私達は何千年も続いている故人の教えに、人生の問題を解くヒントを頂いています。
『先ず(まず)臨終の
事を習うて後に他事を
習うべし』
(日蓮)
この言葉の意味は何んだろう?
「死は必ず訪れる。死という事実をしっかりと受け止めてから、人間としての生き方を学ぶことで真実が見えてくることだろう」といった意味のようです。
その言葉のあと日蓮は
『死は恐れるものでも遠ざけるものでもない。生と死が一体であることが分かれば、今生きていることの大切さが自然に見えてくる』と述べています。
人は必ず死ぬことを納得できたら、真実の生き方が見えて来ます。
家族を大切にしたい、恋人を大切にしたい、友達を大切にしたい、
自分の事でなく回りの人を大切にしたい。とかが見えてくると。
ラストから始めなさいと言う教えと同じ事を言っている人がいました。
『ラストシーンから書く』(スティーブン・スピルバーグ)
ゴールのハッピーエンドを決めます。
これから起こる出来事はすべて、そこに至るまでの過程です。
さあ、たくさんのトラブルや喧嘩や事故を起こしましょう!
こうやって作品を作っているようです。
人生も自分のハッピーエンドのラストシーンを決めて、生きて行けば毎日が見えてくるものです。
トラブルや嫌なことも
たくさんあってもいいのです。
幸せのラストシーンに
向かっているのだからあまり心配しない。
元気になりますように。