社民党 国立市議会議員 藤田たかひろのブログ

議運で協議事項の協議が始まります。

君は運命の岐路に立った

2014年07月06日 21時59分22秒 | Weblog
いつか、きっと‥。

その想いが君を支えていた。

だから練習も乗り越えられたし、不安な心も抑えられた。

でも、いくら頑張っても

いつもの自分を変えられない。


チームに貢献して、

試合を決める長打を打つ!

そして

目立つ選手と肩を並べて‥。

色々な想いを抱きながら迎えた、この夏の甲子園も

君が最後の打者になろうとしていた。

1点を追いかける延長16回裏。

2死走者なし。

君が打ち上げた初球は

平凡な邪飛。

いつも通りの自分で

終わろうとしていた。

だから、こらえ切れない

くやしさがこみ上げた。

「なんでなの?」

そして君は心の中で強く願った。

「最後ぐらい叶えてよ。あとは自分のちからで頑張るから!」

一塁手は、捕球に十分な態勢。

でも

運命は君を選んだ。

誰もが試合終了と思ったその時、

突然

一塁手、転倒。

手を伸ばしたファーストミットに、白球

かする事なく、

圏外区域にワンバウンド。

平凡な邪飛は、

一転して

劇的なファールボールとなった。

今度こそ、気を取り直して‥。

でも、やっぱり運命は辛辣だった。

2球目は直球。

ずしりと決まりストライク。

ノーボール・2ストライクとなり、

君は追い込まれた。

あと、ストライク1つで試合終了。

下り始めた幕が、閉まる寸前になった。


いよいよ


君は

運命の岐路に立った。

でも、

君は、十分努力したから、

あと必要なのは

勇気だけだった。

運命は、

最後の最後に君に味方してファールボール。

あとは、自分のちからに託された。



*第61回選手権大会 箕島高校-星陵高校より。人物の生い立ち、心理描写などは虚構。
(昨日の続き)










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君が目指した場所、いまだ遠くて (6/29とほぼ一緒です)

2014年07月05日 23時10分49秒 | Weblog
 大変な事が多いと、生きる勇気をもらわないとやってられませんが、

 甲子園の高校球児の活躍は元気が出ます。

 このブログでは、報われない努力が最後に実を結んだような試合を

 物語風に変えて紹介していますが、実は自分を励ましているだけです。

 ついでに、

 悩んでいる人にも元気をお分けできたらうれしいです。

 という事で、今回も夏の甲子園の続き。

 と、行きたいところですが、全回の記事が少し前になったので、もう1回上げます。

 内容は一緒ですが、1行だけ足しました。

 なんと、前回は肝心の題名の部分を書き忘れていました‥。
 
 なお、毎回お断りしていますが、内容は試合を下敷きにしていますが、人物の生い立ち、心理描写については虚構です。

 試合の展開は事実どおりに書いていますが、人物については真っ赤な虚構ですのでご了承ください。

 では、どうぞ。

 

 君のチームは春の甲子園で優勝したから、

 目標は当然

 春夏連覇となった。

 その達成にむけて、君も猛練習を始めた。

 君は正選手だったけど、周りに比べれば

 目立たない存在だった。

 みんなが長打を放つのに比べ、

 君は単打が中心だった。

 それでも、要所要所にしっかり仕事をしたから、

 やっぱり君は正選手だった。

 でも、

 いつかはチームに貢献し、

 試合を決める長打を打つ!

 そんな思いを胸に秘めながら練習に取り組んだ。

 そして、目立つ選手と肩を並べて‥。

 そんな野望も抱きながら、

 今までの自分を変えようと、一生懸命

 取り組んだ。

 努力は報われるとは限らないけど、

 何もしないと、

 今まで通りの自分から変われない。

 そして、

 君は、十分努力したから、

 あと必要なのは

 勇気だけだった。

 準々決勝進出を賭けた夏の甲子園

 3回戦、

 4回の裏。

 1点、先に取られた君のチームはすかさず同点。

 打席に立った君は、いつもと変わらぬ単打だった。

 この回、先頭打者が出塁後、犠打が封殺され、雰囲気が暗くなっていた。

 走者が入れ替わり、1死一塁で3番目の打者の時に、

 犠打の失敗を取り返すためにも、指揮者は動いた。

 一塁走者を三塁に進めようと画策。

 この走打(ヒットエンドラン)が成功し、

 1死一塁、三塁になった時、

 君に打順が回った。

 打席に立った君は、いつもと変わらぬ単打だった。

 でも、三塁走者が還る適時打で同点。

 要所要所にしっかり仕事をしたから、

 やっぱり君は正選手だった。

 延長12回に両チームが1点ずつ取って迎えた

 延長14回の裏。

 先頭打者は君だった。

 試合を決める長打を打つ!

 そんな思いで6度目の打席に入った君は

 右翼手の前に安打を放った。

 相変わらずの単打だったけど、

 次の打者の犠打で君は二進。

 サヨナラの場面を作った。

 だから、

 もう

 君に迷いはなかった。

 チームに貢献して、

 目立つ選手と肩を並べて‥。

 君は、十分努力したから、

 あと必要なのは

 勇気だけだった。

 投手が投球姿勢に入ると

 君は大きく離塁。

 盗塁で三進を考えた。

 投手、それを見抜き、

 君の体の重心が三塁に向いた時、

 すかさず牽制球を二塁へ送球。

 君は迷わず三塁へ走った。

 二塁へ投げられた白球、

 遊撃手から三塁手へ送られる。

 しかし、君の勇気が勝って

 三進成功。

 劇的なディレードスチールが決まって

 1死三塁。

 球場が湧いた。

 三塁手は

 あせる投手を励ましついでに

 試合球を手渡ししにマウンドへ。

 そして

 守備位置に戻り、

 試合再開。

 君は離塁した。

 その瞬間、

 三塁手が君の体に触球(タッチ)。

 「なんだよ~」

 と思い睨みつけようとしたら、

 どういう訳か、

 試合球が

 三塁手のグラブの中に

 あった。

 まさかと君は思ったが、

 先ほど、三塁手は投手を励ましついでに

 試合球を手渡ししにマウンドへ行ったが、
 
 どうやら

 手渡ししないで

 三塁に持ち帰ったらしい。

 なんと、

 隠し玉に

 T.O(タッチ・アウト)

 サヨナラの機会は

 突然

 2死無走者へ。

 君は呆然と立ち尽くした。

 努力をして、

 勇気を出して、

 自分を変えられたと思ったけど、

 やっぱり、

 いつもの自分を

 変える事ができなかった。

 君が目指した場所、いまだ遠くて。


 それどころか、

 君が次の打席に入ったのは、

 1点を追いかける

 延長16回の裏。

 2死無走者。

 気を取り直していこうと思ったのに、

 君は

 初球を打ち上げた。

 試合を決める長打を打つどころか、

 試合が終わるような

 平凡な飛球を、

 一塁手の守備範囲に、

 上げた。

 *第61回選手権大会 箕島高校-星陵高校より。人物の生い立ち、心理描写などは虚構。

 
 
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