ブラゼルを挑発したのは福井。
しかしこのケースは、投手と打者の真剣勝負から発せれられたものだけに仕方ない行為。
問題はベンチからブラゼルを挑発した人間である。
最初の乱闘シーンで、真っ先にベンチを飛び出しブラゼルのもとへ行ったのは緒方。
前夜の危険球のときも、藤井に近寄り謝罪し孤立する大竹に駆け寄ったのも緒方。
緒方は選手を思うコーチである。
それに比較し、申し訳ない意思表示を示している年配の和田監督に詰め寄ったり、またブラゼルを挑発し、さらなる乱闘を仕掛け先陣を切らない人に、改めてガッカリしたものである。
闘将と呼ばれた星野氏は、自ら仕掛けた喧嘩は自ら先陣をきった。
強気にくじけ、弱気を捨てる指揮官に、始まったばかりの長いシーズン
誰がついていくものか…