東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

umbrella のはなし

2019-05-17 11:24:13 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中1英語教科書に Get Ready という英語学習の事前準備を取り上げた章があって、そのなかに各アルファベットを頭文字とする英単語を紹介するページがあります。

その U,u の欄に挙げてある単語の一つが umbrella (傘) なのですが、他の英単語と比べて少々趣が異なるので、その語源を 英語語義語源辞典 で調べてみたところ、
● ラテン語 umbra(=shadow;shade)の指小辞 umbella(=sunshade)の後期ラテン語の変形 umbrellam がイタリア語を経て初期近代英語に入った
と記してありました。

また、 ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY には、
A sunshade in the Mediterranean, a shelter from the rain in England;
(地中海沿岸地域では日よけ、イングランドでは雨よけ)

in late 17c. usage, usually as an Oriental or African symbol of dignity
(17世紀後半には、普通、東洋やアフリカの威厳の象徴として使われていた)

Said to have been used by women in England from c.1700;
(およそ1700年頃からイングランドで女性に使われていたと言われている)

the use of rain-umbrellas carried by men there traditionally is dated to c.1750, first by Jonas Hathaway, noted traveler and philanthropist.
(イングランドで男性が雨傘を携行する伝統はおよそ1750年頃に遡り、旅行家で慈善家として有名なジョナス ハサウェイが始めた)〔HathawayはHanwayの誤記かもしれないです〕

などの説明がありました。

ちなみに、 umbrella は一般に雨傘のことで、日傘は parasol または sunshade といい、現在では sunshade のほうが一般的だそうです。


頭に入れておくと役に立つこともあるかもしれません。