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神の花嫁が見た終末の幻



「だが塔が倒れ、人々の言葉がばらばらになったとき、死すべき者たちで全地は満ち、王たちによって分かたれた」(『シビュラの託宣』第3巻)[44]。バベルの塔への言及。

シビュラの託宣

http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/1677.html

http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/04/my-number_n_8241834.html?utm_hp_ref=japan~まずは余談

マイナンバー届いたら? 手続き・注意点・使い方を解説

政府のマイナンバー(社会保障・税番号)制度が始まり、子どもからお年寄りまで一人ひとりに12桁の番号を知らせるカードが、今月半ばから来月にかけて届きます。どのような手続きが必要で、どんな使い道があるのか。自身の情報が悪用されたり、流用されたりしないのか。様々な疑問点を読み解きます。

■手続きの流れは?

マイナンバーは、外国人を含め、日本で住民登録をするすべての人に割り振られる番号だ。結婚で名字が変わっても、原則として番号は一生同じだ。

もともとのねらいは、公正に税金を集めたり、年金を配ったりするため、個人の所得を正確につかむこと。いまは個人の情報を国や地方自治体がバラバラに管理しているが、2016年からマイナンバーで個人の情報を結びつけ、17年から国と自治体の情報システムをつなげる。政府はマイナンバーで検索すると、個人情報を簡単に取り寄せられるようになる。年金の不正受給や脱税といった不正行為が防ぎやすくなる。

番号を知らせる「通知カード」は、10月5日時点の住所に、簡易書留で世帯ごとに郵送される。実際に届くのは10月中旬から11月末の見込みだ。来年1月から希望者に無料で配られる「個人番号カード」の交付申請書が同封されている。

不在で受け取れなかった場合も封筒は1週間、最寄りの郵便局で保管され、自宅や勤務先への再配達が可能だ。その後は住所地の市区町村に戻されるため、原則として市区町村の窓口で受け取ることになる。

個人番号カードは、ICチップに個人情報が記録され、身分証明書などに使う。希望する場合、申請書に必要事項を書き、顔写真を貼り付けて返送する。スマートフォンで申請書のQRコードを読み取り、データを送る方法もある。

カードができるとはがきが届くので、はがきと通知カード、運転免許証などの本人確認書類を持って自治体の窓口で受け取る。その場で英数字6~16桁と、数字4桁の暗証番号を設定するため、暗証番号はあらかじめ決めておいた方がいい。本人確認のため、乳幼児も窓口に連れて行く必要がある。住民基本台帳カードを持っている人は、ここで返納する。

企業や町内会、学校で個人番号カードをまとめて申請し、自治体の職員に企業などまで出向いてもらうやり方もある。震災や家庭内暴力で避難している人は避難先の自治体窓口で申請することもできる。いずれも申請時に本人確認や暗証番号の設定をすると、自宅などに本人限定受け取りの郵便で送ってもらえる。

総務省の想定では、来年1~3月に配布する個人番号カードは1千万枚。申請が想定を上回った場合、カード発行までかなり待たされる可能性がある。

管理人注:住民基本台帳では失敗しましたら今回はうまくいくでしょう。

小野寺光一氏はメルマガで吠えていますがね....

http://1tamachan.blog31.fc2.com/blog-entry-13944.html

*マイナンバー~チップ埋め込みの前段階:
・法律が成立しているので、もはや逃げられませんねー。

「マイナンバーカード」は自己申告で作成だから、持ちたく無ければカードを作らなければいいが、

確定申告については、平成28年度分(29年に申告)から、申告書にマイナンバーを記載することが義務づけられている。つま り来年度から、国民の収入は完全なガラス張りで、税務署に把握されてしまいます~確定。

従来はアルバイト、副業のサイドビジネスでひと稼ぎが出来たが、それもこれからは税務署に把握される。「個人事業主」ということで、納税を 免れることはできそうもない。

それだけではない。風俗店で勤務していた記録が、その女性のマイナンバーに永久に記録されてしまうのだ。と、いう事でとんでもない事になりそうです。

マイナンバーに記録されるのを恐れて就業拒否、働き手がいなくなって不況になる・・・それまでヌッポンが持てばの話ですがw

・小野寺さんは「マイナンバー」は憲法違反だと、なら、話は違って来る、お上からの通達は拒否しても良いかなと、小野寺さんの煽りに乗ってしまいそうなおいらがいるw

さて、どうしたものか・・・

とタマちゃんは冷静に分析しています。

管理人注:憲法違反憲法違反と大騒ぎをしている護憲憲法学者たちはハーグ陸戦条約を知らないんですか?
つまり戦勝国が敗戦国の憲法を変えてはいけないということです。

以下の記事を熟読すること~ハーグ陸戦条約について

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/1027.html

<削除及び発行禁止対象とされたプレスコード>
1. SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
2. 極東国際軍事裁判批判
3. GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
4. 検閲制度への言及
5. アメリカ合衆国への批判
6. ロシア(ソ連邦)への批判
7. 英国への批判
8. 朝鮮人への批判
9. 中国への批判
10. その他の連合国への批判
11. 連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
12. 満州における日本人取り扱いについての批判
13. 連合国の戦前の政策に対する批判
14. 第三次世界大戦への言及
15. 冷戦に関する言及
16. 戦争擁護の宣伝
17. 神国日本の宣伝
18. 軍国主義の宣伝
19. ナショナリズムの宣伝
20. 大東亜共栄圏の宣伝
21. その他の宣伝
22. 戦争犯罪人の正当化および擁護
23. 占領軍兵士と日本女性との交渉
24. 闇市の状況
25. 占領軍軍隊に対する批判
26. 飢餓の誇張
27. 暴力と不穏の行動の煽動
28. 虚偽の報道
29. GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30. 解禁されていない報道の公表
ここで56ページと57ページに書かれていることを紹介します。知っている人は殆どいないと思います。管理人もそうでした。「日本国憲法成立の欺瞞性」について

一方で,検閲と焚書が,厳重に秘匿されていたことが,いまなお護憲や憲法九条の擁護を言い立てる人々を,育み続けてきた根本原因ではないでしょうか。日本国憲法は,戦勝国は敗戦国の法体系を変えてはいけないとする、ハーグ陸戦条約に明白に違反している非合法なものです。

日本の国会が自主的に議決したように見せかけていますが,完全な言論統制化で行われたことは,プレスコードの③が,メディアに対し「GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判」を厳禁していることからも、笑えるほどに明白な事実です。

法的に無効なものなのに,護憲を叫ぶ人が絶えないのは,検閲などの言論統制が,日本人の多くに,それと気づかれていないほど,じつに巧妙に行われたという証左です。この事実に気づかないか,認めようとしない人々は,史実にうとく,国際法や近代刑法の原則に無知な無教養な人であるとの誹りをまぬがれません。

ハーグ陸戦条約

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-894.html

『この条約付属書の第43条には、次の記述があります。

「占領者は、占領地の現行法律を尊重して、その国(占領地)の公共の秩序と生活を回復確保しなければならい。」

その国の憲法を勝手に書き換えて良いなどとは、どこにも書いてありません。
つまり、日本国憲法は、国際法(ハーグ陸戦条約)に対する明らかな違反行為の上に書かれた憲法ということができます。
そんなものをありがたがっている国民というものは、いったい・・・?』

注:理論武装した共産党はそのことを知らないはずはないでしょう。だから「国際ユダヤ同盟仲間 安倍と志位」という記事を書いたのです。

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/1025.html

もっと早く日本独自の憲法を作ればよかったのです。遠からずそうするべきです。別に他の国でもやっているようにある筋がそうさせないだけの話です。それは田布施システムを壊してからでしょう。次の世代の政治家を待ちましょう。山本太郎クラスの漫画的人間は別にして。

実は松本試案というものがありましたが

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E8%A9%A6%E6%A1%88

「天皇が統治権を総攬するという大日本帝国憲法の基本原則は変更しないこと」などとするものでした。

GHQに提出した憲法改正綱領

http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/074shoshi.html

NHKスペシャル 日本国憲法誕生 2007年4月29日放送

http://demokurashi.news.coocan.jp/07kenpou.htm

おまけ~フルフォード氏吠える

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拙稿の記事が多くリンクされています~感謝

甲斐段平のネット検索ブログ~70歳の方で顔写真もあります。こういう老後を皆さんも送ってください。

http://blogs.yahoo.co.jp/kaiselection/65222097.html

例えば2015年1月には

世界のスパイの現実~最初からみてくださいと。

https://www.youtube.com/watch?v=QF8sRZy8Eo41/5 エコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=mrYiMcGYptQ2/5 エコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=Y6E_ZiMBQ4A3/5 エコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=XzIph_1K7ms4/5 エコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=GW32Rq2XAo05/5 エコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=tcgzrhPIs0gエコノミック・ヒットマン 1/2 Democracy Now!

https://www.youtube.com/watch?v=zUFWhnvOgJcエコノミック・ヒットマン 2/2 Democracy Now!

https://www.youtube.com/watch?v=-sS71C6oa8Aエコノミック・ヒットマンが語る恐るべき真実

https://www.youtube.com/watch?v=v8Xsz62O-fUエコノミック ヒットマン Democracy Now !

https://www.youtube.com/watch?v=BhfCgO0ItY8初めて実行員が暴露した、アメリカの国際陰謀・工作秘史

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/853.html
John Todd part 1

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/823.html
John Todd part 2

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/824.html
John Todd part 3

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/825.html
John Toddは言います.....

そしてわたしの権限の一部は,わたしが代わりに考えるのではなく,ただ単純にロンドン,ロスチャイルド家から受けた命令を知事,上院議員,あるいはわたし の地域を担当しているわたしから直接政治的な命令を受けている政治家に,ただ単純に解釈して伝えることでした。それが13人ドルイド評議会です。

甲斐さんの最新記事

http://blogs.yahoo.co.jp/kaiselection/65224656.html

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2010/06/16 にアップロード

「エコノミック・ヒットマン」とは、略奪と支配を目的に一国の権力者に近寄り、最初は?お金で買収し、無国籍企業が入り込めるように仕向ける仕事をする人々です。買収がうま?くいかない場合は暗殺部隊が出動します。これは、元エコノミック・ヒットマンだった男?が直接、反省を込めて証言している事実です。アノテーションにより、日本語字幕をつけ?てあります。見られない方は「設定」からアノテーションを「オン」にしてください。

関連記事:エコノミックヒットマン

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/405.html

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9.11の航空機はCGだったことがすぐ分かります。

関連記事:サンへドリンが仕掛ける黒魔術

http://ameblo.jp/stageup-gate/theme-10041128144.html

「第三次世界大戦は、シオニストとアラブ人とのあいだに、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている……」
「キリストの教会と無神論の破壊の後、ルシファーの宇宙的顕示により、真の光が迎えられる……」(アルバート・パイクの世界操作計画)

その通りになってますね

MOMさんちの最新記事が現在のシリア情勢をうまくとらえています

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51969885.html

最新ニュース・シリア地上戦突入か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000095-jij-int

カスピ海からミサイル発射露軍ついに海軍も参加へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000143-jij-int

ロシアが自国最強の軍の資産を太平洋艦隊に移した理由は以下の通りと思われます

1. 核の抑止力
2. シリアで米軍がロシア軍を攻撃したなら、ロシアは計画通り、アメリカ西海岸を攻撃する。
3. ロシアの大陸間弾道ミサイル(160 ICBM)を抑止できる国はない。
4. この方法でプーチンはアメリカに降伏させる。
5. ロシアはICBMを搭載した潜水艦を何隻も所有している可能性が?
6. シリアで米軍がロシア軍を攻撃したなら、ロシアは2つの選択肢がある。1つは、ロシアから直接中距離ミサイルを発射するかシリア上空から米軍を空爆する。もう1つは、米ロ間で和平協議を行う。

聖書の預言通りにゴグとマゴグの戦争が必要なのでしょう。そうすることでアメリカはシリアに軍事介入できるのです。トルコや中国も軍隊や軍艦をシリアに送り込んでいます。この戦争のカギはトルコ軍と中国軍がシリアに到着した時にどのような行動をとるかです。

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51969885.html

シリアではキリスト教徒が処刑されている。米国FEMA気取りの予行演習

http://moon.ap.teacup.com/kusagakubow/1157.html

ロシアから日本に捧げる詩

http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/783.html

『日本にささげる詩』

地球がいたみでうめき声を発した
自然の強さに全世界がショックをうけ
あらゆるものを水は深海に流した

しかし 何があっても太陽は東から昇る
地震と津波は光には勝てない

我々の神様が
地球の皆の命を保ってくれることを祈る

桜が咲く公園はたくさんあることを
白樺が咲く公園はたくさんあることを
鳥が春の歌を歌えることを
旗が勝利の祝いで挙げられることを祈る

子供たちが大人たちへと願う
友の皆さん 手をつないで

われわれがこの地球において
ひとつの家族になっていることを忘れないでほしい

ドナルド・トランプ氏は言います~アメリカの失業率は42%であると。これはタビストックによる操作なのです。

http://money.cnn.com/video/news/economy/2015/09/28/donald-trump-unemployment-rate.cnnmoney/index.html?iid=ob_marketpg_video&iid=obnetwork

中国のGDPは+7%?? とんでもない話です。実際はマイナス成長。

中韓などの借金は天文学的?

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/151002/lif15100220180012-n1.html

リンゼイさんは言っていますね~世界中の国が借金で首が回らなくなったときNWOは始まる,と。

RICHE$T MAN IN THE WORLD

https://www.youtube.com/results?search_query=RICHEST+MAN+on+Earth+-+he+Controls+Presidents%2C+Kings+%26+Rulers

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リーマンショックをはるかに上回るショックが差し迫っているということ~終末戦争の匂いがします。

フリーメーソンの祖先は?

http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/2169

旧世界秩序の手口

http://7thsu.blog.fc2.com/blog-entry-3.html#more

神の花嫁が見た「終末の幻」

http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/index/detail/comm_id/2012

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン..........

知恵の神学からのアプローチ

http://www5d.biglobe.ne.jp/~shojimur/christianity/hildegardsapientialtradition.html

文=林 陽

法王も認めた「真実の天啓」

 キリスト教世界で、“聖人”と呼ばれる人は数多い。しかし“予言者”となると、その数は限られる。しかも数百年後の事件までピタリと当てるほどの予言の才を持つ人となれば、さらに数えるほどしかいないだろう。
 聖ヒルデガルトはまさにそんな“聖人”だった。彼女はなんと、500年先、900年先のことまで正確に予言。それに照らし合わせてみると、どうも現代は「最終段階」に突入したようなのだ。
 詳しいことは後述するとして、まずその生い立ちを追ってみたい。
 ヒルデガルトは1098年、ドイツのバーメルハイムの大土地所有者の末娘として生まれた。兄弟姉妹は、全員、司祭と修道女になる。
 彼女は胎内にいるときのことを正確に記憶していたといわれ、5歳のころから、神を幻に見るようになったと伝えられる。8歳のときベネディクト派の修道院に入り、女隠者ユッタに師事。15歳で正式に修道女となり、38歳から女子共同体の指導者になった。
 早くからヒルデガルトの幻視と予言の才能に注目したのが、修道院の主任司祭ポルマール神父である。彼は彼女の口述を逐一記録にとり、長上に報告しつづけた。
 やがて彼女の幻視は、ときの法王エウゲニウス3世によって「真実の天啓」と認められたのである。
 1147年、ヒルデガルトはルペルツベルクに女子共同体を移し、初の女子修道院を設立。彼女はここで81歳の生涯を閉じるまで啓示を受けつづけ、多くの著作を残した。
 代表作のひとつ『各種被造物の微細性に関する9つの書』は、百科事典的な論理構成でつづられた自然科学書で、動物界、植物界、鉱物界についての“霊的な洞察”や、治療面での有効性を語る。
 また、姉妹編の『複合医学書』は、病気の原因と治療法をまとめた大著。最近、ここで論じられる自然医学の有効性が注目され、つぎつぎに翻訳されている。
 さらに彼女は、自分が聞いたという“天界の音楽”を譜面に移し、幻想的な聖歌をたくさん創作した。現在、それらはテープやCDとなって、世界中で販売されている。

現代の環境問題もずばり的中!

 ところで、数多い著作のなかでも、特に注目されるのが、『スキビアス』(主の道を知れ)と『リベル・ディビノルム・オペルム』(神業の書)というふたつの予言書だ。そこには天地創造から人類の最終的な救済に至る歴史が、幻視とその解釈という形で克明につづられているのである。
 ヒルデガルトはいったいどんな歴史を幻視したのか? 彼女の時代から見た未来に関する“予言”を具体的に見ていこう。『神業の書』に次のような予言がある。
「王子たちと国民が教皇の権威を否定する時代がくる。各国は教皇より自分たちの教会指導者をとるようになる。ドイツは二分される」
 この予言を残してから400年後、宗教改革によってプロテスタント教会が誕生。多くの国々が新教を奉じるようになった。つまり、「教皇より自分たちの教会指導者をとるように」なったのだ。
 さらに、宗教改革から400年後の1949年、その中心となったドイツは東西に「二分」されてしまう。そう、彼女の予言が現実化したのである。
 こればかりではない。なんと、戦後のヨーロッパの重工業化による悲惨な公害やあの環境ホルモンの問題をも予言していたのだ。
「神の命令によって、重たい霧と最も濃密な塵を運ぶ力強い風が北に起こり、人々の喉と目を冒す。……それから、7人の女がひとりの男をめぐって争うようになるほど、男の数が減る」
 ヒルデガルトの故国ドイツから見た「北」とは、北海から北極にかけての地域である。今や北海は地球最大の汚染地域だ。周辺河川から大量の汚染物質が流れ込み、それらが海底に溜まって硫化メチルを産みだし、これが大気中に放出され、欧州全域の酸性雨の3分の1を作りだしている。
 さらに北極は、北半球のスモッグが集中する場所だ。この黒く「重たい霧」(北極霞という)には、多量の重金属、窒素酸化物、硫黄酸化物が含まれていて、これが∃-ロッパに逆流する現象が起きているのだ。「目」と「喉」は、そんな公害によっていちばん冒されやすい粘膜である。
 また、最近では環境ホルモンの影響による「精子の減少、奇形」が問題になっている。まさに「男の数が減っている」のだ。

世の終わりに大彗星が来る!?

 現代を語るこんな予言もある。
「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。この国は二分され、その多くが海没する。この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう」
「大洋の中」を“大洋に囲まれている”という意味に解釈するなら、「大国」とは太平洋と大西洋の間にある国ということになるだろう。となると、アメリカのことか。
 確かにアメリカは「相異なる家系と種族が共存する」多民族国家で、現在、地震やハリケーン、洪水などで悩まされている。またかつて戦時中、アメリカ領のフィリピン、つまり「東洋の植民地」を日本軍に奪われた歴史がある。
 さらに「国が二分され」とは、二大政党の対立の激化を、また、「東洋の植民地」とは、じつは、アメリカの安保上重要な位置を占める日本のことなのかもしれない。
 それにしても気になるのが、冒頭の「大彗星」がもたらす大災厄だ。
「はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、多くの飢饉と疫病を生む。海岸沿いの都市はみな震えあがり、多くが津波によって破壊される。生物のほとんどは死に絶え、免れた者さえ恐るべき病によって死ぬだろう」
 今のところ、アメリカをはじめ、世界のどの国々も、この予言にあるような大災厄を被っていない。だが、彼女によれば、それは世の終わりに起こるという。では、「世の終わり」はどんな形でやってくるのか?
 まず“反キリスト”が登場するらしい。「∃ハネの黙示録」で人類に刻印を押すといわれている、あの「獣」だ。
「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」
 反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。
「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」
 この反キリストには強力なバックアップが現れるという。「偽法王」だ。
「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し、自分を法王に選出させるだろう。彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」
 さらに予言はこう続く。
「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。彼の刻印は地獄の洗礼。人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」
 偽法王と反キリストの結託。それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。
「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。
 なんと恐ろしい予言だろう。もしかしたら、こうした事態は、もう進行しているのかもしれない。
 さて、完全な支配をはたし、地上最高の権力を握った時点で、反キリストは自分を「神」と宣言。最後の奇跡を試みるが、そこには意外な結末が待っているという。
「昇天の計画は、精巧な装置を巧みに操縦することによって準備された。その出来事が起こる瞬間、耐えがたい悪臭を放つ雲が発生する。昇天の瞬間に落雷が彼を襲い、打ち殺す。この事件を通して多くの人が正気に戻ることだろう」
 地球の支配を完成させた反キリストは、宇宙に飛び立ち、さらなる支配を全宇宙に広げようとでもいうのか? それとも、地上を完全に破壊すべく、恐ろしい兵器でも発射させようというのだろうか? いずれにせよ、何らかの形で、彼は神を騙る「最後の仕上げ」を試み、その絶頂で失敗する。

一時的な平和の後のほんとうの結末

 戦慄すべき反キリストが倒れた刹那、人々は正気に戻る。その後の世界を予言はこう語る。
「荒廃と戦争に続き、キリストの再臨を前に、一時平和な時代が来る。神は、最も豊かな祝福を人類に注がれ、豊作とまばゆいばかりの繁栄が地上に広がる」
 真に平和な時代が来る……。だが、これが結末ではない。予言はさらに未来へ向けられているのだ。
「諸元素は突如、予期せぬ動きによって解き放たれ、全被造物が激しい動きに投げだされる。火は燃えつき、風は分解し、水は涸れ、地は揺さぶられる。閃光が炸裂し、落雷が起こり、山脈は砕け、森は倒れ……生き物はすべて死滅する。火は大気を燃えつくし、水は全地を呑みつくす。こうして……この世の汚れたものはみな消滅する」
 じつにすさまじい光景だ。これは大彗星の接触が引き起こす「ポール・シフト(極移動)」による大災厄を語ったものではないか。
 さらに予言は続く。
「立ち上がれ、との神の命令が響くとき、死者の骨は、どこであれ、一瞬にしてつなぎ合わされ、肉に覆われる。こうして、万人が……瞬く間に甦る。このとき、選ばれた者は善行の光に照り輝き、罪深い者は悪行の黒を身に帯びる。彼らの行いは、……赤裸々に現れる」
 ヒルデガルトによれば、このときキリストが天の軍勢をともなって再臨。神に生きた人々は復活し、肉体のまま一瞬のうちに天に上げられ、栄光の世界に迎え入れられるという。それにしても、このようなことはいつ起こるのだろう。
 彼女の啓示によれば、世界は7日(7000年)で周期を完了するという。
「今や世界は第7の時代にあり、時の終わりに近づいている。7日の後に起こることについては、人間には知ることができない」
 じつはイエスの生きた1世紀が6日目の始まりだった。世界が終わるという7日目は、イエスから2000年、つまり20世紀である。彼女の最後の予言が実現するか否かが判明するのは、まさに時間の問題なのだ。

管理人注;修正されたマヤ歴の中にも7000年が出てくる....

http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/index/detail/comm_id/1387

終わりの日の預言

http://homepage2.nifty.com/elienay/index26.html

上のHPの管理人は僧侶です(仏基一元論)

http://homepage2.nifty.com/elienay/index27.html

誰が「キリスト教」を作ったか

(原始キリスト教の記事と併せて皆様でお考えください。管理人は答えをだしません)

 西暦66年にローマ皇帝ネロの命令によりエルサレム制圧のため赴任した軍司令官ウェスパシアヌスは、70年にエルサレムを陥落させると、ローマ皇帝として帝位についた。エルサレム陥落により、12使徒の原始キリスト教会は分散。249年に即位した皇帝デキウスの時代には全国民がローマの神々を礼拝することを義務付け、それに従わなかった12使徒の原始キリスト教会は徹底的に迫害された。しかしパウロのローマ教会は、ローマの神々を礼拝することにも寛容で、勢力を広めていった。284年に即位した皇帝ディオクレティアヌスの時代には、ローマ教会以外の、12使徒の原始キリスト教会は徹底的に迫害され、殺戮された。こうして、12使徒の原始キリスト教はローマを脱出して荒れ野に逃れ、地下にもぐり、正しい信仰を密かに受け継ぐようになる。そして、その正しい信仰は神に守られた。
 12使徒の原始キリスト教会が荒れ野に逃れたことにより、ローマに寛容なローマ教会は着々と勢力を広げ、ローマ帝国の中で一大勢力となっていった。
 
 「最後の晩餐」をモチーフとした聖体拝領への参列者に対して、信仰告白が強要されるようになったのは、4世紀のローマ司教たちが作り出したキリスト教信条(ニカイア信条)による。そこでは、「イエスは神のひとり子、永遠なる父の子である」とか、「聖なる公同かつ使徒的な教会を信ず」と誓う必要が加わった。
 エイレナイオスの意図はキリスト教会で勝利を収めた。しかし、その理由は神学論争に勝利したからというよりは、異教徒のローマ皇帝コンスタンティヌスにそれが必要とされたからであった。
 パレスティナの司教であったカエサレアのエウセビオスは『教会史』にこう記している。312年10月28日、神は異教徒である皇帝コンスタンティヌスの見上げる空にキリストの徴(しるし)を現出せしめる奇蹟を起こし、もって彼を信服せしめた。さらにそれに続く数年の内に、コンスタンティヌスはキリスト教徒を容認し、さらにその支援者となった。だがこの現実的な軍団長は単に、当時の帝国で最大かつ最も統制の取れた集団に認可を与えたに過ぎなかった。コンスタンティヌスはそれを「合法的かつ至聖なるカトリック教徒」と呼んだ。
 西暦312年10月、ローマのコンスタンティヌス帝が対立帝マクセンティウスに勝利し、翌313年6月、東の正帝リキニウスとミラノで会見し、「ミラノ勅令」を出してキリスト教信仰の自由を公認した。ただし公認とは、公認された多くの宗教の一つということで、キリスト教が国教となったわけではない。ユダヤ教や、ヨーロッパ各地の偶像崇拝も公認されたのである。このミラノ勅令には、ローマ皇帝が帝国の安泰と秩序を願って信仰の自由を認めたことがはっきりと述べられており、コンスタンティヌスの政策的意図であることが明確にされている。すでにローマ帝国全土に張り巡らされていた組織と、数百万人に膨れ上がっていた信徒を持っていたキリスト教は、コンスタンティヌス帝にとって政策上の格好のパートナーであった。
 300年代の初め、コンスタンティヌスはローマに入城するために、都の前を流れるテレベ川にかかる橋でマクセンティウスとの決戦に挑んだ。決戦前にコンスタンティヌスは、天空に十字架の幻を見て「これにて勝利せよ」とのお告げを受けたという。そしてその夜、彼は夢の中でも十字架を見たという。彼は夢のお告げに従って十字架を作り、それをかざしてマクセンティウスとの決戦に臨む。マクセンティウスはテレベ川で溺死し、コンスタンティヌスがローマ帝国の新皇帝になった。コンスタンティヌスの母ヘレナは熱心なキリスト教徒で、巡礼のためにパレスティナに出かける。そして、そこに足を踏み入れると、イエスが掛けられた十字架を探す。しかし、なかなか見つからず、その場所を知っているというユダという男が召し出される。彼は十字架の在りかを明かすことを頑強に拒んだため、涸れ井戸に吊るされたが、7日目に白状し、イエスが掛けられた十字架とその傍らで2人の強盗が掛けられた2本の十字架がゴルゴダの丘に造られた女神ヴィーナスを祭った神殿に隠されているという(当時のエルサレム神殿はローマ神殿となっていた)。そしてゴルゴダの丘から3本の十字架が発見された。しかし、イエスが掛けられた十字架がどれだか分からない。物語によれば、そのとき死んだ若者の葬列が通りかかり、3本の十字架が順に若者の上にかざされ、3番目の十字架が若者の上にかざされると、何と彼は甦ったという。そして、イエスが掛けられた十字架はこれだ、ということになったのだという。
 この、コンスタンティヌスの夢のお告げと、母ヘレナの十字架発見という、2つの話を提供したのが、300年代の「最初のキリスト教史家」と呼ばれるカエサリアの司教エウセビオスと、コンスタンティヌス1世の息子クリスプスの家庭教師を務めたラクタンティウス、その他の何人かの教会史家である。
 ところが、エウセビオスの話とラクタンティウスの話が、肝心な部分でずいぶん食い違っているのである。エウセビオスによれば、コンスタンティヌス帝は戦闘前に空中に十字架を見るのであるが、ラクタンティウスによれば、そうではなくて夢の中でお告げを受けたことになっている。またエウセビオスによれば、コンスタンティヌス帝は十字架の印が入った軍旗を職人に作らせ、隊の先頭集団の旗持ちにそれを持たせたとされるが、ラクタンティヌスによれば、各兵士の楯にキリストの名前が刻まれたことになっている。その場合、全員がキリストを身に帯びる状態になるわけなので、各兵士は敵の剣に倒れることがあってはならないことになる。エウセビオスの場合だと、軍旗を手にした兵士だけは、倒れることはない。それに続く兵士たちの中に倒れる者がいてもおかしくはない、ということになる。いずれにせよ、コンスタンティウスの「十字架の幻」についての話は、同時代の「最初のキリスト教史家」の手による2つの異なる話が存在する。
 コンスタンティヌス帝の「十字架の幻」話を、与太話だとする学者も少なくない。この話は彼ら以降のキリスト教世界で広く伝えられたと想像されるが、エルサレムの主教キュロリス(315年頃~387年)や、エウセビオスの『教会史』をラテン語に翻訳したルフィヌス(345年頃~410年)、ミラノの司教アンブロシウス(334~97年)、アウグスティヌス(354~430年)らは、その著作ではこの十字架話にまったく言及していない。
 この話はコンスタンティヌス帝の創作であるとも考えられる。コンスタンティヌス帝はキリスト教を利用して分断されていた帝国を1つにしようとしたが、そのためには、自らはキリスト教徒にならなくても、キリスト教に理解ある皇帝であるという演出をしてみせる必要があった。現代では、そう考えるキリスト教学者も少なくない。
 エウセビオスは、その著作『コンスタンティヌスの生涯』で、ヘレナの聖地旅行についてかなりの紙幅を割いているが、彼女が発見したという十字架の木については何の報告もしていない。ヘレナが発見した十字架について最初に報告するのはソークラテース・スコラステティコスと、ソーゾメノスである。しかし、ソークラテースもその報告の中で「ここに書き記したものがうわさによるものにしか過ぎないことを認める」と書いているように、ヘレナの十字架発見については、当時からそれが本当にイエスの十字架であるかどうかは疑わしい、とする者が相当いた。現代科学では、イエスの十字架を特定することはほとんど絶望的に困難である。理由は、十字架刑がパレスティナにおいて頻繁に行われていたからである。エルサレムの土中には、何百、何千という十字架の木が埋まっていた。イエスの死から300年の長い年月が経っていたということは、イエス時代の十字架はすべて腐食して土に戻っていたと考えられるのである。もしヘレナが3本の十字架を発見したという報告が事実であったとしても、それは恐らく、たかだか10年か20年前に埋められた十字架であったと考えられる。
 ともあれ新皇帝コンスタンティヌスは、太陽神ミトラを崇拝する異教の伝統を維持していた首都ローマに、自らミトラ教の大神官としてその偶像崇拝を維持しながら、幾つものキリスト教会を建立した。ヴァチカンの丘の壮麗な聖ピエトロ寺院、エルサレムの聖墳墓教会もその一部である。コンスタンティヌスは、自分の息がかかった人物をローマ教皇に任命し、自分にとって都合が悪い聖書の文言を削除させたり、歪めさせたりした。そして、自分の思い通りになるキリスト教の立場に立った数々の勅令や法令を出し、教会が祝うキリストの復活(イースター)をユダヤの過越祭からはずしてキリスト教独自のものとし、ローマ皇帝として初めて復活祭やクリスマスを祝った。彼は、イエスの誕生日(クリスマス)をミトラ神の誕生祭である12月25日とした(354年にキリスト教は正式に導入した)。この日はバベルの塔を建てて神の怒りを買った反逆者ニコデモの誕生日であり、コンスタンティヌス帝が生涯を通して大神官を務めたミトラ神の誕生日である(ミトラ教はあらゆる宗教と習合することが特徴)。こうして日本における神仏習合のように、ローマ帝国でキリスト教と異教の偶像崇拝がますます習合していった。それはパウロ以来のキリスト教の当然の成り行きであった。

 ローマ帝国でキリスト教が公認されると、浮かび上がってきたのは、キリスト教の中に様々な教義、解釈があるという問題であった。コンスタンティヌス帝はニカイアに宗教会議を召集し、教会の教義論争に決着をつけ、いわゆるニカイア正統信教の確立に熱意を注いだ、とされている。しかしながら、コンタンティヌス帝は生涯、異教ローマ(ミトラ神を拝する偶像崇拝)大神官の称号を維持し続け、死の床に至るまでキリスト教の洗礼を受けなかった。
 そもそもニカイア会議に至った経緯は、次のようなものであった。

 アレクサンドリアの司祭アリウスは、「神のみは始まりをもたずに存在する」との立場から御子の人性を強調し、「御子は父なる神の被造物であり、ただ聖霊によって父なる神の御子とされた」と主張してアレクサンドリア司教アレクサンドロスによって、321年に破門された。この321年は、コンスタンティヌス帝の息がかかったローマ教皇が安息日を廃止し、日曜礼拝を導入した年でもある。
 アリウスは有力な教会政治家の司教エウセビオスに助けを求めたので、教会全体を巻き込む論争になった。326年にアレクサンドリア司教となったアタナシウスを主導者とするアタナシウス派は、「キリストは父なる神の本質より生じたもので、御子は生まれたが造られたものではなく、父なる神と同質である」と主張し、アリウス派に反対した。キリストは神か人かという点については、旧約聖書には神は唯一の存在であると記されており、神の子であるキリストを神そのものと認めてしまうと大きな矛盾が起きるため、この問題は教会を2分する大問題となった。
 コンスタンティヌス帝は教会の指導層とのつながりを強め、手に負えないキリスト教諸派をひとつの構造体にするために、325年にニカイアに公会議(宗教会議)を招集し、キリスト教信仰の標準的定式を作らせた。この会議で「父(神)と子(キリスト)は同質である」ことが採択され、アリウスとその同調者の破門を決定し、アリウス派は追放された。アリウス派は、イエス・キリストが「父なる神」と根本的に同一であるなどというのは、あまりにも極端であり、かつ福音書の記述に反するのではないか、と論じた。しかし、議論が延々と続いていることに嫌気がさしたコンスタンティヌス帝は多数派を支持し、とりあえず議論を早く終わらせてしまえ、と促した。これは決定的だった。コンスタンティヌス帝が支持した以上、これに反論することはできなかった。こうして退席を選んだ少数以外の全員がそれに署名した。退席したのはアリウスと、最後まで彼に忠誠を尽くしたリビアの数名の司祭、そして2名の司教であった。
 最終的に、ニカイア信条は司教たちによって承認され、コンスタンティヌス帝に是認され、公式の教義となった。以後、すべてのキリスト教徒は、ローマ皇帝の承認する唯一の教会=カトリック教会に参加するために、これを受け入れねばならなくなった。この年、過越祭も正式に廃止された。イエスの最後の晩餐は過越祭の晩餐であったが、この決定によりキリスト教では主イエスの正しい晩餐は行われることがなくなった。そして、安息日を守り、主の律法を守り、主の祭礼を行っていた主イエスの正当な弟子や信徒たちは、キリスト教会から追放されることとなった。

 このニカイア信条が書かれるまでの300年近くの間、キリスト教諸宗派は様々なやり方で新参者を迎え、それによってキリスト教は、コンスタンティヌス帝にキリスト教を公認させるまでに強大な勢力になったのであるが、ひとたび公認されると、お決まりの内部統制が始まったのである。それまでキリスト教徒の多くは、自らを信者というよりも「探求者」すなわち「神を探求する者」と考えていたが、内部統制により教会の「信者」となるか否かを迫られることになった。それはすなわち、ニカイア信条を受け入れるか否かの選択であった。つまり、これ以降、キリスト教徒とは、ニカイア信条信者であるという意味に変質したのである。それ以外のキリスト教徒は、キリスト教徒ではなく異端者として追放されることになった。
 教会が異端者として追放したのは人だけではない。多くのキリスト教の文書、書簡、福音書が、ニカイア信条に合致しないために偽典、外典として追放された。司教たちがニカイアで会合する1年前、彼らが異端宗派と見なす者たちに引導を渡す法律を制定しようとしたことがあったが、それに属する者は帝国内のキリスト教徒の半数以上に上ったという。皇帝はすべての「異端者と分離主義者」に、個人の住宅内を含むすべての場所での集会を禁じ、彼らの教会やその他の財産のすべてをカトリック教会に明け渡すよう命じた。日曜日がキリスト教徒の礼拝の日と定めたのは、このときのコンスタンティヌス帝の勅令である。安息日(金曜の日没~土曜の日没)を遵守していた主イエスや使徒たちとは何の関係もない。つまり、キリスト教会は神と主イエスの教えに従わず、ローマ皇帝の命令に従う道を選択し、そのために神と主イエスの教えを改ざんすることを決定したのである。
 このニカイア信条は今日、プロテスト教会に置かれている『聖歌』の裏表紙に収録されていて、「使徒信条」というタイトルが付けられている。

 コンスタンティヌス帝が、このニカイア信条を作り、強制するに至るまでには、伏線があった。2世紀から4世紀の特定のキリスト教指導者たちが、多くの文書を拒絶し、その代わり『マタイ』『マルコ』『ルカ』『ヨハネ』およびパウロの手紙が大部分を占める幾つかの書簡から新約聖書を作り上げた。信条が作られるまでの経緯の中で特に重要な役割を担ったのが、リヨンの司教エイレナイオスであった。彼は多くのキリスト教関連文書を、「狂気の深淵、キリスト教に対する冒涜」と断罪した。司教連合はエイレナイオスの定式書を採用し、彼の夢見た普遍的正統教会を実現しようとした。 『トマスによる福音書』も排除された。以後、『ヨハネ』のイエス観がキリスト教の意味を支配し、規定することとなった。その規定のために、『トマス』は排除されたのである。以降、キリスト者たちは、『トマス』的な教えを異端として放逐 せよ、と説いた。
 エイレナイオスらによる4福音書の選択からコンスタンティヌス帝によるキリスト教公認に至るまで、そしてコンスタンティヌス帝によるニカイア会議での正教論議の決着、信条の制定などがその後のキリスト教の根幹を成すものとなったにもかかわらず、キリスト教徒たちはその内容について正確に知らされていなかった。
 アレクサンドリア司教アタナシウスは、この第1回ニカイア公会議で自説のニカイア信条が正統教義と認定されたものの、コンスタンティヌス帝の死後、コンスタンティヌス2世がアリウス説を信奉したため、アリウス派の教勢は一時むしろ盛んになった。アリウス派教会の政治家や皇帝の介入によりアタナシウスは前後5回、17年間にわたる追放を受けた。しかし彼は屈せず、最後まで戦い、勝利を得た。彼が正しかったからではなく、屈しなかったことにより、彼の教説は、カッパドキアのバシリウス、ナツィアンツのグレゴリウス、ニッサのグレゴリウスに受け継がれ、カトリック教会の正統教義として定着した。
 一方でローマ教会は、イエスと行動を共にしていた初期イエス信徒である女性たちの地位を、男性優位で行われるローマ教皇の「使徒継承」に異を唱えたという理由で、取るに足りない地位へと追いやった。彼らが女性たちを追い落とす材料として使われたのが「パウロの書簡」であった。これにより、イエスの母マリア以外の女性は取るに足りないものとされ、カトリックの聖職から締め出されることになった。
 こうしてイエスの真の後継者らは教会から締め出され、司教たちはペトロを初代とする作為的な教皇継承を確立することに成功した。その後、ローマ帝国の影響が及ぶ至るところでイエスの真の後継者らは徹底的に弾圧されていった。

 ローマ教会=カトリックはまた、神が岩に刻んで命じた十戒の2番目の法「偶像崇拝の禁止」を削除し、4番目の法「安息日」を「主の日(日曜日」に変更し、10番目の法を2つに分けて、新たな十戒とした。神の定めた時(月の運行によるイスラエル暦)を現在の西暦(太陽暦。エジプトの太陽神崇拝やミトラ崇拝およびバベルの塔を建てたニコデモを起源とする)に変更した。
 ダニエル書7章の「いと高き方に敵対して語り、いと高き方の聖者らを悩まし、時と法を変えようとたくらむ」者は、それを実現した。ダニエル書9章に記載されている「油注がれた者(主イエス)が不当に断たれた後に、都と聖所を荒らし、いけにえと献げ物を廃し、憎むべきものの翼(ローマ)の上に座した荒廃をもたらすもの、主イエスの次にくる指導者」とは、ローマ・カトリック=キリスト教である。プロテスタントも、その教えと時と法を引き継いで今日に至っている。

 431年には、キリスト教会(ローマ・カトリック)は、十字架とマリア崇拝の思想を導入した。そして、それに逆らう正しいイエス信徒らは宗教裁判と魔女狩りで徹底的に根絶していった。宗教裁判と魔女狩りで殺された聖徒の数は、5000万人といわれる。

 ヨハネ黙示録18・4~8にはこう書かれている。
「わたしの民よ、彼女(キリスト教会)から離れ去れ。その罪に加わったり、その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神はその不義を覚えておられるからである。
 彼女がしたとおりに、彼女に仕返しせよ、彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。彼女が注いだ杯(さかずき)に、その倍も注いでやれ。彼女がおごり高ぶって、ぜいたくに暮らしていたのと、同じだけの苦しみと悲しみを、彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、やもめなどではない。決して悲しい目に遭(あ)いはしない。』
 それゆえ、1日のうちに、さまざまの災いが、死と悲しみと飢えとが彼女を襲う。また、彼女は火で焼かれる。彼女を裁く神は、力ある主だからである。」

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