慢性病の主治医はご自分自身! その80

　また、傷害も、その発生する程度はピンからキリまであります。傷害は上記しましたように血液の流出を招く原因となります。
　傷害は血液流出に至らないまでも、細胞の破壊を伴うことですので、或る特定組織の傷害が高度に起こった場合には、その組織の機能低下を招くこととなります。

　何度も記してきていることですが、傷害は病気発症の主要因なのです。
　その証拠は、何の病気であるのかを診断する手段として血液検査を行い、元来細胞内にあるべき成分（主には酵素）がどれだけ血液中に漏れ出ているかを調べております。多く漏れ出ている成分の種類を知ることにより、どこの組織が病的状態にあるかの診断を付けているわけです。

　そして、傷害が病気の要因であることは、傷害が酸素欠乏を招く主要な因子であることにあると私は結論しているのです。