川塵録

「リーガル・ボディガード」国際弁護士・中山達樹の備忘録 ~人生ハ挑戦ナリ~

この冬は記録的少雪に 東京都心、まだ降雪ゼロ

2007年01月31日 | 社会・時事など
 この冬は記録的な少雪になりそうだ。気象庁が25日、発表した2月~4月の3カ月予報によると、2月も全国的に気温は高いと予想され、12月からの暖冬・少雪が続くとみている。北陸や東北では記録が残るこの半世紀で最も雪が少なくなりそうなペース。

 冬型の気圧配置が続かないことが一因で、全国的に雪も少ない。1月2日が平年の初雪となっている東京都心でもまだ雪は降っていない。これまで最も遅かったのは60年の2月10日。統計が残る1876年以降、東京で雪が降らなかった冬はない。昨年のこの時期、90センチあった新潟県長岡市の積雪はゼロ。金沢市や富山市も積雪はなく、北陸全体では24日までの降雪量は平年比9%。記録的暖冬と言われ、これまで最低だった88年~89年の30%(冬全体)を大きく下回っている。

 東北の22%も過去最低で、仙台市や岩手県大船渡市では雪は舞ったものの降雪の記録はゼロ。近畿18%、山陰22%、東海50%など各地で少雪だ。

 気象庁によると、全国的に平年より気温が高くなるのは01年~02年の冬以来5シーズンぶり。この冬(昨年12月~1月24日)の各地域の平年との気温差は南西諸島がプラス1.2度で過去3番目、東日本が1.0度で過去5番目の高さとなっている。

~~~~

asahi.comより。
雪降らないと心配です。
初めて「雪の降らない冬」になるのか。それは寂しい。
雪よ降れ~
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『日本人の正体』

2007年01月30日 | 
養老孟司、テリー伊藤。
いい。読みやすくていい。

養老さんは内田氏のように「意を尽くして語る」ってスタンスを
とらないけど、ほんといろんなこと考えてるね。

≪人間の脳や身体のためには、人間が作ったものではないものを
 毎日10分でいいから見つめるといい≫(養老)

 …月、星、木、草、花、海、川…東京にはないものばっかりだね。
  俺毎日10分も見てないや。道理でこのブログにも花鳥風月が
  登場しないわけだ。こりゃイカン。

≪昔ならば人間関係のストレスを自然の中である程度解消できて
 いたのが、自然世界が身近になくなったから、人間関係のストレスを
 人間関係の中だけで解消しようとしてイジメになっちゃう≫(テリー)

 …イジメ云々への因果関係はともかく、自然に接しないとストレス
  たまるだろうね。愛犬アリスの散歩道、俺はあえてアスファルト
  じゃない土の遊歩道選ぶもんね。犬もストレス溜まってるかなと
  思って。

≪少なくとも第9条。あれは変えなきゃいけない。(中略)
 言葉という意味で言っているわけです。あの憲法は、そもそも
 法律として使ってはいけない言葉が入っている。

 「国際紛争を解決する手段としては武力はこれを永久に放棄する」
 って書いてあるでしょ。法律の中に、つまり、人間が作る文章の中に、
 「永久に」なんて言葉を入れちゃいけない。(中略)
  
 言葉に対する信頼を回復するためには、そういうデタラメをまず
 常識として排除しなければいけない≫(養老)

≪「絶対、返すから」って言って金を借りるヤツに限って返さないって
 いう話と同じですよね。「絶対」なんて、そもそもありえないんだから。
 「絶対」って口にしてる時点で、もうアヤしい≫(テリー)

 …やっぱり養老さんって改憲派なんだ。
  でもこの指摘は新鮮。

≪どこの国が、かつての日本のように植民地に国家予算の40%も
 投入したところがあるかっていうの≫(養老)
 
 …日本は植民地にいいこともたくさんしました。
  こんな当たり前のことを言ったら、
  10年前は大臣が更迭されましたよね~

・アメリカは太平洋戦争後も50年、世界中に軍隊を出しっぱなし
(戦争を継続し)、しかも≪白人相手の戦争はほとんどしたことがない≫

・小泉首相が靖国神社に行くのは結構だ(養老)

・アメリカ人は真っ赤なウソをつく、≪だってさ、あの平和憲法を
 こっちに押し付けておいて、2~3年もしたら「軍隊を作れ」って
 言ったんだから≫(養老)

・≪僕は天才という言葉使わない≫(養老)
 
 …同感。人を天才呼ばわりする人って、
  自分の理解力不足を露呈しているような恥ずべき行為だと思う。

・テリーのストレス解消法=スポーツ、でもスポーツそれ自体では
 なくて、スポーツによって自分への自身を回復すること、それが
 ストレス解消につながる。
 つまり、スポーツは目的ではなくて、手段。
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無題

2007年01月30日 | 日記・雑記・独り言
ナイスな題名を考える余裕なし。
すんません

■ 腰痛の原因

まだ僕の骨盤は前傾している。寝てても呼吸が浅いことに気づく。
骨盤が前傾すると「出ッ尻」みたいな姿勢になるから、腹式呼吸で深く息を吸え
なくなる。かなりストレスフル。腰痛だと何がいやって、覇気が出ないんだよね。

腰痛の原因は、僕の場合、大腰筋の収縮+仙骨周りの筋肉も収縮→骨盤が前傾→S字の湾曲が大きくなる→腰に負担、っていう関係なのかな。

デスクワークが原因で腰痛になっている人ってみんなこれが原因なんでしょうね。座っている姿勢って、立ってるときより骨盤を前傾させているから。ストレッチしよ。

佐伯先輩の稽古で「足を頭上に上げる」ストレッチをよく教わりましたが、あのストレッチが腰周り(仙骨付近)の筋肉を伸ばすのに効くね。

出っ尻といえば、ハイヒール履いた日本女性ってみんな出っ尻で「股座(またぐら)にゆで卵を挟みながら」歩いているように見える。腸腰筋が縮こまってそう。

■ ある男女

粗野な言動を男らしいと勘違いする男
 …いますね、特に20代前半に。
 
弱気な言動を女らしいと勘違いする女
 …これもいそう。 
 
■ 9条2項に関する独り言

 9条2項が理想であるということを自明として議論をスタートさせる人はもは
や僕には説得力はない。まずなぜ9条2項が理想であるかを丁寧に論理的に示し
てほしい。実現可能性のない「空想」を「理想」と崇めるのだとしたら、そんな
無責任なことはない。それとも、アメリカに守ってもらい続けるのが理想だと本
気で思っているのだろうか。

 護憲論者は言った、「憲法9条は壮大な実験なんだ」。国家を実験台にするの
は、戦前戦中の大日本帝国で終わりにしてください。

 軍隊鍵掛け論でいけば、「鍵のない家」を理想だという人はいない(石垣島あ
たりにはいるそうだけど)。みなさんも今日出かけるとき鍵をかけてきましたよ
ね? 法律で「家に鍵を掛けてはいけない」って条項があったら、それが理想だ
として堅持するのか。軍隊を持つということと侵略戦争をするかという話は別の
話。護憲論者はすぐ「軍隊を持つと必ず戦争につながる」っていうけど、ほんと
なのかね。自衛隊の海外派兵はそんなにいけないことなのかね。

 9条2項を本当に実現可能性がある理想だと思っている人は世界中で一部の日
本人だけなのではないか。同条項の思想性・メッセージ性が世界でどれほど知ら
れているのだろうか。

■ 「使える!ギリシャ神話」斎藤孝

 どうなの、この題名。なんでもかんでも「使え」なきゃいけないの?
 むしろ「使えない」ことに意義がある、って言い方はできないのか。
 この題名からは、「使えないものに意味はない」的なプラグマティズム・即戦
力重視・実利的実用的価値観がうかがえます。
 
 この題名に飛びつくほど俺は軽薄ではない。レジにもっていくの恥ずかしいじゃない、「コイツも rat race にエントリーしてるんだ~」って思われそうで。
 
 「教育のアウトカムは数値的に評価できない」(@内田樹)
 斎藤先生、題名は失敗していると思います。 

■ 最近読んだ本

 『日本世間話大全』伊丹十三
 『どくとるマンボウ回想記』北杜夫

 特にここに書くべきことはなし
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『下流志向』

2007年01月30日 | 
内田樹の最新刊。
平易な言葉でロジックを積み立てる「内田節」。
冒頭から70ページくらいまでかな、「人を説得する」には
どうすればいいか、のヒントがあるかも。
途中から読まないで最初から読むといいと思います。

■ 日本の子どもは統計的にいちばん勉強しない

 …こういう事実を聞いて「なんとかしたい!」って思う人と
  「あ、そうなの、そりゃひどいね~」で終わる人の2種類が
  いると思う。愛国心の量の多寡でしょうか? 僕は前者。

■ six pockets

 …両親と祖父母の計6人からお小遣いをもらえる一人っ子のこと。
  子どもが少なくなると、子どもは消費者として最初に社会経験を
  積み、それが学級崩壊の原因につながると内田氏は論証する。
  なかなか説得的です。

■ 「加害-被害のスキーム」について内田氏も批判している

 …安易に被害者面したくない。

■ 幼稚な堀江さん

 野球チームを持ちたいとか宇宙旅行したいというホリエモンの
 欲望は、「6歳の子どもでもそれを欲しがる理由が理解できる」

■ 師の条件

 ≪「師であることの条件」は一つでいい(中略)
  「師であることの条件」は「師を持っている」ことです。
  
  人の師たることのできる唯一の条件はその人もまた
  誰かの弟子であったことがあるということです。
  それだけで十分なんです。弟子として師に仕え、
  自分の能力を無限に超える存在とつながっているという
  感覚を持ったことがある。
  
  ある無限に続く長い流れの中の、自分は一つの環である。
  長い鎖の中のただ一つの環にすぎないのだけれど、
  自分がいなければ、その鎖は途切れてしまうという
  自覚と強烈な使命感を抱いたことがある。
  そういう感覚を持っていることが師の唯一の条件だ≫

 …わかる。この自覚と使命感。

■ 言葉の教育

 ≪よく「うちの子どもは言葉づかいがよくない」とこぼす親が
  いますけれど、たいていの場合、そういうことを言う当の親が
  ろくな言葉遣いをしていない。
  子どもが礼儀を知らないのは、子どもが礼儀正しい仕方で
  人に接する大人を身近に見たことがないからです≫

 …全く同感

■ 均質的な日本社会

≪「日本社会は均質的で、アメリカ社会は価値観が多様である」
 というような言い方って、それ自体が日本人の均質的なものの見方の
 「見本」みたいな言葉づかいだと思うんです。(中略)
 
 「だったら均質的な社会でいいじゃないか」というような横着な
 物言いの方にまだしも多様性の芽があるわけで、「均質的だから
 多様化しよう」という発想そのものがすでにして絶望的なまでに
 均質的なんです≫

 …こういうところホントに内田先生ってアタマいいなあと思う。

■ アメリカの多様性

 ≪アメリカの多様性というのは、多文化の併存ということであって、
  個々の文化圏の内部はやはり均質的です。WASPならWASP
  の中に多様性があるかといったら、これは全然ないのです。
  硬直的なまでにパターン化している≫

■ ちょっとキザですが

 ≪宇宙には起源があり、終末がある。時の始まりがあり、終わりがある。
 (中略)自分がこの広大な宇宙の、他ならぬこの場所に、他ならぬこの
  瞬間に、他ならぬこの人といっしょにいるという事実に、人知を超えた
 「何か大いなるもの」の意思を感知できると、人間はとても豊かな気持ちに
  なれる≫

 …講演最後の「締め」のセリフとして。
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「あ、袋は結構です」

2007年01月28日 | 日記・雑記・独り言
毎日使う言葉。
コンビニで買っても僕はコンビニ袋に入れてもらわない。
ゴアの映画を観る前からね。家からコンビニは1分だし。

昨日渋谷の紀伊国屋でハードカバーを2冊購入、
それから246を渡って道場に戻ったのですが、
5分くらいの道のり、手で持っていこうと思って
「あ、袋は結構ですわ」。2冊をハダカで抱えて道場に戻る。

英国人曰く、ヨーロッパでは買い物袋は有料らしいですよ。
直に日本もそうなるか。

僕が毎日1袋を使わなければ年間300袋強の節約、
このブログの300人強の読者もそうしていただければ、
10万袋の節約。

10万袋ってどれくらいの容量なんだろ。

 ※ 手前:「正座」 
   奥:「スコーピオン」。これも大腰筋を伸ばすストレッチ。
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腸腰筋(大腰筋)のストレッチ

2007年01月28日 | 食・健康・カラダ
ここ一週間くらい、大腰筋が縮んで猫背になりがち。
昨日今日はさらに悪化して呼吸が浅くなった(=腹式呼吸していない)
のに気が付き、こりゃヤバいと思いネット検索。

これ、なかなかいいね。結構効く。腰を床に下げるって書いてあるけど、
胸を張って天井を見て顎を思いっきり上げるのもいいと思う。

大事なのは呼吸。丹田(へそ下10センチ)まで腹式呼吸で
思いっきり息を吸ってみてください。
おへその下・恥骨の斜め上のインナーマッスルが
伸びているのが分かると思います。それが大腰筋です。

背中の曲がった老人は、
この大腰筋が縮まっていることが原因なのです。

腰痛の方、猫背の方、是非お試しあれ!

 ※ 写真は道場で行う腸腰筋を伸ばすストレッチ。
  通称「正座」。モデルはD上君。
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『ヨーロッパ退屈日記』

2007年01月28日 | 
伊丹十三。
いい。買いです。
彼はこの本によって世に出た。デビュー作にして最高傑作かも。

表紙に「この本を読んでニヤッと笑ったら、あなたは本格派で、
しかもちょっと変な人です」とありますが、当たってる。
読めばきっとそう思います。

カバー裏の紹介は、「上質のユーモアと、見識という名の背骨を
通した文章は、戦後日本に初めて登場した本格的な『エッセイ』だった」。

40年経ってますが、まったく色褪せてないです。
好悪・美醜をハッキリ表現しているところがいい。

人に嫌われることを厭わない勇気が爽快で潔い。
今の日本人って、人に嫌われることを恐れすぎかも。

~~~~

・≪シャンパンの栓を、ポンと音を立てて抜くのは、
  これは下品なことなのですね≫

 パリの超一流レストランで、ウェイターがシャンパンの栓を
 ぽんと音を立てて抜いたら、≪彼は即刻クビになる≫

・N・Mの筆順、左右の縦棒を先に書くのが正しい筆順
 こちら

・首実験(誤)→首実検(正)
 …これは知らなかった

・人前でズボンをたくし上げたり、ワイシャツをズボンにいれることの
 下品さ。
 …僕がサスペンダーを好むのもこういうことをしたくないからなのだな。

・もっと下品なのは、トイレから出てくるときに、
 ハンカチで手を拭きながら出てくる男。
 …女性でこういう人は見たことない。
  やっぱり女性の方が男性より上品だ。

・≪スポーツ・カーを運転するものなら誰でも知っていることだが、
  スポーツ・カーを運転するときにはできるだけブレーキを踏まない、
  ということが原則である。スピードを落とすときは、ギヤを低い方へ
  一段か二段シフト・ダウンして減速する。これは、なにがなんでも、
  そうでなければならないのだ。基本というものである。

  そういうスポーツ・カーに乗って、ブレーキ・ライトをちかちか
  させながら走っている。自分の無知を天下に告白している
  ようなものではないか≫

 …マニュアル派の僕としては喝采。
  カーブの前でブレーキを踏んでるオートマ車を見るたび、
  「ダサっ」て思っちゃう。

・英国では≪階級が上中下と画然と分かれていて、一番下を労働階級という
 (中略) 話す言葉も、立居振舞も、顔かたちも違う≫

 …大衆の側に立たんとする日本人は、英国にかかる階級があるという
  事実に触れることすら避けているような気がする。

・「その日暮らしの貧乏人」と卑下する著者が、
 ダンヒルのガスライターにイニシャルを掘り込むような(俗物)精神を
 一刀両断に葬り去るような悪罵として、
 「このミドル・クラスめ!」

・≪わたくしは、何が嫌いって、自分の不機嫌から仕事のチーム・ワークを
  乱す人間ほど嫌いなものはない≫

・≪告白するが、わたくしは、アメリカ人に対して、人種的偏見を持っている。
 殊に、あのアメリカ語というのが嫌いである。あれは一体なんだろう。
 英語を思いきり鼻にかけ、喉でつぶし、一体、誰が一等、英語を
 ネジクレて発音できるか、そこのところを、皆で一斉に競い合っている
 としか思えないのである。
  アメリカ語、というのは、わたくしにいわせれば大田舎言葉だ≫

 …僕がブッシュよりゴアを好きだったのも、ひとえにその英語の発音でした。

・彼が米会話教室を覗いたとき、
 ≪四流のアメリカ人が出て来て、「マイ・ネイム・イズ・リチャード・
  オイネスト」といいやがった。「オイネスト」とは何かね。
  自分の名前じゃないか。ちゃんと正しく「アーネスト」といえないものかね≫

・≪政治家は、先ず、優れた歴史家でなくてはならない≫

・英国では便所のことを絶対にトイレットと言ってはならない

~~~~

山口瞳は本書をこのように推した。
「私は、この本が中学生・高校生に読まれることを希望する。
 汚れてしまった大人たちではもう遅いのである」

まだ遅くない。書店へ急げ!
新潮文庫。
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『昭和という時代(下)』

2007年01月28日 | 
鈴木治雄って、エリートどころか日本のエスタブリッシュメントの
部類に入るのかな。商法で有名なバンブー鈴木竹雄の実弟です。

・≪辛い時に辛い顔なら誰でもするぞ。苦しいときに苦しい顔なら誰でもできる。
 そんなときにな、にっこり笑ってみろ。それがお前の力だよ≫
 (桂小金治の父親が小金治に宛てて)

 …似たようなシーンが『フラガール』にありましたよね。
  バスに乗り込むところ。あれはいいシーンだった。

・サッチャーと大平首相が会った際、サ女史から大平さんが政治家になった
 動機を訊かれて、大平さんが「デモシカ」で選択したって答えたらエライ
 サ女史は失望された由。

 …デモシカで首相にまでなれた。日本の戦後政治について考えさせられる。

・テレビのワイドショーや一般紙よりもスポーツ新聞の記事が大衆にとって
 影響力をもつ、とのエピソードを紹介した上で、政治家が大衆を
 指導していくべき、と鈴木は語る。

 …民主主義が正常に維持していくためには、少数エリートの存在が
  不可欠、というのが欧米での常識。これは中西輝政『大英帝国衰亡史』
  に詳しい。

  でも日本では「大衆の立場に立つのが善であり、正義である」という
  風潮があるような気がする。俺はやだね。大衆に成り下がりたくない。

  大衆からエリートに成り上がろうとする人間と、
  大衆を指導し啓蒙しようとするエリートの存在が必要なのかな。

  イギリスのように階級社会のない日本、そういう意味では
  「成り上がり」を否定すべきではないのか。

  日本のエリート層に一代で到達できるとすれば、欧米すくなくとも
  イギリスから見るとみんな「成り上がり」なんだろうね。

・日経朝刊「私の履歴書」、ほとんどは記者の聞き書きなんだってね

・茂吉の駄作

 父から院長職を継いだ直後、

  茂吉われ院長となりいそしむを
   世のもろびとよ知りてくだされよ

 微笑ましい。茂吉45歳。
 先日亡くなった長男モタさんが最も好きな歌らしいです

・三百代言

 ≪戦争中にある憲兵軍曹が民事の弁護士をつかまえて、おまえは
  どうして弁護士などという商売をやっているのか、もっとまともな
  商売に就けと言った≫

 日弁連の正式な記録として『日本弁護士沿革史』に載っている
 エピソード。三ケ月章の紹介。
 
 弁護士バッジをこれ見よがしにつける新人弁護士がいますが
 (某君の結婚式の二次会にそんな男が入ってきたのを見たときには
 哀れだった)、やめようねそんなみっともないことは。

・死刑制度

 「国が滅んでいくときには、まず最後の死刑囚の処刑をすませてから
  国は滅んでいくべきである」(カント)

 …死刑制度の存廃について語るなら、
  この辺までの哲学的考察を加えたいね。
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『真贋』

2007年01月28日 | 
吉本隆明。
彼の本は勢古浩爾に薦められてから読むようになった。

以下は本を読みながら考えたこと。

本を読むときって僕は常に何か書くものを携帯して、
思いついたことを余白に書き留めるようにしている。
書くものがないときは携帯のメモ機能を使い、
携帯も持ってないときは店員さんにペンを借りて
おてふきにメモったりします。

■ いじめとからかいの区別。

「対象となる児童に逃げ道を残すか」かな。
逃げ道を残すのがからかい,逃げ道を封じるのがイジメ。

■ 読書の弊害

≪世の中の一般的な価値観で言うと,本を読んだ方が本をあまり読まないよりも教養が身につき,思考が深くなって,人生が豊かになると考えられています。
 でも,僕は小説や詩を読むことで,心が何かしら豊かになるということを妄信的に信じている人がいたら,少し危険だと思います。(中略)
 もちろん,本を読むようになって,世間一般の人があまり考えないことを考えるようになったという利点はあるでしょう。
 でも,そうした利を得ると同時に,毒もまた得ると考えた方がいいと僕は思っています。(中略)
 どちらにしても確実なのは,何かに熱中するということは,そのことの毒も必ず受けるということです。(中略)
 文字を読めば感性が豊かになる,とばかり言われると,それはちょっとおかしいと思うのです。豊かにもなるだろうけど、同時に文学には文学固有の毒があるから、毒もちゃんとまわるのです。(中略)
 豊かにもなるかもしれないけれども、毒が回って世間的に役に立たない人間になることもある。毒の回り方は読む人それぞれかも知れませんが、何かに熱中した限りは必ずそういうものを受けます≫

 …読書ばかりしていると覇気を失うという文脈で。

■ 天皇は元首か

 元首にしてもいいけど、首相を元首にしておいて、日本だけ「元首よりも権威のある存在がある」っていう固有性をもたせるのもいいかもね。天皇はもともとは神道の神主、立憲君主制とかそういう近代の政治体系を超越したところにいる存在かも。

■ 首相の靖国参拝について

 ≪まわりがゴタゴタ言うことではない≫

 …へえ。そういう人なんだ。

■ 人間の動物性

 ≪人間が見た目を気にするのは、動物性の名残≫

 …アメリカ人が見た目を気にするのは、異民族がいる社会の中では動物性が重視されるから。
  (特に若い)男が別嬪さんに惹かれるのも、動物性の名残。いいとか悪いとかではなく。
  理系のサラリーマンいやサラリーパーソンか、どうでもいいや、そういう人がしわしわの薄っぺらいスーツ着てフケを積もらせているのに無頓着なのも、人間の動物性を重視していないから。
  若い女性がエステに通うのも…

■ 三島の生い立ち

 彼は祖母に乳母日傘で育てられ、例えば祖母は三島を実母から奪い自分の枕元から離さず、常に懐中時計をもって、三島の実母の乳がいくら張っていようとも三島の授乳は4時間おきに一定量と決まっていた。
 そんな三島の実母の述懐は≪私はこれで公威(三島の実名)の暗い一生の運命は決まってしまったと思いました≫。
 
 三島がマッチョになってあんな最期を遂げたのも、この生い立ちと関係がありそう。「家族からの無条件の承認」を満足に受けられなかったため、「異性からの性的承認」「社会からの能力的承認」を強く求めすぎたのかも。

 ここで三島が褌姿で屹立させた男根を誇示している写真を紹介しようと思ったけど、探せなかった。昔見つけたのに。

 ※ 写真はわき腹を伸ばしているT島さん。
  わき腹を伸ばすと胴体が柔らかく使えます。
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『昭和という時代(上)』

2007年01月27日 | 
鈴木治雄対談集。またカタい本でごめんなさい。

・財界では小林中と石坂泰三がゴルフを二人っきりでやってて,
 一切スコアは数えない。
 ≪君子の交わりというのか,君子のゴルフはスコアなんか数えない≫

 …俺がゴルフデビューしないのは,なまじ運動神経いいという自負が
  あるだけに,自分より運動神経が低そうなゴルフ好きにスコア 
  で負けたり,ハンデをもらっていること自体が沽券に関わるという,
  とても「ちっちゃな」理由なんだよね。

  30歳以降の運動部出身のゴルフ未経験者って,みんな多かれ少なかれ
  僕と同じようなプライドの危機を感じていると思う。
  僕をゴルフに誘う皆さん! 
  どうかスコアを云々するのは勘弁してほしいんですけど(わがままだな)。
 
・≪いくらなんでも,見合いしたらもう結婚しなきゃいけない。
  それを断ったら,先方の家に対する侮辱なんでね≫

 …大正二年生れの鈴木治雄の価値観。
  昔はそうだったのね。

・志賀直哉は,≪美的な感受性と倫理的な基準がぴったりしている≫

・≪喜びは二人だと二倍になる,悲しみは分かち合うと半分になる≫
 
 …ドイツの古諺。
  人はなぜ結婚するのか。その理由はここにあり。

 ※ 写真はわき腹を伸ばしているエンディ。
  泣く子も黙るエリート弁護士です。
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本を3冊買い5冊届いた土曜日

2007年01月27日 | 日記・雑記・独り言
昼は例によってカンティプール。
美味。ボクいろいろなインドカレー屋に行きましたが,
ここのルーとナンはかなりいい味出してます。
店主のオヤジもいい味出してる。

アマゾンからたくさん本届く。
稽古後の疲れで全部読破できないので,
目の前に食べきれないほどの高級料理を並べられたよう。

稽古は1時半から始まって,自主練を合わせると終了は5時半。
この頃いつもこれくらいの時間だ。

この頃我ながら細かく指導できていると思う。まだまだだけど。
最近こだわっているのが,移動稽古のとき,
足を地面に着く際に「足音を立てない」ようにすること。
これ大事だと思う。
ソケイ部の鍛錬になり,イザ試合のとき軽やかに足が動かせる。
水の上を歩くように,移動稽古しましょう。

 ※ 写真は「案山子」に恍惚の表情を浮かべるD上君。
   肋骨と骨盤と肩甲骨を三分化するためのストレッチです。
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カラテ雑記

2007年01月27日 | 空手
渋谷土昼のみなさま,今日も稽古お疲れ様でした。
いつもたくさん来ていただいて嬉しく思います。

今日の「相撲」は前屈の役に立ちましたね。
来週はこれを応用して「前手の下突き」を
腰から力強く打てるように稽古する予定です。

来週も頑張りましょう!

押忍

 ※ 写真は卍を喰らっている大助と,ヤナセさん。
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柔軟性について

2007年01月27日 | 空手
質問があったことと,入門を検討している人で
「身体カタイんですけど大丈夫ですか?」
という人もいるので,論じることにします。

結論から言いますと,カタくても全く問題はありません。
僕もかなりカタかったです。今は入門時よりはやわらかくなりましたが,
それでもまだカタいという自覚があります。

人間の身体は,当たり前ですが個々人によって
硬いところと柔らかいところがあり,股関節が
硬くても他の場所が柔らかければ上達に支障はなかったりします。

道場生を見ても,「開脚して上体を前傾させて,肘が付く程度」が
平均だと思います。

恥ずかしながら僕もその程度です。
でも横の股関節は硬くても骨盤の動きは多少柔らかいので,
自分より背の高い相手にカカト落とし決められます。
今は腰痛のため封印してますが。

さて,まずはご質問にあった股関節の軟化方法(股割り)ですが,
ネットで説明できるポイントを挙げると,

 1 毎日する(できれば朝晩。お風呂の後とか効果的らしいです)
 2 息を丹田から吐く(長く)
 3 力を抜く(特に肩の力)
 4 背筋を伸ばす(胸を張る)

くらいでしょうか。月並みですみません。

これを実践しても股関節がカタい人は,
胴体を柔らかくするといいでしょう。
ってもこれをブログで説明するのが難しいんだな…

具体的箇所としてはわき腹や腰の後ろなんですが,
これ以上は今はちょっと無理です…

 ※ 写真は渋谷道場土曜昼恒例の「卍」です(←命名はボク)。
  これやると腸腰筋が伸びて胴体が柔らかく使えます。
  モデルはそのちんとNグチさん。
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理想か空想か

2007年01月27日 | 政治
9条2項の維持,これを理想と捉えるか,空想と捉えるか。
これで護憲か改憲かが分かれるような気がする。

まず日本語の違いから説明すると,理想と空想の違いは,
実現可能性の有無でしょう。

「国家が軍隊を持たない状態」ってのが実現可能な理想なのか,
それとも実現不能な空想なのか。僕はもちろん後者です。

人間の想像力が及ぶ今後数十年(もしくは数百年?),
国家がなんらかの軍備をしない状態が実現するとは思わない。
「数百年以内に実現しそうにないこと」を理想として崇めるのは
おかしい。

護憲論者は9条2項が「理想」だと刷り込まれていると思いますが,
そうであれば,何年後くらいにそういう状態が実現するのか,
論拠を示して論じてほしい。そういう兆候があるのか。
私は寡聞にしてそういう人を知らない。

僕も留学経験とかあるわけではないので大きなことは言えませんが,
陸続きの国と島国では国防に関するスタンスが違うと思う。
陸続きの国では徴兵制が多いしね。

陸続きの国の考え方からすると,戦後日本人の考え方は
あまりにも naive と映っているような気がする。

9条2項は本当に「理想」なんですかね?

たしかにリクツだけで考えると「理想」ってことになりますが,
現実問題を考え併せると,「空想」に落ち着くんじゃないの?

「空想」状態を継続させることの弊害は,
今も日本人を冒し続けている。

 ※ さきほど考え付いたテーマのため論旨はまだ雑駁ですが,
  あえて雑駁なままで今日は本稿を閉じます。
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晴天の土曜朝

2007年01月27日 | 日記・雑記・独り言
■ GHQの3S政策

 スクリーン,スポーツ,セックス。
 これを日本人に与えて骨抜きにしようとしたらしい。
 スポーツ新聞がGHQの影響だとどれほどの日本人が知っているだろうか。

 最近ヒルズでよく映画見るようになったし,
 TSUTAYAでレンタルDVDも借りるようになったから,
 俺の週末,GHQの懐柔政策の言いなりになってるような…。
 でも空手は武道でありスポーツではない,ということにして
 日本人の矜恃を守ることにしよう(笑)

■ ブログは対話

 こうしてブログを書いているのも,著者との対話,自分との対話。
 たまに読者と対話もできる。独りでいる時間が長いと更新も多くなる。
 当たり前か。

■ 鈴木治雄

 千夜千冊で薦められて,最近読んでます。渋いでしょ。大学生以来かな,
 彼の本は。鈴木治雄と福原義春,共通項は,実業人にして読書家。
 「右手に算盤,左手に論語」の渋沢栄一のラインか。

 僕が彼らに多少惹かれるのは(渋沢とかあまり好きじゃないけど),
 適度な形而下と形而上のバランスが僕にマッチしているからかな。
 
 「五斗米のために腰を折る」商売人(←たぶんPCじゃないな,これ)は
 心を洗うために読書したくなるのか。 

 ある者は教会で心を洗い,僕は読書で心を洗う。
 心の綺麗な人と会話することでも心は洗われますね。
 Pureな子どもに接することでも心は洗われるのかな。

 独り者は,読書以外で何で心を洗うんだろう。座禅か。瞑想か。

■ 固有名詞の量

 最近人のブログを見て思うこと。固有名詞が少ないとつまらない。
 かといって,固有名詞ばかりだと,ウチワネタに終始している
 ことがあるから,それもまたつまらない。例を挙げると…

 (1) 内田樹 多
 
  適のときもあるけど,たまに多いときもある。マージャンネタとか。
  まあ多いくらいが丁度いいのかも。神戸在住なので,東京に住む
  僕には見知らぬ地名ばかり登場し,それがやや疎外感を感じさせる。
 
 (2) 杉本智則弁護士 少 

  守秘義務やプライバシーに配慮した結果でしょうか。

 (3) 有田芳生 適

  これくらいが丁度いいかな。銀座を話題にすることが多いので,
  東京人には親近感。
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