へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

萩往還

2008-04-15 23:23:16 | 旅とランニング
 今年も「その季節」がやってきた!いつもこの時期になると仕事が手に着かない。(実際、仕事は現在のところピークなのでおかげさまで地に足つけて仕事しているが・・・)要するに関西でいうと岸和田の「だんじり」、博多でいうと「山笠」の季節がやってきたのだ・・・!!

 毎年5月のゴールデンウィークに山口県で開催される「萩往還250km」は今年で連続出場11回目となる。曜日にカンケイなく2・3・4の3日間に渡って開催されるので、当然、今年も2日の金曜日は休みを取って山口へ行く。とにかく、他人に仕事をさせて毎年11回もスタートラインに立てるだけでも奇跡に近い!

 10回以上の完走者は表彰の対象となる。私は出場回数こそ10回を達成しているが、残念ながら過去3回、途中リタイアの経験がある。今のところ7勝3敗。少なくともあと3年は頑張らねばならない・・・

 制限時間48時間。越える峠は数知れず・・・決して平坦ではないその道は最後は江戸に向かう参勤交代の石畳で苦しめられる・・・

 こんなに苦しんでゴールしてもらえるのは一本の棒切れのような完踏賞。そして驚くのは参加費3万円・・・これを高いとみるか相応とみるかで以前、ウルトラランナーの間で熱い議論が交わされたことがあった・・・

 私としては高くも安くもない・・・というか値段ではからないで欲しい・・・
夢や冒険は値段で推し量るものではない。きっと・・・でも、現代社会に生きる我々が「夢」とか「ロマン」とか「冒険」なんて空想的な言葉をもって連想する世界は、実は一昔前の人達にとっては生きていく上で必要不可欠のことだったのだ、きっと。私がこうして毎年3万円をつぎ込んで貴重な休暇を250km走で終えるのも、ただ単に先祖帰りをしたかっただけに過ぎないのかもしれない・・・そう思うと、これだけ物質文明に溢れた現代社会が不憫に思えて仕方がないのは私だけであろうか・・・?
コメント
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