東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾「学研CAIスクール 東久留米滝山校」塾長白井精一郎のブログ

資料の整理の問題[開成高]

2018-07-12 11:28:29 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、2017年開成高入試に出題された資料の整理の問題を取り上げます。

問題は、
「次の文章の空欄にあてはまる値、数式を答えよ。結果のみ解答欄に書くこと。

40人のクラスで3問からなる試験を行った。問題Aは配点が5点、問題Bは配点が7点、問題Cは配点が3点であり、各問題の得点は満点か0点のいずれかである。問題Aの正解者は28名、問題Bの正解者は22名、問題Cの正解者は、全員、問題Aと問題Bの両方正解していた。また、問題Cの正解者は問題Aと問題Bを両方正解した生徒のうちちょうど4割だった。

この試験の得点分布の平均値として考えられる数値をすべてあげると、[ け ]となり、このうち最も高い平均値の場合について考えると、得点分布の中央値は[ こ ]である。」
です。

図1のように、ベン図を利用するのが良いでしょう。


▲図1.与えられた条件をベン図で表しました

問題AとBを両方正解した人数をnとすると、
n≦28 (←問題Aの正解者数)
かつ
n≦22 (←問題Bの正解者数)
が成り立ち、これから、
n≦22
です。

さらに、問題Cを正解した人数0.4nは整数になるので、
n=5、10、15、20
になります。

ここで、40名の総得点を計算すると、
(問題Aの配点)×(問題Aの正解者数)+(問題Bの配点)×(問題Bの正解者数)+(問題Cの配点)×(問題Cの正解者数)
=5×28+7×22+3×0.4n
=140+154+1.2n
=294+1.2n
になり、n=5、10、15、20のときの平均値は、それぞれ、
(294+1.2×5) ÷40=7.5
(294+1.2×10)÷40=7.65
(294+1.2×15)÷40=7.8
(294+1.2×20)÷40=7.95
になります。

したがって、[け]は
7.5
7.65
7.8
7.95

でこれが答えです。

次に平均値が最大の場合の中央値を求めましょう。

図2のように、
・ 問題Aだけ正解した人数    :  8名
・ 問題Bだけ正解した人数    :  2名
・ 問題Cだけ正解した人数    :  0名
・ 問題AとBだけ正解した人数  : 12名
・ 問題BとCだけ正解した人数  :  0名
・ 問題CとAだけ正解した人数  :  0名
・ 問題A、B、Cに正解した人数 :  8名
です。


▲図2.各問題の正解者数を勘定しました

これらの合計人数は30名なので、全問不正解だった人数は10名になります。

ここで、得点分布を調べると、点数の低い順に、
・ 全問不正解     0点 : 10名
・ 問題Aだけ正解   5点 :  8名
・ 問題Bだけ正解   7点 :  2名
・ 問題AとBに正解 12点 : 12名
・ 全問正解     15点 :  8名
になります。

このとき中央値は、得点が低いほうから20番目と21番目の得点の平均値になるので、
(7+12)÷2=9.5
で、これが[ こ ]の答えです。


なかなか面白い問題です。

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