へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

ウルトラマラソンを斬るー!③ 初100kmは・・・サロマで!

2013-10-20 06:13:10 | 旅とランニング
 私が初めて100kmに挑戦したのは、確か1996年のサロマ湖だったと思う。当時は、ここまでウルトラ人口も多くはなかった。

 けれど、100kmという未知の世界に挑戦するにあたって、私は周到な準備を続けてきた。朝に昼に、そして夕方に・・・と仕事の傍ら、実に日に3度の練習を繰り返した。当時やっていた空手で学んだことだが、本番での緊張をほぐしてくれるのは、やはり「練習量」、どれだけ練習したか、ということは一種の「保険」みたいなものだった。だから、もう、これだけ走りこんだから「十分だ」と自分で納得するまで走り込んだ。

 当時の職場で、やはり、初挑戦でサロマを狙っている人がいたので一緒に出場することに。

 その人は、サッカーで痛めた膝が痛くなったと70kmでリタイアしたが、私は無事、100kmのゴールテープを切ることができた。10時間32分で。上等上等~

 ただ一つ、残念だったのは・・・年代別3位までが表彰だったのに対し、私は4位であったこと。それも、ほんの10分少々の差で。これが、私に次なる100kmへの挑戦を決意させた。

 その次に選んだのは・・・「野辺山」だった。フラットで走りやすいサロマ、ほぼキロ6分ペースで刻むことのできたサロマに比べると、ものすごく起伏に富んでダートなコースだった。

 100km走った翌日は、確かにこれまで経験したことのないような全身筋肉痛に襲われた。空手の合宿で筋肉痛は経験済みだったが・・・けれど、その翌日、私は空手の稽古に行った。

 右脚の甲が、さすがに痛かった。柔道整復師の資格を持つ仲間が、「疲労骨折になるよ。」と親指の付け根からヒザの下にかけてテーピングをしてくれた。本当にテープ一つで楽になるんだな、ということを実感した瞬間だった。

 内臓の方は、このころから丈夫で、一緒に参加した職場の人が「血便が出た。」と言っていたのに対し、私のカラダには筋肉痛以外には何も起こらなかった。

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ウルトラマラソンを斬るー!② 宮古島ワイドーマンレース

2013-10-19 08:32:24 | 旅とランニング
 先日紹介した新宿御苑での12時間走の次に私が参加したのは・・・1月に宮古島で行われるワイドーマラソンだった。(ワイドーとは、宮古島の方言で「ガンバレ~」の意味)

 現在も宮古島で100km、50kmの大会が同時期に開催されているが、この頃は、まだ、50kmの部までしかなく、スタートゴールは市の陸上競技場だった。

 とにかく、この島は「出会い島」だ。前の週に海洋博トリムマラソンに出た私は、2週連続で東京から沖縄に来た。宮古島のホテルのエレベーターで出会ったのが、前の週、ゴールしてから無理行ってのせてもらったタクシー(運転手さんは選手として参加、この日は非番だった。)の運転手さん??

 実は、彼も50kmの部に参加し、なんとゴール手前の坂を苦しそうに登っているところを私が追い抜いた。

 2つめの出会いは、スタート前にアップしていると、地元の人らしき女性に声をかけられた。なんと、彼女は私と同期入社の長野出身の子だった。太い眉から、つい、地元の人かと思ったよ。と言ったら、おじいおばあに地元の方言で声かけられる、と笑っていた。この彼女は、やはり内地出身の男性と結婚し、あこがれの沖縄に暮らしている。その相方が、この日は50kmの部に参加した。

 2つのステキな出会いをベースに私の初50kmチャレンジは進行する。(もっとも、すでに12時間走で90km走っているので、初50kmはウソになるが。)

 この日はいたシューズはアシックスの初代サロマ。今どきのシューズからみると恐ろしく硬いシューズで、知識も何もなかった私は、ピッタリのサイズを履いて、ゴールした時、親指に血豆をつくった。

 フル+8kmと思って挑んだレースは結構きつかった。そもそも、このレースを選んだのは、本番の初100kmである6月のサロマをにらんで同時期と同じ気象条件と思われる1月の宮古島を選んだためだ。

 けれど、1月の宮古島は6月の北海道より暑かった。最高気温26度は私達を苦しめた。最後ののぼりで地元の人が差し出してくれた氷を口に入れてほうばった。汗だくになってのゴール・・・

 この日の女性の参加者は、たったの3人・・・私と地元・宮古島の女性と、そして東京から来た女性・・・東京の女性は、暑さでリタイア。

 50kmを5時間15分かかってゴールした。「優勝」だ。

 でかい優勝カップが渡される。それを持ってスタジアムに戻ると地元の男性グループが「おいで、おいで」と手招きする。さっそく、優勝カップにビールを入れてみんなで回し飲み。

 同期の彼女と相方も交えて地元グループとすぐ近くの居酒屋で2次会・・・

 ここで初めて「おとーり」の洗礼に遭う。もっとも、泡盛でなくビールだったのが不幸中の?幸い?

 そろそろ飛行機の時間だから・・・というと、ちょっと待って。お土産に・・・と近くの畑からサトウキビを手提げ袋に3袋分もとってきて渡された。一人で3袋は多いでしょ(笑)

 空港カウンターで手荷物として預けてスゴイ迷惑そうな顔をされたのを覚えている・・・

 そして、翌日の地元紙に・・・でかでかと私の顔写真とコメントが掲載された・・・と後日、新聞が郵送されてきた。

 優勝とは、こんなにいいものなんだ、と私を酔わせたウルトラマラソン・・・優勝カップは以来、めでたいことがあるたびにビールを注いで飲んでいる。

 思えば、これが、この心地よい経験が、私をさらなる未知の世界へと導き出した。
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ウルトラマラソンを斬るー!

2013-10-18 06:49:58 | 旅とランニング
 斬る、と言っても関係を断つワケではありません、

 昨今のマラソンブームにあやかる前に、いかにして私がウルトラマラソンにハマっていったか・・・、ウルトラマラソンのその魅力について振り返ってみたいと思います。(以下、シリーズで掲載予定)

 
 職場の仲間に無理やり?誘われ、地元の10kmレースに出たのが、もうかれこれ20年前・・・それからハーフに、フルに・・・と徐々に距離を伸ばしていった。

 やがては、あこがれの100kmに。初100kmはサロマに。そう決めた前年(1995年)の秋、前座として出場したのが、新宿御苑に隣接する公園内で行われた12時間走だ。24時間走もあったが、当時の私にとって、フル以上は未知の距離、ましてや24時間も走るなんて、とても尋常ではない、人間とは思えない。だから12時間走にした。

 それでも、参加者の中で女性は私一人・・・ってことは自ずと「優勝」??

 優勝するからには、それに相応した距離を走らないと、結果を出さないといけない。急にプレッシャーがかかった。

 一周数キロのコースをただただひた走る。疲れたら、園内のテントで休憩・・・スタッフが何周走ったかカウントしてくれる。ありがたい。

 やがて夜になり、睡魔が襲ってきた。そして寒さも・・・用意した長スパッツに履き替え、極力、眠らないように走る。

 当時の私は、もちろん、夜間走ったことはない。思えば、これが私の初ナイトラン?

 懐中電灯を持たなくても園内の明かりで十分だった。

 やがて、朝が来た。実は、この夜から朝に変わる部分が最も寒く、そして睡魔に襲われる「魔の時間」であると知った。

 やがて8時だったか9時だったか忘れたが、制限時間を迎えた。と同時にゴールを迎えた。瞬間、もう走らなくていいんだ・・・と思うと涙が出そうになった。

 一人でわけもわからず参戦した12時間走は未知との遭遇、そして孤独な自分との戦いであった。思えば、これがウルトラの原点であった。

 ハイ、ってスタッフから渡された水は、キンキンに冷えていた。ビールよりも水がおいしい、と感じた貴重な体験だった。

 
 94kmで優勝・・・ちょいと恥ずかしいけど、でも、5時間以上走ったことのなかった私にとっては上出来だ。

 筋肉痛はなかったが、無性に眠かった。電車に乗って向かった先は、なぜか湘南・・・その砂浜で大の字になって・・・寝た。

 足元に触れる冷たい風で目がさめた。気が付くと知らぬ間に夕暮れになっていた。思わず、次の日が来てしまったのか?と思うほど爆睡した。

 なんか、私は、やったぞ~!という妙な充実感、そして、この経験を人に自慢したくてしたくてしかたがない私がいた。

 
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「絶対に安全な場所」と自己責任

2013-10-17 06:42:55 | 日々雑感
 台風26号から一夜明けた伊豆大島のニュースを見てつくづく思います・・・

 もはや、この世に「絶対に安全な場所」なんてありえないんだって。

 このような災害が起きるたびに、自治体のあり方が問われます。避難勧告の有無とか・・・で、決まり文句の「想定外でした。」

 もう、想定外は結構です。というより、この世の中自体が、もはや「想定外」なんです。

 これからは、「自己責任」の時代・・・そう、自分で判断するんです。自分で・・・

 今回の場合で言えば、都道府県に値する自治体は、伊豆大島の場合、「東京都」・・直前、直後も東京都と島の職員が頻繁にやり取りしていた様子がうかがえます。しかし、東京都と伊豆大島では、いったい、どれくらい距離が離れているのでしょう?

 都の職員にこと細かに指示しろ、と求めてもそれは無理です。最終的には、現場の判断、一人一人の判断・・・

 まもなく、昨日まで熱帯低気圧だったaさんが、27号となって日本近海に・・現れます。
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どんだけ強いんや・・・!?

2013-10-16 06:44:19 | 日々雑感
 ホント、台風26号、どんだけ強いんや・・・!?そのパワーにあやかりたいわ。

 1000キロは離れているであろう沖縄で、いまだ強い風が吹いている・・・首都圏の皆さん、気を付けて下さい。

 そういえば、日本縦断中のメンバーも、日本橋周辺?(もう過ぎた?)ってコトは、もろ台風に遭遇?
(詳細は雲峰さんのhpで。私は、まだ、これから確認します。)

 そして、はるか南の海上には・・・熱帯低気圧aが・・・

 どうも、この国で暮らすには、地震と台風は避けられないようです。
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