オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

楽劇「ジークフリート」第3幕

2008年08月14日 16時36分28秒 | 今日、聴いたCD
ワーグナー 楽劇「ジークフリート」より第3幕(「ニーベルンクの指輪」全曲盤より)

アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)ヴォルフガング・ウィンドガッセン(ジークフリート)ハンス・ホッター(さすらい人)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団
(輸入盤)MUSIC&ARTS CD-4009 1956年バイロイトでのライブ録音

このところ休みの日はなぜかワーグナーばかり聴いている。ちょうど今頃ドイツではバイロイト音楽祭が開催されている時である。私自身、ぜひ元気なうちに一度でいいからバイロイト詣でをしてみたい。数年前、ある取引先の重役の方と会食をした時、ワーグナーファンである事がわかり、またバイロイトへも行かれた事もあると聴いて劇場内の音響や雰囲気を御聞きする事が出来、早く自分も!と思ったしだいです。

「ニーベルンクの指輪」は長大な作品なので全曲を聴くという事は時間的に難しいですが自分自身の好きなシーンを取り出しては、よく聴きます。こういう時、CDは大変便利です。私がリングの中で一番好きなのは「ジークフリート」の第3幕です。特にブリュンヒルデの目覚めの場面の「太陽に祝福を」からフィナーレのジークフリートとブリュンヒルデの愛の歓喜の二重唱までは聴きだすと何度も繰り返して聴いてしまいます。「神々の黄昏」での、この二人のその後を知っているだけに一層、感概深いものとなります。
初めて「ジークフリート」を聴いた時、二人の2重唱の中で「ジークフリート牧歌」が流れた時の感激は今も忘れません。

「リング」の全曲盤はショルティ指揮ウィーンフィルのレコード史上初のスタジオ録音が本命だと思いますが、どうしても私はクナッパーツブッシュが1956年バイロイトで指揮したライブ録音を手にしてしまいます。万全な録音状態ではありませんがクナッパーツブッシュが指揮するオケの響きを知ってしまうと、どうにもなりません。ショルティ盤にはたいへんお世話になったのですがステレオ録音のショルティ指揮のオケの響きが今は薄っぺらく聴こえるのは不思議です。
なおクナッパーツブッシュには「神々の黄昏」のみ発売された1951年のバイロイトでのライブ録音が演奏も録音も本当に素晴らしく、この年の「ジークフリート」の録音も残っていないものかと、いつも残念におもいます。(テスタメント POCC3002~5)

来月、輸入盤ですがベームが1968年バイロイトで指揮した「ニュールンベルクのマイスタージンガー」の録音がORFEOからステレオ録音で発売されるらしい。ハンス・ザックスはテオ・アダム。財務大臣の目を盗んでぜひとも購入しなければと思っています。