はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

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斎藤茂吉料理歌集

2008年09月22日 19時55分17秒 | 斎藤茂吉料理歌集
 きっかけは『文人悪食』(嵐山光三郎著 新潮文庫)でした。
 これは、明治以降の文人たちを食べ物の観点から分析する超おもしろ本ですが、その中の「斎藤茂吉」の項で

「茂吉の歌に出てくる食べ物は、どれもこれも生きている。」
「茂吉の膨大な歌のなかから、料理に関するものだけをとり出して料理歌集を作れば、さぞかし上等で、贅沢なおいしい本ができるだろう。」

とあり、さらに茂吉の料理歌がいくつも紹介されていました。

  東京の弟がくれし稚鯉こよひ煮たればうまらに食はむ

  黒貝のむきみの上にしたたれる檸檬の汁は古詩にか似たる

  ゆふぐれし机のまへにひとり居りて鰻を食ふは楽しかりけり

なるほど、これはうまそうだ。
 こんな歌集があったら、ぜひとも読んでみたい。
 しかし、調べた限りではそんな歌集は出版されていないし、インターネット等にも発表されていないようです。
 ならば、自分が集めてみようか。

 もちろん、僕には歌集を構成する能力なんてありません。
 しかし、全集を頭から読んでいって、食べ物に関する歌を抜き出すだけならできるかもしれない。
 そして、後に才能のある人が同じ考えを持ったとき、その資料のひとつになるかもしれない。

 もともと、斎藤茂吉という人は、短歌に興味を持つ者にとって避けて通れない存在です。
 これをきっかけに、茂吉の歌を頭から全部読み込み(全部の中から一部を抜き出すには、全部を読まないといけないわけですから)、読解力の向上を狙おうという欲もありました。

 しかし、始めてすぐに天を仰ぎました。
 巨人斎藤茂吉、短歌だけでも、生涯に出した歌集17冊、その歌数17,907首!
 いったいいつになったら終わることやら、いや、そもそも終わるのか?

 それでも、もう始めてしまったのですから、投げ出すわけにはいきません。
 少々大げさですが、ライフワークに取り組む気持ちで、コツコツとやっていきたいと思います。
 短歌を志す方々の、なにがしかの資料になれば幸いです。
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