今日は少し早めの散歩！オカアは僕の好きなところに行っていいよと言う感じで歩いている。
まずはいつものコースで用を済ませないと落ち着かないというものだ。
僕は曲がり角や十字路で立ち止まるくせがある。
「ドナ急にとまらないでよ！」
僕だって少しは考える力があるんだから任せて欲しいのにオカアは
ほんとにせっかちだなあ・・・
いま頭のなかで地図の整理をしているのにさー！
それに散歩は楽しんで歩かなきゃ意味がないと思いますよ。
小鳥の声や猫のかすかな足音。
遠くから赤ちゃんの声が聞こえ梅の花びらが風にのって舞っている。
鳩さんが今日のねぐらを探して椿の枝に潜っている。
みんな春の風のなかに包まれて生きている。
自然の流れはどこでも感じる事はできるのに、
忘れてしまったらもったいないと思いませんか？
カラスが木の枝で騒がしい！
なにをそんなに騒いでいるの？
大きい子が小さい子をいじめちゃいけないよ。
なになに生存競争だからほっといてだって・・・
はいはい余計なことでした。
カラスにはカラスの世界があるんだなー！
アスファルトの割れ目から芽をだしたナズナは元気がいい。
白い花が天に向かって咲いている。
空き地のたんぽぽは、まだだけどつくしの坊やこんにちわ！
若草色のよもぎも、芽をだして沢山仲間がいるんだね。
青い空が少しずつ深みを増して暖かくなるんだね。
春の息吹を感じながら歩く散歩はゆっくりがいいと思うんだ。
僕(ドナ)の散歩にお付き合いありがとうございました。