林の中の庭

まわりに唐松林が残る敷地で花や野菜を育てたり、
雪の日には家の中で何か作ったり・・・
そんな日々の生活日誌です。

続 抵抗力 0

2008-10-20 09:06:38 | 好きなもの


いきなりですが amazonって、なかなか商売上手ですよね~

一度探した本の記録を元に 私のアンテナにかかりそうな情報を送ってくる


まんまとはまってるのが「つげ義春」作品です


最初「ねじ式」から始まって、その当時出てる文庫本サイズのを取り寄せたんですが
その後 他の出版社から出る度に お知らせが届きます。
その結果 色々とたまってきました


今回届いたのは 昔の「貸本」サイズの『生きていた幽霊』と『四つの犯罪』他

初期の作品らしいので、かなり手塚冶虫風タッチなんですが、
ストーリーがなかなかの推理モノで 感心しちゃいました

表紙が硬い厚紙で出来ていて、色刷りが懐かしい配色で、
私はつげさんの世代ではないですが、
しっかり 昭和の高度成長期を感じられます。


小学館 『四つの犯罪』悪人志願より 8・9頁


基本は こんなキレイな絵を描く人だったんだ~!と 少々驚きながら読みました。

というのは 最初に知った『ねじ式』っていうのは、
かなり絵もストーリーもシュールで(←それが故 評価されたので当然ですが;)
遠近法も狂ってるし(わざとそうしてるらしい)
ものすごい線の描き込みが 画面を暗く感じさせるので、
独特の世界だったんですが、
初期の作品は その匂いを少し感じさせる程度の キレイな絵だったので 

なんか 芸術家が歳と共に画風を変えていくのと同じで、
色々苦悩の末のことなんだろうな~と
今まで読んだ後期の作品と パズルのように繋がっていきました



小学館文庫 『ねじ式』より 16・17頁


『ねじ式』って短編なんですが、一度読むと10回くらい夢に出てきそうな話です(笑)

この目の看板が描かれたシーンが 実際夢に出てきました

(ねじ式を読むきっかけは 高校時代の古文のネン先生が
   授業内で教えてくれたのが始まり;;←なんで古文の先生がっ
  それから20ウン年間 頭の中に
   「つげ義春」「ねじ式」ってワードが消えなかったのです



で、他にも 趣味で田舎のひなびた宿を訪ねる旅行記もあり、
つげさんの自分自身の話とオーバーラップしたりしなかったりの戦後の話ありで、
どんどん 不思議な感覚にとらわれてしまいます



ってなことで 今回取り寄せた本は中高生向きの貸本漫画なので、
あっというまに読んじゃいました

当時は 画質が暗いので 小中学生に不評を買ってたそうです(笑)

そりゃ 若いもんにゃ~ わからんだろうなあ~



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16 コメント

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ねじ式ね~ (alchemilla)
2008-10-20 09:39:01
話にはよく聞きますが、私も世代が違うのと
やっぱり絵が夢に出てきそうなので手にとった事がありません。
が、この年になって読むなら面白がれるのかもしれませんね。
初期の作品は絵も小ざっぱりしてるんですね。
しかし、マンマとamazonの戦略にはまってますね~
私なんぞはお勧めの本は未だに買った事ないかもぉ~(笑)
alchemillaさん (0-chan)
2008-10-20 14:39:11
結構私 カモかもっ(笑)
こういう本屋でなかなか置いてないモノってのは、
ついついいっちゃいますねえ~

って言う割に ウチって全然本無いんですけどね~
うちも・・・ (にこ)
2008-10-21 10:04:27
実は今、ダーさまは手塚治虫の「火の鳥」を熱読してます。
最近手塚治虫にハマっているようで・・・。
その前は「ブッダ」を読んで感動してました。
結婚当初は「ナウシカ」(原作マンガ)を頑張って全巻読んでました。
私は手塚治虫って有名な割りに、子供の頃のアニメしか知らなくて、今ついでに一緒に読んでますが・・・すごい!です。
ほんとにマンガの神様。
世界に出しても自慢できますね。
「火の鳥」は私が生まれる前から描き始めたようですが、そんな時代にこんなすごいレベルの高いマンガを描いていたなんて・・・。
やはり「何かをするために生まれてきた人」っているんだなあ・・・と。

ところでつげ義春・・・・うう、暗いですね。
この方だけは私もコワくて読めませんでした・・やっぱり「ねじ式」のイメージ強くって。
なんかとりつかれそうで。
・・・という私は子供の頃からマンガばかり描いており大学時代は漫研でした・・・。
今は全く描いてませんが。
ガロが懐かしい人間には (ruby's paw)
2008-10-21 13:26:32
たまりませんね~
あ…世代は外れとりますよっ!ほんとにっ!…って、
否定すればするほどうそっぽくなるけど(笑)、
背伸びして読んでたざんす。

つげさんの、この暗さとシュールさ、
これはもう、私のツボ。
この目の看板のシーン、覚えがある~
で、0-chanさんちには揃いつつあるのね、つげ作品。
遊びに行ったら、庭見せてもらう前に、
コミックのとこにすっとんで行きそうだわ、私

つげさんの他に、白土三平や林精一、滝田ゆうとかも好きでした。
にこさん (0-chan)
2008-10-21 19:38:11
ダー様読んでるのって、英文のですか??
それが日本語のだったら すごいなあ~

で、手塚治虫は別格ですよね~
私たちの子供の頃の未来や宇宙感って 手塚さんに刷り込まれた気がします。
漫画家の地位を上げたのも手塚さんでしょうネ

で、驚くのがにこさんが漫研にいたこと
どういうタイプの漫画描いてたんですか??

rubyさん (0-chan)
2008-10-21 19:45:49
>つげさんの他に、白土三平や林精一、滝田ゆうとかも好きでした。

その3人の名前が、あとがきなんかによく出てきますが、
全然ピンとこない悲しさです
貸し本漫画は 高校が下町だったので、
学校近くに古い駄菓子屋があって その横にボロボロの貸本が
ビニールカバーで置いてあったので、そこで見たことありました。
そういう意味からすると 今の漫画喫茶もリバイバルですよねえ~(笑)

まだ つげさん全集 続々と出るみたいなので、
ひょっとしたら 近くの図書館とかに置くかもしれませんヨ
マンガは・・ (にこ)
2008-10-21 21:32:28
勿論、普通の少女漫画でしたよー。
コミケとかもよく行ってました。
私の時代は何と言っても萩尾望都でしたねー、今でも好きで読みたくなるけど。
でも同じ漫研のオタクな人たちが嫌いで段々足が遠のいていきました・・・。

ダーが読んでいるのは日本語ですよ。
「ナウシカ」なんてねー、私も知らない見たことないすっごい難しい漢字がいっぱいで、読むの大変なんですよー。
原作はメチャ暗いしね。
にこさん (0-chan)
2008-10-22 07:47:34
そうそう 同世代だからわかりますが;
私たちの時の漫研といえば 萩尾望都系の人が集まってることが多かったですネ;;
失礼ながら あの頃からオタクのルーツが始まってると私は思ってます
私の友人も 結構大人になってから 宇宙戦艦ヤマトについて熱く語ってたので
なんか懐かしいですワ
ちなみに私は 読むのは青年ギャグ漫画に移行してました(どおくまんとかネ;)

で、ダー様 やっぱすごいっす!
今 海外で漫画ブームがすごくて 漫画から日本語を学んでると聞きますが
本当の情報だったんですネ
ナウシカの後 戦後の貧乏つげ作品読むと、
ダー様 ショック受けちゃうかしらね~
Unknown ()
2008-10-23 19:49:01
うわー、めちゃくちゃ懐かしいです!
「ねじ式」、私は20歳ぐらいで読んだんですけど(さすがにオンタイムじゃないです。生まれてはいたが^^;)、くら~いじめじめした雰囲気がすごく印象的でした。
今読んだらどう感じるんだろう?読んでみたくなってきた。
初期の絵はびっくりですね。すごく意外です。

それにしても、ワクワクするような漫画家の名前がずらずらコメントに出てきて、顔がにへらにへら^^;。
白戸三平は「カムイ外伝」、「カムイ伝」、ブックオフで纏めて買って徹夜で読みました。手塚治、めちゃくちゃ好きです! 萩尾望都、実はうちの「ポー」は萩尾さんのパクリです^^。

貸本屋も懐かしいですね~。うちの近所にはなかったけど、祖母の家にいったときには、梅図かずおとか借りてました。気持ち悪くて、表紙になるべく指がつかないように持って読んでました(笑)。
小鳥が間近に見られて、つげ作品が揃ってるなんて、O-chanちって天国みたいじゃー!
横コメで (ruby's paw)
2008-10-23 21:57:33
0-chanさん、ごめんなさい~

銀さん、いらしてたのね~
でもって、銀さんが、私と同じ世界の住人だっての、再確認!
『カムイ伝』と『カムイ外伝』、今一番読み返したいコミックなの。
私もきっと一気読みで徹夜するだろうな(笑)

梅図かずおは、怖いもの見たさで読んでました。
今、若い子に、『漂流教室』や『まことちゃん』以前を、
キミ達は知らないだろ~と自慢できます
>表紙になるべく指がつかないように持って
爆笑です!

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