三越で1500人が早期退職へ、再雇用は大丈夫か！

■団塊世代はうまく逃げ切ったが！
　業績不振のため早期退職者を募集していた三越（あのデパートの三越）は１日、正社員約6700人中、約1500人が応募したと発表しました。消費不況を背景にした人員整理ですが、それにしても約22％の人が早期退職に応募するとは凄いものです。
　昨秋以降の金融危機で、多くの企業が人員整理に踏み切っています。例えばパイオニアでは3500人が、三洋電機では1800人がそれぞれ早期退職しましたが（朝日新聞記事から）、正社員比率では11％と2％ですから、三越の早期退職者の比率の高さが際だちます。
　三越の場合、一部の人は契約社員として再雇用されるようですが、それにしても1500名の皆さん、再就職は大丈夫なのでしょうか。
　ところで本３日は私の○○回目の結婚記念日。○○歳で結婚した当時、私はアルバイトと正社員を転々とする不安定な雇用状態でしたが、無事に女房殿と所帯を持つことができました。
　当時は日本経済も右肩上がりで、現在のような雇用危機、就職氷河期ではありませんでした。「年功制、終身雇用、企業別組合」がそれなりに機能していた時代で、いま振り返れば良い時代だったと思います。
　その意味で私たち団塊世代は「うまく逃げ切った世代」。せめてもの罪滅ぼしに団塊世代で仕事を必要としていない人や仕事に必要とされていない人は、速やかに職場を去り、後輩に仕事を譲るべきでしょう。そして社会への貢献活動（ボランティアとカンパ）に取り組んでください。
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