NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

ボッシュ、親会社のTOBで上場廃止へ!

2008年04月25日 | Weblog
■買付価格は600円で42.2%のプレミアム!
 ディーゼルエンジン用の燃料噴射装置などで知られるボッシュが、親会社ドイツのボッシュによるTOBで上場廃止になるようです。昨日の日経新聞朝刊に記事が掲載されていました。また、ボッシュのHPに詳細が掲載されていますが、公開買付期間は4月24日から6月19日までの38営業日です。
 買付価格は1株当たり600円で、4月22日の終値に42.2%のプレミアムを加えた価格とのこと。価格的には妥当なところでしょうが、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題で株価が低迷している時を狙った、との思いがあります。
 私は4年ほど前からボッシュ株をある程度保有しており、購入した理由は①環境にやさしいディーゼルエンジンの将来性に期待したこと、②ボッシュがCSR(企業の社会的責任)を重視している企業であること、③ボッシュの労働組合関係者に知人がいたこと、などによります。
 今回のTOBの理由は、「ボッシュグループの完全子会社となり、ボッシュグループの経営資源を有効に活用し、更なるシナジー効果を引き出し、経営戦略や施策等を柔軟かつ機動的に遂行していくこと」だそうですが、こんな理由ならば最初から上場しないでくれ、と言いたくなります。
 しかし、零細個人投資家が反対を叫んでも意味のないことなので、今後の推移を見守っていきたいと思います。正直なところ今回のTOB、上場廃止には不快感が残ります。
                                   以上