古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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あやまっためいだい

2022-12-26 11:17:20 | 主夫のつぶやき
『民主主義に対抗する権威主義』という誤った命題。
これに団結して対抗する中露関係は「盤石」
このように中国の王毅外相が中ロ関係を北京の討論会で講演した。
記事で読んだだけなので詳細は不明だが、何が誤った命題だろうか。
『権威主義』これはアメリカが良く口にする表現ではある。
私は専政政治と呼ぶが、歴史家の間では定義を色々しているようだ。
この言葉を捉えているのだろうか、それとも民主主義に対抗を捉えるのか。
彼の言いたいことは少し解る。
中国は『民主主義国家』である、とまずは宣誓したいのだ。
彼らの言う『憲法』にはそう書かれているのだから。
そもそも『民主国家』であるのだから対抗している先が異なると言うわけだ。
中国は経済や政策で対抗こそすれ、主義に大きな違いは無いと。
しかし、習近平の三期目以降、権威主義的政治が大きく台頭したのも事実。
中国政府は国民のことを『人民』と呼ぶ。
『共産党』という政治階層と『人民』という被統治層。
明らかなる二つの層からなる『専政政治国家』であることは疑いない。
人民の中から共産党員への道は20年前に比べると狭き門になっている。
国民の感情が揺れるのは仕方の無いことだが、昔は違った。
20年前は共産党にそっぽを向いていた国民が多かった。
何故なら経済が伸び、経済界で一旗揚げた方が良いと思わせたからだ。
その後数々のビッグネームが飛び出し、一時は政治をも左右するかに見えた。
この趨勢が醸成されたのは胡錦濤の時代である。
ところが、継承を間違えた。
猫を被っていた『習近平』を次の指導者として選択したのだ。
これ以降彼がしてきたことを見れば『権威主義』は見えてくる。
『蠅も虎も叩く』と一般国民の耳に優しい言葉を使った。
中国は贈収賄が数千年の歴史を持つ国である。
一般国民は『蠅』である地方の小官吏に泣かされ続けてきた。
『蠅』を叩くのは『虎』を叩くための詭弁である。
最初の5年間で『虎』をことごとく叩いた。
国民の歓声を背中に受けて、ご満悦の習近平がそこに居た。
地方の村を巡回し、「この村を一緒に良くしていこう」と発言した。
村の青年を巻き込んで、提言を与えた。
青年のやることはことごとく成功し村は発展した。
勿論裏で、政府が多額の資金を注ぎ込んでのまやかし事である。
例えまやかしでも、村人は喜んだ。
こうした活動を公共放送を使い喧伝し、村人の心を掴んだ。
その間に政敵をことごとく監獄に送ったのだ。
自らを神と名乗る習近平。
王毅は階位こそ低いが聡明な人物である。
しかし、習近平のスパイが身近に居るので下手なことは一切言わない。
日本に来ても日本語を一切使わないのは徹底している。
彼はもう諦めたかのように見えるが、そうでは無いと思う。
あくまでも習近平の僕のように振る舞う。
監獄に送られないためである。
習近平が投げ出した『零コロナ政策』は相当ダメージのようだ。
浙江省は感染者一千万人と報告している。
今までの中国発表の数字とも合わないが、これが事実だろう。
この失政のために中国習近平政権は崩壊する。
崩壊後は中国が再び混乱期となるだろう。
内政を牛耳られる人は現政権にはいない。
全てが習近平が飼い慣らした狛犬の如く、舌をだしてお座りするのみ。
実質、第二位の座にある李強の行政力は上海市長の時の状況を見て解る。
習近平の犬だから地位を得ただけで、実力はない。
習近平が爪の無い猫と舌を出す犬だけを集めたのだから。
崩壊後、外交を頼みにして動けるのは王毅だろう。
財政の逼迫に対してはまだ李克強が居る。
そしてトップに立つのは胡春華しか居ないだろう。
この流れであれば、民主国家も見えてくる。
日本語が堪能な王毅が日本で存分日本語会話が出来る日を心待ちする。
一筋縄では行かない中国。
しかし、隠れた人材は豊富だし、民間人にも偉丈夫だらけ。

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