Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

向嶽寺(2015年9月22日参拝)

2015年11月20日 | 甲斐百八霊場
大満足の恵林寺の次は仏殿を拝観しに向嶽寺へ。

その名の通り臨済宗向嶽寺派の大本山で、
こちらは修行する為のお寺であって観光寺院ではありません。

なので私もいつも以上に気を引き締めて、
緊張感を持って参拝させていただきます。



所在地:山梨県甲州市塩山上於曽2026
宗派:臨済宗向嶽寺派
御本尊:釈迦如来
開山:抜隊得勝禅師
開基:武田刑部大輔信成
札所:甲斐百八霊場



【縁起】
臨済宗向嶽寺派の大本山で、開山は抜隊得勝禅師(恵光大円禅師)、
開基は時の守護武田刑部大輔信成である。

抜隊禅師は永和4年(1378)に甲斐に入り、はじめ市内竹森の地に草庵を結んだが、
康暦2年(1380)武田信成から寺地の寄進を受け、向嶽庵を命名し創建した。
寺名は「富嶽に向かう」からきている。

禅師の門下には俊英が輩出し、武田家歴代、特に晴信の厚い保護を受け、
寺領が安堵され法度・禁制が出された。

江戸時代に入ると度々火災に遭い、天明6年(1786)の大火で仏殿以下を焼失。
近年では大正15年に天明の大火以降再建された大方丈を焼失しているが、
復旧事業によりかつての隆盛が甦りつつある。

明治5年(1872)に輪番住職制を改め独住制となり、
京都南禅寺の所轄となったが、
同41年管長を置いて名実ともに別派独立の大本山となった。


【鎮守社】


手前に無料駐車場がありました。


【秋葉神社】



【中門】


これはいい。

高貴な方が通るに相応しい門です。


左右の築地塀は別名「塩築地」と呼ばれ、
漆喰に岩塩を混ぜて塩止めされた際の緊急用として造られたそうです。

甲斐は海無しの国でしたから、
まさに苦肉の策といった感じですね。


【通用門】


一般ピープルはここから入っていきます。


【境内】


広い境内です。

静寂かつどことなく我々一般人が入ってはいけない雰囲気が漂う。

それは修行の場独特の雰囲気であって、
決して新興宗教のような排他的な雰囲気では無い。




武田信玄公は出陣の際、「御旗楯無御照覧あれ」と唱和した国宝の鎧である
御旗楯無は天正10年(1582)、武田氏滅亡に際して、
武田勝頼の家臣の田辺左衛門尉により向嶽寺の杉の下に埋めたそうです。


【放生池】


橋は渡れないようになっていました。


【仏殿】




天明6年(1786)の大火で焼失、
約200年前の文化年間に再建されたもの。

まさにゴマラー好みの建築物です。


【内陣】


いかにも臨済宗といった内陣には、
釈迦三尊像が祀られ、天井には龍図が描かれていました。


【釈迦如来石像】



【御堂】



御朱印は初めから無いと思っていたので、
雲水さん達と出会っても挨拶しただけ。

どうやら書置きならいただけたようです。

恵林寺近くの放光寺をスルーしてまで仏殿を見に来ただけあって、
仏殿を見た時の感動だけで充分です。


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