とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「海」

2006年05月16日 08時26分39秒 | 創作詩
   浜辺の砂にねっころんで、
   一晩中、海をみていたことあるかい?

   真っ青な空に 真っ青な海
   塩っからい微風がふいて 気分がいいぜ

   日がくれると 海も空も まっくろになるんだぜ
   そして、夜光虫が、点 点と光るんだぜ

   塩っからい微風は、今度は逆方向にふく
   
   まっくらな海を、灯りをつけた漁船が徹夜で働いている

   黙って、まっくらななかで、灯りをみつめていた

   やがて、東の空がしらんでくる
   するとどんどん あかるくなってきて
   薄黒い海がぐるぐるとまわるような気がする

   海は ぐるぐるまわりながら、あっという間に、また青くなるんだ

   黒い世界から カラーの世界にどんどんなっていって
   空も、また、青くなるんだ

   まっくろな自分にも、また、色がつくんだ
   
   それが、ぼーとしていた20歳前後の世界だった
   ひっくりかえって、青い空を悠然と流れる白い雲を見つめていた

   たった、それだけで、たのしかった二十歳前後のわたし
   浜辺の石と同じような自分が 石と一緒にねっころんでいるだけで

   親の密やかな期待は感じていた。
   でも 考えたんだ
   
   私の人生は、私のものだ
   私が喜んで生きていれば 親も喜ぶだろうと

   ぜんぜん 親の期待なんか無視していた
   あのころ 考えていた 一生かけて 自分の人生をまとめてやるぞと

   それが...自分が親になったら子どもに期待をしてしまった
   保守的になってしまった トゲのようにつきささっている悔いだ
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