生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

恩に報いる

2020-01-23 06:21:47 | 日々の暮らし

「知恩報恩(ちおんほうおん)」昔の人は生命は恩によるもの。
仏や衆生(生きているすべてのもの)や親により積もり積もって今日に至ったものなので恩を知り、それに報いることは人の本分であるという意味の言葉です。
この気持ちが神仏に向けられた時、宗教心となります。
宗教心とは感謝と相手を大切にすることです。
特に日本人の宗教心を表現したと言われている歌があります。

「なにごとおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」
    (西行法師)

ここにどのような神がいらっしゃるのかは存じ上げないが、身にしみるようなありがたさがこみ上げてきて、思わず涙がこぼれてしまった。

西行法師が伊勢神宮に参詣した際に詠んだとされる歌です。

来月仲間と関東のお伊勢参りに行くので紹介しました。
   感謝の御礼に

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三心

2020-01-23 01:52:21 | 日々の暮らし

以前有名なお寺を紹介した番組を観ました。
そこの修行僧にスポットをあてていました。
お坊さんを目指していたのに、食事係になってしまったお坊さんがいました。
初めは戸惑ったようです。
恐らく悩んだでしょう。
食事係の心得というものがありました。
それが『三心』です。

1,喜心
今、自分は人間世界に生まれ、仏道修行者のための浄食を作っていることは喜ぶべきことである。
義理でやるのではなく、真心のこもった料理を作る事。

2、老心
父母の心、親心を持ち愛情を持って作る事。
我が子の成長のため、自分を犠牲にする気持ちを持つ。

3、大心
小さな事に迷わされない、怒らない寛大な気持ちである事。

私達の世界でも当てはまりそうですね。
異動や思ってもいない所での仕事に、つい愚痴が出そうになりませんか。
そんな時にこの三心を
思い出して下さい。
その仕事もいつか役にたつ時がくるものです。

       感謝

 

 

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