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AIの苦手分野、人間の生き筋(前編)

2020-02-18 | 人生
(AIの苦手分野と未来の仕事①――創造性の高い仕事)
では、AIが苦手(にがて)な分野とはどこでしょうか。
碁や将棋では、すでに名人級を破るところまで来ています。しかし、前に述べました短歌や俳句のようなものであれば、AIはまだまだ人間には及びません。

小説についても、残念ながらAIが書いたものは、まだそこまで行かないでしょう。絵であれば、写真のようにそっくりのものを描くことは可能でしょうけれども、自由に創作するものになると、やはり物足りないものが出てくるのではないでしょうか。

このように、「AIにできないものは何か」ということを考えてみれば、未来において人間に残される余地が分かってくるとも言われています。

AIが苦手なものとは、やはり、「創造性の高い仕事」「クリエイティブな仕事」でしょう。人間の未来にまだ残されているものは、クリエイティブなところ、今までにないものをつくっていくようなところであり、そこには、AIに支配されずに済むかもしれない分野が残っていると考えられます。

(AIの苦手分野と未来の仕事②――マネジメントの力)
もう一つ、AIには取って代ることができないと思われているものは、「マネジメント」にかかわるところでしょう。マネジメントというのは、「経営管理」、あるいは「経営そのもの」であってもよいのですが、さまざまな人を集めて組織をつくり、大勢の人が力を合わせて一定の目的を達成するために必要なものです。

それぞれの人の能力も違えば、気性も違う、年齢も違う、経験も違う、男女の性別も違う、感じ方も違うわけです。また、同じ命令を受けても、違うように受け取る人もいます。

こうした多種多様な人々、人種や皮膚(ひふ)の色、思想・信条や宗教の違い、男女の違いを含めて、大勢の人を使い、一定の目的を持った仕事をしていこうとすると、それほど簡単に、機械のようには動かないところがあります。

そうした人々を結びつけて一定の方向を目指させるには、マネジメントが要ると言われているのです。

「マネジメント」という言葉はいろいろな意味を持っていて、目標管理的に言う場合もありますが、結局、人と人とのバラバラな側面を協調させ、調和させていく力がなければ、組織、あるいは会社、その他の団体等において、まとまった大きな仕事を続けていくことができないということです。

(AIの苦手分野と未来の仕事③――交渉・営業・サービス系の力)
もう一度まとめると、AIの苦手なものとしては、一つには、小説、短歌、詩など、芸術的な分野も含んだ「創造的なもの」が弱いと思います。もう一つには、人々のさまざまな「考え方」や「心の働き」を含んだ集合体を取りまとめて、志(こころざし)を持たせ、よい方向に持っていくような能力を発揮することは、AIは下手だと言えるでしょう。

さらに、AIではなかなか乗り越えられないと思われるものは、「営業」のところです。

「人対人」で交渉したりするもの、押したり引いたりしながら、落としどころを考えていくようなものに関しては、こちらとしては推進したいと思っていても、相手には相手の考えがあって、なかなか思うようにはいきません。

そのように、異なる考え方がぶつかったときには、勝ち負けだけで済む問題ではないところがあります。碁石や将棋の駒を動かすのとは違って、「人間対人間」の場合には、「完全な勝ち」も「完全な負け」もありません。

そうしたなかで、「人対人」で物を売ったり買ったり、あるいは、サービスを提供したり受けたりしてどう思うかなどには、いろいろなことがあるわけです。

このような「営業・サービス系のマインド」については、AIではなかなか乗り越えられないものがあるのではないかと思います。

AIには、自分で計算して、「こうすれば、これだけの利益が出る」とか、「メリットがある」とかいうような判断ができる可能性はありますが、相手が「独立した考える生命体」である場合には、計算したとおりには動かないことがあるわけです。

このように、「創造性のある分野」「マネジメントが必要な分野」、さらに、「営業が必要な分野」「交渉が必要な分野」などでは、AIは十分ではなく、次の世代のAIになっても、完全には乗り越えられないだろうと思われているのです。

---owari---
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