高橋のブログ

不定期に..

ブラームス交響曲第2番の思い出

2018-12-07 18:24:47 | 日記
日曜に栃木の真岡市民交響楽団定期演奏会を聴きにいく。

メインがブラ2なので、いくつかCDを聴いている。この曲は私も過去に5、6回演奏したことがあるのだがが、特に印象に残っているのは右近先生が指揮してくれた時だ。

第4楽章後半の373小節、374小節の2分音符、3つ。ここって、なぜかついブレ-キをかけてしまうわけで(そういう演奏が多い)、初練習時も皆がそのように。






右近先生は「遅くしない!」と注意するも、またその後、皆がrit.気味に。

すると先生、大激怒!オケ全員に向かって大声で「さっき遅くするな!と言っただろうが!!」と。シーン...となり。

私が右近先生があんなに怒ったのを見たのは、その時だけ。確かに譜面にはそう記載されていない。

今でも、この部分のCDないし生演奏を聞くと、あの時の右近先生の激怒を思い出す。

愛聴盤はやはりフルトヴェングラー、ウィーンフィル1945年盤(ライヴ)。



誕生日を終えたフルトヴェングラーですが、お祝い気分ではなく、この演奏後、ゲシュタポに追われながらもスイスに亡命するわけで、
そういうことを知りながらこのCDを聴くと、穏やかな曲も何か背筋に冷たいものを感じる。

フルトヴェングラーは上記、373-374小節は、サラッと早く処理している。
つい、さぞかしフルトヴェングラーならではの急減速&重厚に..と思ったするが、そうではないわけで。
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