Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

葛木坐火雷神社(2013年11月16日参拝)

2013-12-30 | 神社
今日のテーマは天孫降臨の高天原伝承地にある
神寂びた古社を訪ねロマンを感じようです。


歴史情緒溢れる葛城古道を歩き続けるのはさすがに無理なので、
古道近くの30号線を車で走りながら神社仏閣を巡っていきます。


まずは葛木坐火雷神社からスタートです。
葛木坐火雷と書いて「かつらきいますほのいかづち」と読みます。


所在地:奈良県葛城市笛吹448
主祭神:火雷大神、天香山命
創建:不明
社格:式内社(名神大)、郷社



【由緒】
御創建は神代とも神武天皇の御代とも伝えられるが詳らかでない。

しかし、当社に伝わる旧記には笛吹連=当社の祭祀を代々受け継ぐ持田家の先祖の祖 
櫂子(かじし)は火明命の後にして崇神天皇の十年建埴安彦を討ちて功あり 
天皇より天磐笛を賞賜せられ笛吹連の名を命ぜられるとあり、
崇神天皇の御代にはすでに当社が鎮座していたことが伺える。

平安時代に全国数万の神社より特に霊験灼かな神社を記載した延喜式神名帳には、
葛木坐火雷神社二座並名神大月次相嘗新嘗』と記されている。
ここに記された神社を式内社というが、延喜式内の神の数は大中小社併せて三一三二座あり、
神社の数は二八六一社在る。
 
そのうち七一座のみ、祈年祭、月次祭、新嘗祭、相嘗祭に朝廷より幣帛を賜った。
御祭神火雷大神、天香山命はこの七一座に御加列になり、
その上名神大社に列せられたばかりでなく、国の大事には必ず勅使が参向され幣帛を捧げられた。

火雷大神を奉る火雷神社と笛吹連の祖神天香山命を奉る笛吹神社の二社は
元々別に祀られていたようだが、延喜の制以前にこの地に祀られたのではないかと考えられる。

天香山命の子孫 笛吹連が代々この地に住み、祖先神に奉仕し、この土地を笛吹と称えた。
その為か、現在も正式な葛木坐火雷神社という名よりも
笛吹神社という名の方が地元の人々にも親しまれている。


【鳥居】


なかなか良い雰囲気を感じます。


【石段】



【境内社】





【境内】





【加農攻守城砲】


清々しい境内の真ん中にいきなり大砲が現れてビックリした。

日露戦役の記念として明治42年に政府より奉納されたものだけど、
人を殺す兵器が神社にあるんですね。


【境内社】





【拝殿】




ちょうど七五三の祈祷がされており、
残念ながら拝殿の中に入ることは出来ませんでした。

拝殿の中から見る本殿がとても気品があるので見たかったんですけどね。


【狛犬】



【本殿】



【古墳】




本殿の裏に古墳が祀られているのも興味深いですね。


【紅葉】



【御朱印】