東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

図形問題(50)

2020-09-11 09:20:20 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、2015年AIMEの図形問題です。

問題は、
「下図の四角形ABCDは正方形で、点Eは辺ADの中点である。


点Fと点Gは線分CE上にあり、点Hと点Jはそれぞれ辺AB上と辺BC上にあって、四角形FGHJは正方形である。

点Kと点Lは線分HG上にあり、点Mと点Nはそれぞれ辺AD上と辺AB上にあって、四角形KLMNは正方形である。

正方形KLMNの面積が99のとき、正方形FGHJの面積を求めよ。」
です。

正方形FGHJと正方形KLMNの相似比を求め、それらの面積比が相似比の2乗の比になることを利用しましょう。

そこで図1のように、直角三角形CDEに着目すると、三平方の定理から、

になり、これから、

です。


また図2のように、△CDE∽△JFC∽△HBJ∽△NKH∽△MANです。


▲図2.△CDE∽△JFC∽△HBJ∽△NKH∽△MANです

ここで、正方形FGHJと正方形KLMNの辺の長さをそれぞれ2bと2cとすると、図3のように、

になります。


▲図3.必要な線分の長さをbとcで表しました

このとき、

で、さらに、AB=BCから、

になり、正方形FGHJと正方形KLMNの相似比が判りました。

後は、

から、

で、これが答えです。


簡単な問題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿