生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

菊枕

2018-10-24 19:18:31 | 日々の暮らし
古代の旅人は野宿をする。
手頃な物を探して
枕にしたに違いない。

その頃の人は、何を枕にして寝たんだろうと
考えてしまう。

調べてみると、

草枕、木枕、石枕、

陶器枕、竹枕、

菊枕等々があった。

「菊枕」
に心引かれませんか?

それで、「菊枕」を調べると、菊の花を干したものを詰めた枕とある。

邪気を祓い、
頭痛がとれ
目の疲れを回復する
効果があるという。

また、菊の香りには
癒しの効果があり
古代の人は好んで使ったそうだ。

天武天皇の頃、谷川を流れてくる  

菊水を飲むと
百歳の長寿を

得ると言われ
酒の銘柄に
使われるようになった。

菊正宗、菊水、千代菊

古代の歌人の詩に

「山中に暦日(れきじつ)なし」

山の中の生活では、こよみがないので、
今は何月か分からないという詩がある。

ふと松の木の下にやってきて、
石を枕にして安らかに眠る。

山の中での生活は
暦もないので

厳しい寒さがとけて、

雪溶け水の音で、

春めいて来たのは分かるが何月かは分からない。

そんな、風景の中に
いると、抱えている悩み事の小ささに気づき
生きる力が湧く。

せめて菊枕で寝ている
夢でも見て元気に起きよう。

合掌




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嫁菜(よめな)

2018-10-24 00:39:59 | 日々の暮らし
嫁菜(よめな)とは
道端に咲く雑草の
一種で秋に薄紫か
白い菊の花をつけ
る野菊の1つ。

花言葉は

隠れた美しさ。


道端に咲く


隠れた美しさ


何か素敵だと思い

紹介しました。


今日も


明日も


地味にでも


努めていれば


きっと


美しい魅力が


湧き出てくるはず


ヨメナのように!

合掌
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削り落とす

2018-10-23 13:31:15 | 日々の暮らし
日曜大工で感じた事。
町内の毎日出すゴミ箱のふたが壊れていた。
先日の台風に耐えられなかったからだ。
私の手作りの木で作ったゴミ箱だから誰も修理しない。

取り合えず補修と塗装をして見た目を良くした。

近所の親父さんから
いつもありがとう!と

お礼を言われ恥ずかしかった。

それは私にしか分からないからだ。

もの作りは見た目ではない。
手間暇をかけたかなんだ。

残っている塗装を剥がし、木を削りなおしてから新しい塗装をしないと、すぐに剥がれてくるものだ。

何度も塗る漆塗りを見れば丈夫さが分かるはず。

亡くなった骨董屋をしていた兄の言葉を思い出す。

何で見た目の悪い品物を店に出しているのか?
と聞いたら

古い職人は見た目よりいい物を作る努力をしているものだと。

旨い水を飲みたければ、もっと深い井戸を掘れ。

いい物は目に見えない。

ゴミ箱をじっと見ながら兄を思い出した。

人生もそうだ。

恥の上塗りではなく、
削り落としながら
再生する努力が肝心なんだ。


合掌
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出会いは必然

2018-10-23 01:11:19 | 日々の暮らし
この世には偶然はない。
すべて必然といわれています。

生まれて来るにも訳があり、

死ぬときにも訳がある。

アメリカの精神科医ワイス博士の催眠療法による「前世療法」を読んでいると、


同じ患者の中に何千年前の記憶が二人とも共通していた人があり、

前世に恋人同志だったことが分かったそうです。

医師は守秘義務があるので、二人に告知していいのか悩んだそうです。

しかし、二日後に彼氏がアメリカを去ることが分かり、二人に告知したそうです。

二人は結婚しました。


これは、偶然でしょうか。

会うべきしてこの時代に生まれて来て、

同じ病院に通っていたことからして、

必然だったのです。

私たちは前世の課題を持ってこの世に生きてきた因果応報だと思います。

前世で結ばれなかった人に巡り会い結ばれたいとの願いから生まれて来る人もいます。


前世に好き勝手に生きて来た人は、今度は社会貢献の為に生きてきたりします。

前世でじ殺した人は、強くなる人間で生まれて来ます。

みんな、生まれてくるには意味があるのです。

また、心残りな事は、次の課題となるでしょう。

私はそう感じています。

そんなショートロマン小説を10年以上前に書いたことがあります。

日露戦争で日本は敵のトーチカから撃ってくる大砲に何万人の兵隊が戦死しました。

弾薬を抱えた特攻隊が編成され、家族にお別れに行かされました。

若い兵士は恋人に別れを告げました。後の世で結ばれようと。

分かるように体に同じアザを作って。

兵士はトーチカに飛び込み戦死しました。

日本は203高地を占領し、ロシアを負かしたのです。

100年後の夏祭りに輪の中で踊っていた美しい女性が掛けよって来ました。

貴方のひたいのアザと同じアザが私の胸にもありますと。

二人は結ばれました。

こんな小説です。

ワイス博士の話とにていますね。

いま私たちが出逢っていたり、別れたりしているのにも意味があり、必然だと思っています。


また、残した課題を持ってあの世に帰るものだと。
こうして貴方と出会っているのも必然なんです。
感謝
合掌
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人生の宝物

2018-10-22 05:21:38 | 日々の暮らし
今日は宝物について話したいと思います。

人生には三つの宝物があると仏教は説いています。

「佛法僧」です。

「佛(ほとけ)」とは、先生のことです。

学校の先生だったり、人生の先生だったり、人生を導いてくれる人のことです。

「法」とは、幸せな人生を歩む方法を作ることです。

夢や目標を計画することです。

「僧」とは、仲間のことです。

人は一人では生きてはいけません。

支えたり、支えられたり、助け合いながら生きていきます。

この三つの宝物を得た者は幸せな人生が送れるといいます。

物ではないのですね。


では、聖書ではなんと説いているのでしょうか。

「地上ではなく、

天に宝を積みなさい」

(マタイ6・19-20/
ルカ12・33)

イエスは、宝物が自分の命が終わった時に意味がなくなるようなものではなく、

永遠に続くものを宝物にするようにと述べています。

これらから宝物とは、

物ではなく、

永遠に続くものをいう。


すると、星の王子様の
言葉を思い出しました。

「大切なものは

目に見えないんだ」


それを宝物にしましょう。



合掌

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