生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

ラストシーンから始める

2021-06-03 00:58:09 | 日々の暮らし

私達は何千年も続いている故人の教えに、人生の問題を解くヒントを頂いています。
『先ず(まず)臨終の
事を習うて後に他事を
習うべし』
      (日蓮)

この言葉の意味は何んだろう?
「死は必ず訪れる。死という事実をしっかりと受け止めてから、人間としての生き方を学ぶことで真実が見えてくることだろう」といった意味のようです。
その言葉のあと日蓮は
『死は恐れるものでも遠ざけるものでもない。生と死が一体であることが分かれば、今生きていることの大切さが自然に見えてくる』と述べています。
人は必ず死ぬことを納得できたら、真実の生き方が見えて来ます。
家族を大切にしたい、恋人を大切にしたい、友達を大切にしたい、
自分の事でなく回りの人を大切にしたい。とかが見えてくると。

ラストから始めなさいと言う教えと同じ事を言っている人がいました。
『ラストシーンから書く』(スティーブン・スピルバーグ)
ゴールのハッピーエンドを決めます。
これから起こる出来事はすべて、そこに至るまでの過程です。
さあ、たくさんのトラブルや喧嘩や事故を起こしましょう!
こうやって作品を作っているようです。
人生も自分のハッピーエンドのラストシーンを決めて、生きて行けば毎日が見えてくるものです。
トラブルや嫌なことも
たくさんあってもいいのです。
幸せのラストシーンに
向かっているのだからあまり心配しない。
元気になりますように。

       

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鬱病の花の天使

2021-06-03 00:58:09 | 日々の暮らし

~鬱病と打ち明けた大坂なおみさんの言葉から昔書いた夢物語を思い出しました。~


レストランの片隅に私は座っていました。
一人のレディがテーブルにつきました。
ボーイに何か注文しています。
グラスの下のナプキンがふっくらとした山になっているのに気づきナプキンをとって見ました。
すると可憐な鈴蘭がありました。
「うわ素敵!」
小さな字で
「良き一日を」と書いてありました。
彼女はとても幸せ気分になっていました。
それを胸にさしました。
違うテーブルに3人の家族が座りました。
お母さんが娘のテーブルナプキンのふくらみに気づき開けて見ました。
娘さんが
「うわ!可愛い花!」
と喜んでいました。
それを頭にさしました。
ボーイさんにたずねると知りません。
と言ってました。
遠くで見ている若い女性がいたのでそばに行き話し掛けました。
あなたがしたのですね。
そのわけはなぜですか?
すると彼女は
私は鬱病で人前で話すのが苦手なんです。
何か人の役にたちたいとか、奉仕とかしたくてもだめなんです。
それで、そっとすずらんを置いておく事を思いついたのです。
幸せそうな顔見て
良かったと喜んでいました。
彼女は花を入れた籠を持って出て行きました。
どこか他の場所に行くのでしょう。
私は去って行く彼女と喜んでいる人達の姿を見ながら目が覚めました。夢物語でした。
花言葉は純潔。
再び夢の続きを見ました。
その天使の後をつけて行きました。
ある病院の一室に入りました。
若い夫婦がベッドに寝ている男の子を見つめています。
難病で助からないようでした。
「元気になったら、あのレストランに三人で行きましょうね。」
とお母さんが声かけていました。
「うん、あそこのハンバーグ美味しいね。絶対行こうね。」
お父さんが「分かった。約束するよ。」と言っています。
花の天使は看護婦さんに何か渡していました。看護婦さんが、お見舞いの方がこれをと
青い薔薇を渡しました。
青い薔薇は絶対にできないと言われていましたから、不可能が可能になることから夢が叶うという花言葉になりました。
元気になった子どもと三人がレストランで食事をしています。
もちろん、テーブルには青い薔薇がありました。

大坂なおみさんや病気で悩んでいる皆様が元気な姿になりますように祈願しています。
   合掌 アーメン

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七変化

2021-06-03 00:58:09 | 日々の暮らし

小路に紫陽花が咲いています。
「紫陽花(あじさい)や
藪(やぶ)を小庭の
別座敷(べつざしき)」
     (芭蕉)

この句のように
毎日通る小路に
竹やぶがあります。
いつものように
いい竹があると足を止めて眺めながら行くと、突如と紫陽花が花を咲かせている道になります。
いつも素通りしていたのに、特別のお座敷ができたように迎えてくれます。
芭蕉の気持ちに深く共鳴しました。
皆様もきっと足を止めて感動することでしょう。別名「七変化」のとおり、さまざまな色を見せて楽しませてくれることでしょう。
「紫陽花や
小路の角に
花屋敷」
お帰り!
お疲れ様と出迎えてくれました。
皆様は何色の紫陽花がすきですか?出会いますように。

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雨のち晴れ

2021-06-03 00:58:09 | 日々の暮らし

松尾芭蕉の奥の細道に
「雨後の晴色
また頼もしきと
あまのとま屋に
膝を入れて
雨の晴るるを待つ」
という句があります。
梅雨時の雨上がりの晴れた空がまた楽しみだと思って、漁師の小屋に立ち寄って、雨の晴れるのを待つという意味です。
晴色とは雨がやんで晴れ上がった風景をいいます。
人生もそうだと思います。
悲しい雨がやんで、晴れ上がった風景が必ずやって来ます。
それを楽しみに待ちましょう。

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