。手の指先から脚の動きまでピンと神経が行き届いた演技。スタンド席のリンクから離れた場所からでも荒川さんの息ずかい伝わってきたがテレビでアップの映像で見ると、なお更である。
あれだけのメンバーが登場したのに中野さんと荒川さんの事ばかりになってしまい、また、お叱りを受けそうである。

最後に今回の公演の当日、会場で購入したプログラムは見事でした。美しいカラー写真での出場スケーターの魅力が満載!毎晩、仕事から帰ってきたら、こちらも必ず目を通しています。仕事の疲れを忘れるような気分がします。

(余談)
録画を見ながら私が「今度は一番前の広告の看板の後の席で見たい」と言ったら財務大臣閣下はこう言いました。
「座布団を持って行って、氷の上で正座して見なさい!」
失礼しました。

歌劇「椿姫」(ラ・トラヴィアータ)

2009年02月02日 11時25分43秒 | 今日、聴いたCD
歌劇「椿姫」(ラ・トラヴィアータ)(全曲)

レナータ・スコット(ヴィオレッタ)アルフレード・クラウス(アルフレード)レナート・ブルゾン(ジェレモン)
リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団、アンブロジアン合唱団
(輸入盤 EMI)1982年ロンドンでのスタジオ録音

(参考CD)
モンセラ・カバリエ(ヴィオレッタ)カルロ・ベルゴンツィ(アルフレード)ジェルリ・ミルンズ(ジェレモン)
ジョルジュ・プレートル指揮RCAイタリア歌劇管弦楽団・合唱団
(輸入盤 RCA)1967年ローマでのスタジオ録音

昨年暮れ、バッハの宗教曲全集のアルバムを購入したが、まだ「クリスマス・オラトリオ」を半分聴いただけである。半年で全CDを聴き終るつもりだったが、1年は掛かりそうである。いま予約を入れているCDはワーグナーのオペラばかりでる。自分自身の進歩の無さに呆れるばかりである。

さて歌劇「椿姫」である。このオペラの全曲CDには決定盤的なものが無い、理由は簡単である。マリア・カラスの全盛時代でのスタジオ録音が無い為である。確かにミラノ・スカラ座などでのライブ録音もあり、私もカラスのライブ録音は3種類、持っていますて、それなりに素晴らしいのですが、古いライブ録音の為、録音状態がよくなく。いつも聴こうとは思いません。
私が現在よく聴いているCDは1967年モンセラ・カバリエがヴィオレッタを歌っている録音である。デビュー間もないカバリエの美声は素晴らしいものがあり、指揮のジョルジュ・プレートルの演奏もオペラの雰囲気満点で、大変お気に入りのCDです。プレートルは昨年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートでも注目されましたがオペラの世界でも名指揮者です。

今回のムーティの1982年の録音のCDは1年ほど前、注文していた物で、私自身すっかり忘れていました。年明けそうそう、ひょうこりと届いて驚きました。
ムーティには1992年ミラノ・スカラ座でのライブ録音もありムーティの指揮自体は良いのですが肝心の歌手の声に魅力が無く二度ほど聴いたきりになっています。
1982年のムーティは1992年の録音と比べて音楽の若さの為か覇気が違う!音楽の強さを感じます。そして歌手が強力メンバーであるのも魅力です。スコットのヴィオレッタは、後年、私が気になった金属音的な高音もなく美声を聴かせてくれますし、ブルゾンのジェレモンも全盛時代の録音だけに、これぞヴェルディのバリトンの声と言いたくなるような素晴らしい声である。そして何と言っても素晴らしいのはテノールのクラウスの歌うアルフレードである。今まで聴いたアルフレードの中で最高でないかと思ったりしました。
1982年録音のムーティ盤は大変、気に入りました。今後「椿姫」の全曲CDを聴こうと思うと、このムーティ盤に手が伸びるでしょう。

参考ですが2007年ミラノ・スカラ座での公演の録画を収録したDVDの感想を書いた昨年12月の記事はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/0612-0523/e/c0c4b965b55fc510ce2495dd9be07900


なお、この記事の冒頭の歌劇「椿姫」の表記の横に()内に「ラ・トラヴィアータ」と表記させて頂きました。昔から、このオペラは我が国では「椿姫」の題名で親しまれていますが原題の「ラ・トラヴィアータ」(直訳すると「道を踏み外した女」)の方が、このオペラの本質が見えてくると思い、あえて表記させて頂きました。