東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

平成30年度都立高校入試問題(6)[国立高]

2018-04-07 13:08:10 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は平成30年度都立高校数学入試問題を取り上げます。

問題は、国立高で出題された大問1の中央値に関する問題で、それは、
「K高の体育祭では、全校生徒を東軍と西軍の2つの軍に分けて応援合戦が行われる。
 応援合戦の得点は、5人の審判がそれぞれ10点満点(整数)で採点し、最高点と最低点をつけた2人の点数を除いた3人の点数の平均点である。
 例えば、5人の審判の点数が、点数の低いものから順に5、5、6、7、9であったとき、その軍の得点は、
 
となる。

 次の表は、東軍と西軍に対する5人の審判A、B、C、D、Eの採点結果である。


 審判Aは東軍と西軍に同じ点数 a 点をつけ、点数 a は東軍の5つの点数の中央値であった。
 東軍と西軍の応援合戦が引き分けとなるとき、a の値を求めよ。」
です。

東軍に対する審判Aを除いた4人の審判の採点結果を低いものから順に並べると、
5、5、8、9
になり、このとき審判Aの点数 a 点は、これらの中央値なので、
5≦a≦8
になります。

次に、東軍と西軍の得点を計算すると、

になります。

ここで、(1)と(2)を満たす a はなく、(3)の a=8は(1)を満たします。

したがって、a=8 で、これが答えです。


西軍の得点が2つの場合に分かれることに注意しましょう。

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