グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

資産購入更に100億ドル減少、トルコ金利引上げ12%に

2014年01月30日 | 商品市場

29日の世界株式市場はアジア地区は前日の米国の株価の反発を受けて上昇しましたが、その後欧州から米国に市場は移動し2時のFOMCにて資産購入額の2回目の100億ドルの減少の発表を受けて3日前の下降の再現となり1%以上の下降となりました:トルコの通貨のリラの急落を受けてトルコの中央銀行は4.45%の政策金利の引き上げに踏み切り12%となりました、これを好感した世界市場は反転上昇しました、しかし15時間後には再び元に戻してしまいました: トルコのみならず多くの新興国は金利の引き上げに踏み切りました、米国の資金引上げを考慮した新興国の通貨はドルによる引き上げによる影響で急落しているのです: 言い換えれば自国通貨売りドル買いです: 興味あるのはこの動向で日本円が円高に推移していることです、無論安全通貨として購入されているのです:近い将来この反動は必ず円安につながりますから記憶にとどめてください: 購入されている日本円はどこに向かうのか? 多分株式市場だとよいのですが:

ダウ 15738.79 -189.77 -1.19%: ダウ運輸関連20 7190.61 -87.01 -1.20%: ダウ公共15 494.65 -0.78 -0.18%: ナスダツク 4051.43 -46.53 -1.14%: S&P500 1774.20 -18.30 -1.02%: R2000 1122.45 -16.78 -1.39%: です

S&P500の10セクターの中では素材関連が堅調に推移しています、金価格、エネルギー等が関連銘柄が0.5%以上上昇しています、興味のある動向です、注目します: 年初来の市場の動向は: ナスダツク -3.0%: R2000 -3.5%: S&P500 -4.0%: ダウ -5.0%とネガテブな展開です、残り2日間で1月は終了ですが1か月の下降%とどこまで行くのか?

通貨市場: ユーロ 1.3665: 日本円 102.15: ポンド 1.6559: 豪ドル 0.8743: カナダドル 1.1168: Sフラン 0.8946: 中国元 6.0559: ユーロ;日本円は139.59です:新興国の通貨安が目につきます: 各国の中央銀行はそれぞれの通貨防衛をかねて介入資金が不足しているので金利の引き上げで対応しています:

債券金利市場: 3か月ビル 0.03: 6か月ビル 0.06: 2年債 0.32: 3年債 0.70: 5年債 1.50%: 10年債 2.68%: 30年債 3.62:とそれぞれ長期債券が買いこまれ値を上げました、無論 イールドは上記の数値と下降しています: ベテランデー以来の低い水準です: 2年債券と10年債券のイールド差は2.32%に縮小しています:

商品先物市場: CRB商品指数 285.00 +2.21: WTI原油先物 97.36 -0.05:ブレント原油先物 107.78 +0.37: 天然ガス 5.56 +0.52: 天然ガスの価格の上昇が目につきます(これは日本の貿易赤字につながります): 金先物 4月 1262.20 +11.70: 金現物 1268.81 +1.47: 銀先物 19.70 +0.20: 銅先物 324.05 -1.25: プラチナ 1412.50 -0.56: 金関連銘柄は堅調に推移しています、金鉱山、金ETFはいずれも値を上げています: 穀物先物は値を消しています:

日本市場関連では大証の夜間取引で 3月先物 14,950円 ―430円、6月物 14870円 ―430円です: 警戒してください: 日本円が102円の水準より円高に進めば本当に警戒警報です: