ひさかたの
ひかりのどけき
春の日に
しづ心なく
花のちるらむ。
(紀友則)
こんなにのどかな春の日に、桜の花だけは落ち着きなく散るのだろう。
春は華やかで、心落ち着かないところがあるが、ふと哀愁がよみがえるときがありますね。
春秋とか春かなし、という時期のようです。
一時的に過ぎ去るもので、花や木、遠い雲などを眺めては何かに想いをはせるのでしょうか。お年寄りに現われる精神的情緒不安定な時期とも言われます。
寝付かれない、不安、食欲減退、生きる気力喪失、絶望、恐怖、徘徊など。できる限り傾聴してあげましょう。
特に今は自粛、規制の日々ですから。
お願い