生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

春かなし日々

2020-04-29 13:14:01 | 日々の暮らし

ひさかたの

ひかりのどけき

春の日に

しづ心なく

花のちるらむ。
   
    (紀友則)

こんなにのどかな春の日に、桜の花だけは落ち着きなく散るのだろう。

春は華やかで、心落ち着かないところがあるが、ふと哀愁がよみがえるときがありますね。
春秋とか春かなし、という時期のようです。
一時的に過ぎ去るもので、花や木、遠い雲などを眺めては何かに想いをはせるのでしょうか。お年寄りに現われる精神的情緒不安定な時期とも言われます。
寝付かれない、不安、食欲減退、生きる気力喪失、絶望、恐怖、徘徊など。できる限り傾聴してあげましょう。
特に今は自粛、規制の日々ですから。
      お願い

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聴こえる書

2020-04-29 00:52:09 | 日々の暮らし

春の訪れの音に
「古池や
蛙飛び込む
水の音」
(松尾芭蕉)

古語に「花の散る音が観えた」とする表現もあります。

観えないものが観える。
聴こえないものが聴こえる。

私も前から考えていたのが私の書から音が聴こえるそんな作品を書きたいと。
観る人が観れば聴こえてくる書。
その人の耳に聴こえる音は何の音だろうか?

例えば『春』に、雪解けの川の流れる音が聴こえてくるように。

また、コロナ感染から身を守る『免疫力』と聞こえる書。

そんな思いの書を目指しています。
いつの日か皆さんの心にも聴こえる作品が書けますように。

平和が今もいつも世々に続きますように。
     祈願

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