へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

骨髄バンクドナー登録者として

2019-02-15 06:22:13 | 日々雑感

 競泳オリンピック候補の池江選手の白血病宣告にはビックリだが⬅大臣の発言にはもっとビックリだが...


 実は私自身、10数年前に骨髄バンクにドナー登録した。

 死後の臓器提供に関しては、臓器提供の有無を表す意思表示カードが出来た時点で書いて免許証に入れて携帯している。

 死後の本人は切り刻まれても痛くも痒くもないから、どんどん使える部分は使って欲しい。

 さすがに近視&乱視&老眼、三重苦の眼球は提供出来ないけど、心臓、肺は自信を持ってオススメしたい🎵

 最近は酒量も減ったので、肝臓だって、まだまだイケると思う(^_^)


 心臓に至っては、強すぎるので相手によっては適合しないかもしれない(^_^)
亀の子タワシで100回くらい擦って剛毛を取り除いてから使用して欲しい、と説明書が必要かもしれない(^_^)


 と、冗談はさておき...



 実は1年半ほど前、私の元に一通の封書が届いた。
骨髄バンクからで、ナント、私の骨髄がある患者とマッチしたので提供して欲しい、という相談だった...

 骨髄バンクに登録したのはまだ30代半ばの若かりし頃?
50をとうに越えて、忘れた頃にやって来たこの依頼に一瞬、ひるんだ。⬅実は提供出来るのは55歳まで...というコトを今回の池江選手の報道で恥ずかしながら初めて知った次第である。


 ひるんだ、というのも...
やはり、以前の同業者(自衛官)で骨髄を提供した後、体調不良に陥って結局、本人の元の健康状態に戻れなかった人の話を聞いていたからである。

 なぜ私が...なぜ、今、この時に?


 なぜ今この時に...
というのは、現役を退いてなんの保証も後ろ楯も無い状態でフィットネスインストラクターという、文字通りカラダが資本の仕事を生業にしようと考えていた矢先のコトだったから...

 それだけに、私自身、ひどく動揺してしまった。


 結局、提供についてはお断りした。⬅この判断は正しかったのか?
その後、知り合いに白血病が見つかり、そして今回の報道で骨髄が適合するのは血のつながりの無い第三者の場合、「数百分の一」から「数万分の一」である、という事実を初めて知らされて、あらためて「言うは易し、行うは難し」の意味を噛み締めている。


 どんなにこのようなブログやSNS上で素晴らしいコトを言っても、いざ、我が身に降りかかると怯んでしまう...

 なぜなら、やはり私にも生活が有るから、生きていかないと、生き延びていかないといけないから...


 今回の報道を見て、私の骨髄を待ち望んでいた患者のコトを考えた。
骨髄バンクからは、"候補者の一人"という情報だけで、相手がどういう患者なのか?
個人情報保護の大きな壁の前では老若男女の別すらわからない。

 仮に、相手が今回の池江選手のような、若くて将来有望な人だったら惜しみ無く提供したであろうか?

 自分と同じ、半世紀以上を生きた患者だと、他を当たって下さい、と言うのだろうか?

 誰にでも生きる権利は有る。


 だけど、いざとなった時、それをなんの保証も無い状態で差し出せるか?

 そこが臓器提供との大きな違いだろう。


 私にはそこまでの覚悟が足りなかった、まだまだ青いな、自分...


#welovegoo
#池江選手の白血病宣告
#骨髄バンクドナー登録
コメント
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