
今日は所用があり日帰りで東京へ。
新幹線で品川駅を経由、
小田急小田原線代々木上原駅に到着。
東京にはまだまだ参拝したい神社仏閣はあるが、
今日は余り参拝する時間も無いので、
仏教や神道じゃない他宗教の施設を訪れることにした。
代々木上原駅の近くには日本最大のモスクがあり、
その礼拝堂の美しさは類を見ないほど。
その美しさをネットで見てから、
いつかは訪れたいと思っていたので嬉しいです。
所在地:東京都渋谷区大山町1-19
宗派:イスラム教
開館時間:午前10:00~午後6:00
拝観料:無料
【縁起】
大正6年(1917)にロシア革命が起こると、
ロシア帝国に住んでいた回教徒・トルコ民族の多くは国外に避難、
特にザバイカル州及び満州在住の回教徒商人ら約600人は日本に移住。
そのうち約200人は東京周辺に居住し、
タタール族の僧正クルバンガリーらは、大正13年(1924)東京回教徒団を結成。
ジャーミイとはトルコ語で金曜礼拝を含む、
1日5回の礼拝が行われる大規模なモスクを表わし、
人の集まる場所を意味するアラビア語を語源としている。
前身である東京回教学院は昭和13年(1938)に、
ロシア帝国出身のタタール人達の為のモスクとして設立された。
同モスクが老朽化のため取り壊された後、
亡命タタール人たちがトルコの国籍を取得していた縁から、
トルコ共和国宗務庁の援助によってオスマン様式で再建され、
平成12年(2000)6月に開堂した。
【全景】


ミナレットという礼拝時刻の告知をする為の搭が印象的。
外観がとても美しい。
【入口】

どうしてもイスラム教のモスクとなると、
入って良いのか躊躇ってしまいますね。(^^;
ここは基本的にウェルカムな姿勢なので、
安心して入ってください。
【ロビー】

人生で二度目のモスクに入りました。
やっぱり少し緊張する。(^^;
【多目的ホール】


一階には広いホールと事務所があり、
こちらでは色々なイベントが行われるそうです。
また、お偉いさん方が来られた時に、
ここで会談する場所かも知れないですね。
軽く見学してお目当ての礼拝堂へ。
【洗い場】

ここで身を清めるんでしょうね。
【階段】

礼拝堂は二階にあります。
【境内】

あの建物は階段出入口に雨除けとしてありました。
【礼拝堂】



とても美しい外観です。
渋い日本の美が好きですが、
こういう華麗なる美も良いもんです。
【注意書き】


女性の方は服装が特に注意が必要です。
しかし、入口を入ったらすぐに、
黒いストールのようなモノがありました。
【聖堂内陣】




美しい。
これは凄いと呟くほど。
【ドーム天井】


まさに芸術。
ただただ美しい。
感動です。
【聖堂内陣】



三階に行って上から撮影したかったが、
女性しか行ってはいけません。
【ステンドグラス】



キリスト教の教会のステンドグラスより綺麗ですね。
【ミフラーブ】


日本語では聖龕(せいがん)と言い、
カアバの方向を示す礼拝堂内部正面の壁に、
モスクのキブラ壁に設置された窪み状の設備とのこと。
【ステンドグラス】

【ミンバル】

これは説教壇と呼ばれるものだそうです。
それにしても聖堂内の全てが美しくて、
時間があれば幾らでも見ていられますね。
しかし、私には行かなければならない教会がある。
名残り惜しい気持ちを持ちつつ聖堂を後にし一階へ。
【休憩室】

1階の休憩室です。
こちらも美しいです。
【トルコ紅茶】

チャイでしたが美味かったです。
【デーツ】

この得体の知れないものは何ぞや。(^^;
漬物みたいなモノなのかと食べるのを躊躇う。(苦笑)
でも、意を決して一粒食べてみたら、
甘くて美味しい。(^^
デーツとはナツメヤシの実のことで、
イスラム教の聖典コーランには神の与えた食物、
キリスト教の旧約聖書ではエデンの園の果実とされる。
またイスラム教徒がラマダン明けに最初に口にするのがデーツと言われる。
美味いしお腹が減っていたので5個いただきました。(^^
【銀食器】


トルコのお土産が一階で売っていました。
その中で気に入ったのがコレ。
思わず衝動買い。(^^
【外観】

東京ジャーミイは大満足でした。
また訪れたいです。