荒子川公園の日記

最近の出来事

第19回『日本最大のバッタ!』

2011年08月19日 | インポート

こんにちは荒子川公園のわたなべです。

 天気予報では、暑さの中休みで今週は、曇りや雨みたいですね

 この時期の雨は植物にとっての『命の水』にあたります。

 樹木園のケヤキ並木もここ最近の暑さで、葉をふるい始めています。

 だから、秋でもないのに葉っぱを落としているんですね これこそ植物の生き残るための能力ですね

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 話は変わりますが、花壇の水やりは『荒子川公園サポートクラブ』の皆様と私達公園スタッフが日々がんばっています。

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 そして、水やりをしていると普段気付かないことがみえてきます。

 そんな出来事が、今日のテーマ日本最大のバッタです。

 実は荒子川公園には日本最大のバッタ『ショウリョウバッタ』がいます。

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 よくみるとこんなバッタもいます。

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 【問題】 この2種類のバッタですが実は同じ『ショウリョウバッタ』です。

 なぜ緑色のものと茶色のものの両方がいたりして、まるで別の種類のようですね。

 これはなぜでしょうか?

 【答え】 生き物は生きるために様々な工夫をします。バッタやキリギリスの仲間などは、卵からかえった瞬間から体の色が決まっています。茶色か緑色のどちらかで、その色は一生変わりません。

 彼らの住んでいる環境は、川岸などの原っぱです。こうした場所はときに増水で水につかったり、野火などで緑が消えたりと、安定した環境ではありません。

 もし緑がないときに体が緑色だと、茶色の地面では野鳥などの害敵にすぐ見つかってしまいます。

 緑色と茶色、両方のバッタが生まれれば、草原ならば緑色のバッタが生き残る確率が高く、土の上なら茶色のバッタが生き残るでしょう。

 こうして、種として世代をつないでいくことができるのです。

 そして暑い荒子川公園の散策のあとは・・・・

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 【展示会】フラワーブラボーコンクール写真(春花壇)展 残り僅か21日までになります。

 ティールーム紫音 オリジナルメニュー

夏季限定ラベンダーカルピスかき氷 は絶品

 是非、今しか味わえない夏の荒子川公園をお楽しみください。  ~スタッフ一同心よりお待ちしております~