食べるハハココ

料理はひらめき実験工房なり

カボチャの種をむく 秘密道具そして時給

2015年09月29日 | 素材
カボチャの種、殻を剥いて自分で中身を取り出して食べられるとは聞いていたものの、
いかにも面倒くさそう。が、ナッツ類高騰のこの頃、糖質も極めて低い、
しかも国産のカボチャの種を捨てていてはいけないのではないかと。

ちょうど家にあったカボチャが色の濃い素晴らしい完熟で、
種もぎゅうぎゅうに詰まっていたのでついにやってみることに。

検索して出てきた色んなやり方の中で、
種の脇部分をキッチンバサミで細く切り落として殻を剥き、中身を取り出す方法でチャレンジ。
まずはワタを洗い落としてザルに広げ、1日天日で干したあとは冷蔵庫で乾燥させました。

さてキッチンバサミで切ってみると、意外に柔らかいけど、
小さい種のカーブに沿ってごついキッチンバサミを使うのはやはり面倒。
切ったあと指で殻を剥くのも面倒…

でもこの種の大きさとカーブに既視感を覚え、はっと閃きました。ああ、爪だ。ならば、爪切りだ。
早速試してみたら予想通りにジャストフィット。
しかも切ったらそのままペンチのように殻をはさんで剥くところまで一気に出来る!
作業ペースは格段に上がり楽しくなりました。

カボチャの種工場ではどうしてるんだろう、やっぱり機械化されてるのか、
まさか甘栗みたいに手作業なのか、こんな道具で?
などと思いを巡らす単純作業。暇つぶしには最高。

1時間ほどで、カボチャ1個分の種が、30gほどの「むき身」になりました。
実を食べるために買ったカボチャの副産物と思えば材料費はゼロ円、
とすると市販の国産カボチャの値段がこの1時間の作業代、時給に換算できるのではないか?
と調べてみたら、国産カボチャの種、100g650円とか。
わたしの時給、200円程度でした。

とは言ってもグラム650円なんて他のナッツに比べたらすごい高級品やないか。。。
国産が出回ってるうちは、多分もう種を捨てられないでしょう。
量がたまったら、クッキー焼く時の具にします。