東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾「学研CAIスクール 東久留米滝山校」塾長白井精一郎のブログ

整数問題(24)[灘高]

2018-09-10 11:37:52 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、2018年灘高入試に出題された整数問題を取り上げます。

問題は、
「pは3以上の素数とする。

(1) ab=2p を満たす自然数 a、b の組は全部で[  ]組ある。

(2) x、y は自然数で、

を満たす。
  ⅰ) x-y の値を求めよ。
  ⅱ) さらに、x/y が自然数であるとき、x、y、p の組をすべて求めよ。」
です。

pは素数なので、ab=2p を満たす自然数a、bの組(a,b)は、(1,2p)、(2,p)、(p,2)、(2p,1)の 組で、これが(1)の答えです。

次に(2)のⅰ)です。

与えられた等式を

とし、左辺を因数分解すると、
(x-y)(2x+2y-1)=2p    [1]
になります。

このとき、2x+2y-1>0、2p>0から x-y>0になり、したがって、2x+2y-1、x-y は自然数です。

また、
2x+2y-1-(x-y)=x+3y-1>0
なので、
2x+2y-1>x-y
になります。

したがって、[1]を満たす自然数2x+2y-1、x-y の組合せ(2x+2y-1,x-y)は、(2p,1)または(p,2)になります。

● (2p,1)の場合
2x+2y-1 は奇数、2pは偶数なので、(2p,1)は不適です。

● (p,2)の場合
2x+2y-1=p            [2]
x-y=2                [3]
から、
4x-5=p
で、例えば、x=3のとき、y=1、p=7になり、これはyが自然数、pが3以上の素数という条件を満たします。

したがって、x-yの値は で、これがⅰ)の答えです。

最後に(2)のⅱ)です。

x/y=n (nは自然数)
とすると、
x=ny                 [4]
です。

これを[3]に代入して、
ny-y=(n-1)y=2
とすると、これを満たす整数n-1と自然数yの組(n-1,y)は、(1,2)、(2,1)になります。

● (1,2)の場合
n=2、y=2 で、[4]からx=4になり、[2]から p=11 になります。

● (2,1)の場合
n=3、y=1 で、[4]からx=3になり、[2]から p=7 になります。

したがって、条件を満たすx、y、pの組合せ(x,y,p)は、(4,2,11)(3,1,7)で、これがⅱ)の答えです。


簡単な問題です。

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