NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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アメリカの預金金利は5%、日本は・・・・!

2006年08月21日 | Weblog
■適正な金利は、世界の常識!
 18日の日経新聞は、「米普通預金金利5%台に」との見出しで、アメリカの普通預金金利が上昇し、普通預金で年5%を上回る商品が出てきた、と報じています。
 コストがかからず、金利が比較的高いと言われるインターネット銀行では普通預金で5.15%を提示しているところもあり、日本の預貯金ゼロ金利とは雲泥の差です。
 人類の歴史を見ても(少し大げさですが)、ゼロ金利政策は異常です。お金を借りた人や預金を受け入れた銀行が、適切な金利(3~6%位と思います)を支払うことは、世界の常識であり、それがフェアなことなのです。数%の金利が支払えないのならば、借金をすべきではないのです。人も、銀行も。
 銀行は、預金が借金であることを自覚し、適正な金利を支払うよう努力してください。
■受身の人生だけでは幸せを得られない!
 日本もかつては高金利?で4~6%位の金利が付き、一般庶民もそこそこの金利収入を楽しむことができました。しかし、バブル経済崩壊後のゼロ金利政策で、実質ゼロ金利状態が長く続きました。このため金利収入で生活の一端を支えていた年金生活者などは、大きな打撃を受けたのです。
 今ようやくアンフェアだったゼロ金利政策が解除され、預貯金金利が復活しました。しかし、金利はまだまだ低い状況にあります。政府も日銀も国債の利払いや景気対策への配慮から、当分の間、金利を適正水準に戻すことはしないでしょう。このため低金利は、まだまだ続くことになります。
 私たちも当分の間、低金利を覚悟し、株や公社債、投資信託などの投資商品へ目を向けるべきでしょう。多少のリスクをとらなければ、リターンも期待できません。自らの知恵と工夫で、少しでも資産形成に努めましょう。人生は自分で切り拓き、資産は自分で形成することが必要です。受身の人生だけでは、幸せを勝ち取ることはできないのです。
                                  以上