山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

オレンジワイン復活 一升瓶ワイン 笛吹ワイン

2019-01-26 12:26:51 | ワイン四方山話

一時期、当店在庫が欠品した、笛吹ワイン(笛吹市御坂町)の、オレンジワインが入荷です。

オレンジワインは、最近流行の呼び方です。

今までは、甲州醸し(かもし)、または醸しワインと言っていました。

岩崎醸造(勝沼)に、以前甲州醸しの一升瓶ワインがあり、よく売れていたのですが、岩崎醸造の方針で終売になってしまいました。

720mlでは、何社も発売していますが、一升瓶は笛吹ワインだけです。

裏ラベルに記載されている通り、甲州種ぶどう(白ワイン)の皮を取り除かないで、ワインを作ります。

赤ワインの製法です。

皮には、ポリフェノールなどの渋味成分があります。

白ワインには不向きな味ですので、白ワインを作るときには、葡萄の皮を素早く取り除くのですが、甲州醸しでは取り除きません。

よって、甲州醸しワインには、通常の白ワインにはない、渋味またはえぐみがあり、違和感があります。

その違和感が最近流行りで、オレンジワインとして認識されるようになりました。

渋味、えぐみをどこまで出すかが、各ワイナリーの特徴になります。

葡萄の皮には色素がありますので、ワインがオレンジ色になります。

明治時代、国産ワインの勃興期の甲州ワインは、醸しワインだったと言われています。

甲州種の葡萄なので、伝統的に各社価格を抑えています。

是非1度飲んでみてください。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#fuefuki

 

 

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