写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

もうすぐ刈り入れ 稲架掛け(はさかけ)準備万端

2012年09月09日 | 写真

金沢市の山里の棚田に稲穂が黄金色に輝きもうすぐ刈り入れという季節になりました。かつてはこの集落で暮らしていたがいまは金沢の街中に住んでいて田圃に通っているという方が後一週間足らずで刈り取りだということで天日干しのための稲架掛け(はさかけ)の櫓を組んでいました。かつては20戸が農業主体の暮しをしていたというこの集落ですが、いまでは一戸だけ残っているものの、あとは金沢の街中に暮らしを移し、田圃も残った一戸がほとんどの田圃の耕作を請け負い金沢から通う方たちも含めて全体で3戸がこの棚田を維持しているということです。とても農業で暮しが立つという状況ではないという現実にシャッターを押す指先も止まる気がしました。
それでも農業が好きだというこの方は、もう農業機械を買うことは出来ないが体が続く限り田圃を守って生きたいという想いが溢れるようでした。
写真は黄金色に実った稲穂の中で稲を干す櫓を作っているところです。
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毎週金曜原発ゼロ行動(金沢) 第10回「どいね☆原発」

2012年09月08日 | 写真

9月7日に第10回目を数えた石川県金沢市における原発ゼロへの行動「どいね☆原発」。私も一回目から参加して声を上げています。写真は7回目から歌われているオリジナルを歌う曲を作った方です(女性)。
第7回に披露されたこの曲はいま曲名募集中!
☆歌詞☆
1 無くしてしまった 大切なもの
  悲しくて 泣いていたけれど
  新しい朝に 咲いている
  花みたいに 喜びを見つけた

  つくろう あたらしい 場所(ところ)
  まもろう あたたかい こころ

(歌詞は 3 まで続きます)

この歌は昨夜も 「てのひらに太陽を」(詩:やなせたかし 曲:いずみたく)などと一緒に全員で歌われました。保守的といわれる石川県、そして金沢市で毎週集まり声を上げ続ける方たちに力づけられています。
原発再稼動のための「電力が足りない」という政府や電力会社のまやかしもこの夏が何の問題もなく過ぎたことで事実が証明しています。原発を無くしたいと願う金沢近郊の方たちは金曜日の夜6時半から7時半、金沢市の北陸電力石川支店前か石川県庁前に来ませんか、若者から中高年まで集まっています。元気がでますよ。
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フォト 金沢の四季

2012年09月07日 | 写真
昨日から金沢市で「公的扶助研究全国セミナー」が開催されていて、その資料集の表紙に私の写真を使っていただいている。
その写真が次の四枚です。

まずは「大寒 修行僧の寒行托鉢」


続いて「春 石川県立歴史資料館のしだれ桜」


そして「初秋の兼六園 霞池」


もう一枚は初冬「雪のひがし茶屋街」


私としては珍しい風景写真です。資料集の印刷は二色刷りだったようなので、オリジナルのカラー写真を公開です。
この写真を見て金沢へ行きたいと思ってくれれば嬉しいのですが・・・。
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決定的瞬間 ゴイサギの漁

2012年09月06日 | 写真

山里の池の奥に白い鳥が朝日を受けて浮かび上がるように見える。よく見ると水面を凝視しているゴイサギです。
この池ではアオサギがよくいますがゴイサギを見たのは初めてでしばらく様子を見ているとつかまった枯れ枝を中心にゆっくりとと回転する様に身体ごと嘴を水面に近づけ、瞬間的な動きで小魚をキャッチ。魚を咥えたまま脚の力で身体を水平にしてそれから味覚を楽しむように上を向いてゆっくり餌を喉に流しこんでいきました。
これまでも川岸や水の中から魚を狙っている姿はよく見かけていましたが、水面近くの枝からの採餌するのを見るのは初めてで、なんだか生きる力の凄さを感じてしまいました。ゴイサギはこの後も何匹もの魚を捕らえて、さすが漁の名人といわれる所以を見せつけてくれました。
話しは変りますが、昨日「写真師の新カメラ日記」の累積アクセス数が、延べの訪問者数が人になりました。リピーターの方々、新規訪問いただいた方たちに感謝です。
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溝蕎麦  花言葉は「純情」

2012年09月05日 | 写真
溝に咲いている「蕎麦」の花に似ているというところから「溝蕎麦」という名前がついたといわれている。
小さくて地味な花だが私の好きな花です。別名「金平糖の花」とも呼ばれています。
今日はとても眠くて気が利いたことの一つも書けない。今日は写真のアップだけのブログ更新とします。
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「雄弁」か「離れゆく愛」か 夜明けの蓮田にて

2012年09月04日 | 写真
いまマスコミなどで囂(かまびす)しく取上げられている政局の話題に自民、民主の党首選挙があります。財界とアメリカべったりの政治ですっかり国民の支持を失ない前回の総選挙で国民から退場の宣告を受けた自民党、その自民党とは違うという装い(マニュフェスト)で国民を騙し政権を手にした挙句に国民の期待とマニュフェストを投げ出し、翼賛政治を思わす手法で自民党以上に自民党的な政治を強行する民主党。これまで自分達がやってきたことへの反省も無しに誰が党首になろうとも変るはずも無いのだが・・・、なぜかマスコミ、特にテレビは政治の中身を問わないまま、かつて小泉純一郎の劇場型の政治報道で国民の思考をリードしようとしているのが気になるところです。
今日の題名とした「雄弁」「離れ行く愛」は蓮の花の花言葉ですが、なぜか今の世相を現している言葉ように思えるのです。

金沢市のお隣に位置する内灘町はかつて日本最初の米軍基地に反対する内灘村民と県内はもちろん全国からの支援の人たちとが手を携えての粘り強い闘いで5年後のアメリカ軍撤収を実現しました。1952から1957年にかけての戦後初の米基地反対闘争として知られる「内灘闘争」でした。その支援の一人として参加した当時の若き俳人古沢太穂は次のような句を残しています。
   
  白蓮白シャツ彼我ひるがへり内灘へ  古沢太穂

今日の写真はその白い蓮の花です。
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秋本番 渓流の滝に女郎蜘蛛

2012年09月03日 | 写真
久しぶりに金沢市南部丘陵の朝を歩いてみた。天候はイマイチでしたが、気温はここ数日の雨のせいか随分涼しくなってきて日陰にいる限りは汗が流れることも無くなりました。
渓流沿いを歩くと8月はまだ小さかった蜘蛛もずいぶん大きくなって獲物をとる蜘蛛の巣も大きなものが増えてきました。小さいけれど姿のよい小さな滝には女郎蜘蛛の巣が光っています。夏を乗り切った魚や鳥たち、そして野生動物たちも動きが活発になり冬に備えるツキノワグマなどにも警戒が必要になります。
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我が家の大贅沢 「巨峰」かな?

2012年09月02日 | 写真

例年楽しみにしていた、娘の婚家先の義父が丹精込めて育てた大粒のぶどう「巨峰」が届いた。今年はあまりにも暑い日が続いたので熟す前に傷がついたり実が裂けたりを防ぐのが難しいのだろうと思っていたのだが、見事に大粒でおいしそうな色合いに出来上がっている。
連れ合いとも話しているのだが・・・、収入である年金は世界的にも低水準といわれる日本の生活保護費とドッコイソッコイの金額だが子どもたちや親戚、そして地域の人たちからいろいろ力を貸してもらえるので生活そのものは日本海で吊り上げたばかりの魚や畑で取れたばかりの野菜、そしてときには今回のぶどうのような普通では口に入らない贅沢なものもいただくこともあります。世間並みに貧しいことは確かだがそれなりに生活を楽しむことは出来ています。
今日はうっかりしていてもう日付が変る前になっていて自分のノルマにしているブログ[写真師の新カメラ日記]更新を大慌てでしています。今日の写真はその頂きものの「巨峰?」です。
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庄川河畔の空と帆船海王丸

2012年09月01日 | 写真
8月31日日本リアリズム写真集団富山支部写真展を見ようと富山県まで出かけた。(私が所属するのはかなざわ支部です)

朝から積乱雲のようすが不思議な形になっているので気をつけていると高岡市に入るところにある庄川の下流域の上空に蛙がパックリと口を明けたような雲が現れ、橋の上から下流をその雲を入れて撮影してみました。河川敷を耕す人たちもいる風景は独特の雰囲気を感じました。

富山市の会場を出てから帰路、海の貴婦人と呼ばれる帆船の海王丸が繋留されている射水市の海王丸パークに立ち寄り最近出来た富山新港・新湊大橋などを見てきました。ただ昼過ぎまでは暑さが酷くて犬ならば舌を出しているような状況でした。その後は朝から不穏な表情を見せていた積乱雲が上空に広がり突然スコールのように降りだした雨の中を用心しながらの運転でゆっくり帰ってきました。
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