こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2009年灘高入試に出題された図形問題を取り上げます。
問題は、
「次の[ ]内に適する数を記入せよ。
図のように2つの直角三角形ABCとABDがある。辺ADと辺DCの交点をEとし、Eを通り辺ABに垂直な直線と辺ABとの交点をFとする。
AB=65cm、AC=39cm、BD=25cm のとき、
EF=[ ]cm である。」
▲問題図
です。
図1のように、与えられた条件を書き入れましょう。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
△ABCと△ABDにそれぞれ三平方の定理を適用し、BCとADの長さを計算すると、図2のように、
BC=52cm
AD=60cm
になります。(△ABCは、3辺の長さの比が5:4:3、△ABDは13:12:5の直角三角形であることを利用すると簡単です)
▲図2.BC=52cm、AD=60cmです
一方、△ACE∽△BDEでその相似比が39/25であることから、図3のように、AE=39p、BE=25p、CE=39q、DE=25qとすることができます。
▲図3.AE=39p、BE=25p、CE=39q、DE=25qとしました
このときBC=BE+CE、AD=AE+DE から
52=25p+39q (1)
60=39p+25q (2)
が成り立ちます。
(1)+(2)と(2)-(1)はそれぞれ、
64(p+q)=112 → p+q=7/4 (3)
14(p-q)=8 → p-q=4/7 (4)
になり、(3)+(4)から
2p=7/4+4/7=65/28
p=65/56
で、
AE=39×65/56(cm)
になります。
さらに図4のように、相似三角形△ABDと△AEFに注目すると、
BD/AB=EF/AE (5)
が成り立ちます。
▲図4.△ABD∽△AEFです
最後に(5)に、BD=25(cm)、AB=65(cm)、AE=39×65/56(cm)を代入すると、
EF=25/65×39×65/56=25×39/56=975/56(cm)
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2009年灘高入試に出題された図形問題を取り上げます。
問題は、
「次の[ ]内に適する数を記入せよ。
図のように2つの直角三角形ABCとABDがある。辺ADと辺DCの交点をEとし、Eを通り辺ABに垂直な直線と辺ABとの交点をFとする。
AB=65cm、AC=39cm、BD=25cm のとき、
EF=[ ]cm である。」
▲問題図
です。
図1のように、与えられた条件を書き入れましょう。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
△ABCと△ABDにそれぞれ三平方の定理を適用し、BCとADの長さを計算すると、図2のように、
BC=52cm
AD=60cm
になります。(△ABCは、3辺の長さの比が5:4:3、△ABDは13:12:5の直角三角形であることを利用すると簡単です)
▲図2.BC=52cm、AD=60cmです
一方、△ACE∽△BDEでその相似比が39/25であることから、図3のように、AE=39p、BE=25p、CE=39q、DE=25qとすることができます。
▲図3.AE=39p、BE=25p、CE=39q、DE=25qとしました
このときBC=BE+CE、AD=AE+DE から
52=25p+39q (1)
60=39p+25q (2)
が成り立ちます。
(1)+(2)と(2)-(1)はそれぞれ、
64(p+q)=112 → p+q=7/4 (3)
14(p-q)=8 → p-q=4/7 (4)
になり、(3)+(4)から
2p=7/4+4/7=65/28
p=65/56
で、
AE=39×65/56(cm)
になります。
さらに図4のように、相似三角形△ABDと△AEFに注目すると、
BD/AB=EF/AE (5)
が成り立ちます。
▲図4.△ABD∽△AEFです
最後に(5)に、BD=25(cm)、AB=65(cm)、AE=39×65/56(cm)を代入すると、
EF=25/65×39×65/56=25×39/56=975/56(cm)
で、これが答えです。
簡単な問題です。