オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

バンクーバーまで、あと2年。

2008年08月25日 15時21分00秒 | テレビ
北京オリンピックも昨日、終わり、今日の朝のワイドショーは北京オリンピックの名場面ばかり放送していた。私は今回のオリンピックが終わったとたん思ったことは「バンクーバーまで、あと2年」である。私は中学生時代の札幌冬季オリンピックのイメージが強烈だった為、どうしても夏の大会より冬の大会の方が血が騒ぐようである。
それでも仕事を終えて帰宅して見るテレビ番組はどうしてもオリンピックだった。
今回の大会では人それぞれ、心を動かされたシーンがあったと思いますが私はやはりソフトボールの金メダルである。上野選手の笑顔には「元気」をもらいました。またリアルタイムの放送で見たバトミントンの末綱選手・前田選手が中国の第1シードのペアを破った時も嬉しかった。バトミントンというスポーツがこんなにスピード感があり眼が離せない競技であるということを恥ずかしながら初めて知りました。残念ながらメダルには届きませんでしたがメダル以上の素晴らしさを見せてくれました。
反対に今回、1番残念だったのが野球。実況放送をみるたびにガックリ、イライラして疲れるのみであった。見なかったらよかった。今回のオリンピックで1番楽しみにしていたのはシンクロナイズド・スイミングでしたが放送ではメダルのことばかりで、この競技の美しさ、見所を伝えきれてくれなかったことが残念だった。実況のアナや解説無しの放送で見てみたいものである。

北京オリンピックが無事終わり、いよいよバンクーバー冬季オリンピックまで2年となりました。あと2年、私にとって短いようで、まだ長い。



「水の上で歌う」

2008年08月25日 09時46分03秒 | 今日、聴いたCD
最近、購入したCDで、じっくりと繰り返して聴いているのが、引退しましたが往年のドイツの名メゾソプラノ、クリスタ・ルートヴィッヒのデビュー50周年記念の5枚組のアルバム「クリスタ・ルートヴィッヒの芸術」である。(輸入盤 EMI CZS-5176082)
5枚のCDの中でオペラも収録されていますが、一番よく聴いているのがシューベルト、シューマン、ブラームス、マーラーなどのドイツ歌曲である。1950年代後半から1960年代の録音なので声の艶が素晴らしい。私は一部レコードでも所持していましたが、今回のCD化で一段と美しさを増したと思います。
このアルバムには私の大好きなシューベルトの歌曲 「水の上で歌う」が収録されています。大変、美しい旋律をもった、この歌曲は私は以前からルチア・ポップの美しく澄んだ声の録音を楽しんでいましたが改めてメゾソプラノのルートヴィッヒで聴くと一段と曲の深さを感じさせ別世界のようです。

この歌曲で歌われているのは、波をきらめく夕映えを思わせるような美しいピアノ伴奏にのって、のどかな舟遊びの情景の中で、流れるように歌われる人生のはかなさの感概と言ってよいでしょう。今回の録音でのピアノ伴奏のジェフリー・パーソンズの伴奏も絶妙である。

最後に、この歌曲の一節
「(前略)
 ああ、霧にぬれた翼をはばたきながら、時間は
 ゆらめく波の上を、私から消えていった。
 ほの光る翼をはばたきながら、明日もまた
 時間は消えてゆくのだ、昨日や今日とおなじく
 より高く輝く翼ににのって、私自身が、
 うつろう時の中に消えてゆくまで。」(詩 シュトルベルク伯爵)