こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2013年AIMEの図形問題です。
問題は、
「1辺の長さが12の正三角形の紙がある。
紙を折り、頂点Bからの長さが9になる辺BC上の点に頂点Aが重なるようにする。ここで、折り目の長さが
で表せるとき、m+n+pの値を求めよ。ただし、mとnは互いに素な正の整数、pは平方数で割り切れない正の整数とする。」
です。
図1に与えられた条件を書き入れました。ここで線分PQを折り目とし、折ったときの頂点Aの位置を点Dとします。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
まず、図2のようにPB=2bとして、bを求めてしまいましょう。
▲図2.PB=2bとしてbを求めます
点Pから辺BCに下した垂線の足をSとすると、△PBSはその内角が30°、60°、90°の三角形なので、
になり、すると、
DS=DB-BS=9-b
です。
また、△APQ≡△DPQなので、
PD=PA=12-2b
です。
ここで、△PSDに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
続いて図3のように、QC=2cとしcを求めます。
▲図3.QC=2cとしてcを求めます
点Qから辺BCに下した垂線の足をTとすると、△QCTはその内角が30°、60°、90°の三角形なので、
になり、すると、
DT=CT-DC=c-3
です。
また、△APQ≡△DPQなので、
QD=QA=12-2c
です。
ここで、△QTDに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
次に図4のように、頂点Aから辺BCに下した垂線の足をHとし、線分ADの長さを求めます。
▲図4.線分ADの長さを求めます
△ABCは1辺の長さ12の正三角形なので、その高さは、
です。
また、
HD=BD-BH=9-6=3
です。
ここで、△ADHに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
このとき、直線ADと直線PQの交点をRとすると、点Rは線分ADの中点なので、
で、さらにPQ=xとすると、AD⊥PQから、
になります。
一方、
から、
で、これと(★)から、
です。
以上から、折り目の長さは、
になり、したがって、m=39、n=35、p=39から、m+n+p=39+35+39= 113 で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2013年AIMEの図形問題です。
問題は、
「1辺の長さが12の正三角形の紙がある。
紙を折り、頂点Bからの長さが9になる辺BC上の点に頂点Aが重なるようにする。ここで、折り目の長さが
で表せるとき、m+n+pの値を求めよ。ただし、mとnは互いに素な正の整数、pは平方数で割り切れない正の整数とする。」
です。
図1に与えられた条件を書き入れました。ここで線分PQを折り目とし、折ったときの頂点Aの位置を点Dとします。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
まず、図2のようにPB=2bとして、bを求めてしまいましょう。
▲図2.PB=2bとしてbを求めます
点Pから辺BCに下した垂線の足をSとすると、△PBSはその内角が30°、60°、90°の三角形なので、
になり、すると、
DS=DB-BS=9-b
です。
また、△APQ≡△DPQなので、
PD=PA=12-2b
です。
ここで、△PSDに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
続いて図3のように、QC=2cとしcを求めます。
▲図3.QC=2cとしてcを求めます
点Qから辺BCに下した垂線の足をTとすると、△QCTはその内角が30°、60°、90°の三角形なので、
になり、すると、
DT=CT-DC=c-3
です。
また、△APQ≡△DPQなので、
QD=QA=12-2c
です。
ここで、△QTDに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
次に図4のように、頂点Aから辺BCに下した垂線の足をHとし、線分ADの長さを求めます。
▲図4.線分ADの長さを求めます
△ABCは1辺の長さ12の正三角形なので、その高さは、
です。
また、
HD=BD-BH=9-6=3
です。
ここで、△ADHに三平方の定理を適用すると、
が成り立ち、これに、
を代入して整理すると、
です。
このとき、直線ADと直線PQの交点をRとすると、点Rは線分ADの中点なので、
で、さらにPQ=xとすると、AD⊥PQから、
になります。
一方、
から、
で、これと(★)から、
です。
以上から、折り目の長さは、
になり、したがって、m=39、n=35、p=39から、m+n+p=39+35+39= 113 で、これが答えです。
簡単な問題です。