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友情2

2009年08月22日 | Weblog
19の秋頃にミネソタ大学のカフェテリアで同い年のナオに出会いました。
ポニーテールの似合うとてもかわいい子で目立っていましたが
しゃべってみると時折大阪弁がポロッと出て以外にさばさばした感じの子でした。

ナオはホームステイ先の冷たい待遇や彼氏のことなどで悩んでおり
そんな話を聞いているうちにお互い色々な話をするようになりました。
恋愛のこと、家族の事、将来のこと、共通の趣味である音楽について、人生観について、勉強について、、、
本当に深いところまで信頼して全てを話せる友達でした。

ナオは悩みを抱えながらも決して後ろ向きにならず全部を吸収し
私を大いに励まし、いつも気にかけてくれました。
ナオはどんなことも恐れずいつも正々堂々と自分の信念に従って歩んでおり、
私はそんなナオに人間として惚れていました。

私はナオよりも先に帰国しましたがナオとはずっと手紙のやり取りをし
環境が変わってもお互い気持が離れることはありませんでした。

ナオがミネソタで大学を卒業し帰国した後、彼女の実家である大阪で会い、その後当時私が住んでいた千葉まで足を運んでくれました。

でも最後に会った時にお父さんの会社がバブル崩壊の犠牲となり、
家族は世間やマスコミから逃れるため、住居を移さなければならない状況のようでした。

そんな中でも凛としているナオの姿は尊敬に値しました。
いざという時に人となりが出ると思いますがナオは正に
逆境の時にこそ強い人間でした。

私自身もアメリカから帰国して今の住まいまで10数ヶ所を経てきたので
ナオも私に住所を明かせない状況下の中では連絡のつきようがなかったかもしれません。

今どこでどうしているのか全くわかりません。

生きている間に会えるのでしょうか。

そんな今となってはどこにいるのかわからない友達が何人かいますが
会えなくてもきっと彼女らはカッコよく生きているに違いないと確信しています。

そして、私が彼女達のことを思い出すように時折私のことを思い出してくれているだろうとも。

彼女らにすごく会いたいと思いますがもし一生会えなくても
後悔はないと思います。


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