食べるハハココ

料理はひらめき実験工房なり

七つ道具

2013年01月02日 | 素材

あけましておめでとうございます。無事、雑煮とおせちを自宅で食べております。
雑煮は、年末から上京してくれた実母(福岡出身)が作る「すまし汁に鰤、青菜、椎茸など」と、
今年は会えない義母(京都出身)の味「白みそに海老芋」を私が真似て、両方楽しんでます。
産まれてるやらまだ自宅にいるやら、状況が予測できなかったのでおせちはオイシックスのお取り寄せ。
自力ではそろえられない品数が嬉しい。きちんと優しい味で作られてて美味しい。
がめ煮(筑前煮)やなますだけ作りました。なますは母と分担していたらとてもカラフルに。
「カンパチ・大根・人参」「柿・蓮根」「蕪・セロリ・いかくん」。
  


今年も家事と趣味の一石二鳥で料理を楽しむ余裕があるといいのですが、どうなることやら、
ブログ更新も途絶えそうですが、いずれまた戻ってきたいです。
とはいえ、赤ん坊が泣こうが暴れようが料理そのものを休むことは出来ません。
いかに手間を省き、楽して楽しく料理をするかには、道具もとっても重要。
ということで私の愛用七つ道具をまとめてみました。

◆圧力鍋◆ うちのはこれ(の、旧モデル) 

おでん、豚汁、すね肉のシチュー、豆の水煮、ジャガイモを丸ごと蒸す・・・
圧力鍋がなければ、思い立った時にはすでに時間が足りなくて、面倒で、断念、
という羽目になりがちな料理を、全部可能にしてくれます。煮込み時間による制約から一気に解放。
玄米を炊くのに何のストレスもないし、白米も炊飯器より格段に美味しいので毎日使っています。
この、毎日使うというのが重要なポイント。
物によると思いますが、普通の鍋より大きく重いので、
たまにしか使わずいちいち出したりしまったりしているとそれが面倒になるのは明白。
出しっぱなし、これが大事。

◆電子レンジOKのボウル◆ うちのはこれ 

透明なプラスチック製で、レンジにかけられるので、野菜の下茹ではほとんどこれで済ませます。
100均にあるレンジ用蓋をかぶせて蒸す感じ。もちろんラップでもいいけど。
グラグラ大量のお湯を沸かして茹でるなんて時間も水もガスも栄養ももったいない。
直径22cmくらいあれば、葉もの1束、ブロッコリー1株、もやし2袋、何でもOK。
あく抜きが必要なものはチンしたあと水を投入すればOK。軽く塩をまぶしておけば下味もOK。
中が見えるのでデコレーションケーキなどのフードカバーとしても絶妙。

◆フープロとその他の混ぜ仲間たち◆

気長にすり鉢を使うか、加工されたものを買うか、といったものを自作できるのがいいところ。
挽き肉は脂身の少ない肉を選んで作れるし、プルーンや豆腐をペースト状にしたり、
ナッツや煎り米を砕いて作る菓子など、手作業だったら最初からやろうとも思わないかも。
そしてこちらも大事なことは、キッチンの、いつでもすぐ使える所に配置しておく事。
よっこらしょと取り出し、置き場を空けるために別の物を片付け、電源を確保し、
なんてしなきゃいけなかったら手軽でもなんでもなくなっちゃう。
ちなみにミキサーとハンドブレンダーも有ります。
ミキサーは大量時に。ブレンダーは少量時と、鍋の中で直接使う時に。
1個でいいやろ…とも思いますが、機械にたいして材料が少なすぎると、
うまくできないし容器にへばりついて無駄になる分が多いし、洗うのも手間。

◆温度調節の出来るトースター◆

120℃から260℃まで無断階調節が出来ます。
電子レンジにオーブン機能はついてるので、それでいいんちゃうの、と思ったら、いやいや。
何しろレンジのオーブンは容量が大きい為に余熱に時間かかりすぎ。
それにオーブン使用後、庫内が冷めるまでレンジとして使えない。
時間のある時に何回転も続けてとか、大量にとか大きなものをとか、そんな時はオーブン。
でも15cmのケーキ1つとか、ナッツのから煎りとか、鶏胸の低温焼きとかにはトースター。
パッと気軽に時間も熱も無駄なく使えます。

◆テフロン加工のオーブンシート◆ うちのはこれ 

ケーキって、さぁ作るわよという気合いと準備が必要だと思ってましたが、
私にとって最初の壁が「型に紙を敷く」ということでした。
いちいちぴったりに切って敷き詰めてと思うと面倒で~。そこでこれ。
手持ちのケーキ型、と言っても我が家は3つだけなので(丸15cm、長方形タルト、パウンド)、
一度大きなテフロンシートを買って、各型に合わせて切ってしまえば、もう毎回の敷き紙作りは無用。
ケーキを思い立ったら即、材料を計り始められる、焼いたあとは型からスルリと外れる、
型もシートもほとんど汚れない。準備と後片付けがほとんどいらない感覚。それなら作ろうと思えます。

◆耐熱シリコンツール◆

これはポピュラーですねえ。
例えばヘラ型のものは、ホットケーキを作るとき、生地を混ぜる、ボウルからきれいに拭う、
フライパンの上でひっくり返す、という全行程を1つで済ませられます。
お玉サイズのスプーン型のものもよいですねえ。
炒め煮や煮込み系のものを調理し、盛りつけ時には鍋から全部きれいに取ることが出来ます。
調理器具を少なく、洗いものを楽にするのに、大活躍。
金属製ツールのように、やわらかく煮えた物を崩しちゃうことも少ない。
ただ、どうも臭いが残りやすいので、これらで直接味見をしようとすると(ずぼら)、
肉じゃがの味見したのに、昨日のカレー臭、てなことに。

◆鉄のフライパン◆ うちのはこれ 

フライパンといえばテフロン加工しか頭になかったのですが、
使い始めはいつも感動するのに数年で駄目になって買い換えることの繰り返しと、
傷つけちゃいけない、熱しすぎちゃいけないと気を使うのに嫌気がさしてきました。
そこで、思い切って鉄にしてみたら、何のことはない、何の問題もない!
使い始めしばらく、油がなじむまでは手入れに気を使いましたが、
あとは焼く時に使う油の量もほんのちょっとだし、
(私の場合テフロンでも少し使うので、変わらないということ)
まれに焦げ付いたってスチールたわしでこすっちゃうし、
何しろ火力上げ放題で、肉や野菜から水気が出てきません。
特にハンバーグの焼き上がりには歴然の差がでました。
焼いてる最中に肉汁がしみ出てこず、表面こんがり、中ふっくら。
これでテフロンより格段に安くて、格段に長く使える。さいこーう!
ただ、鉄が肉厚な物は重くなるから取り回しはしにくいのかなあ。私は薄め軽めの物を選んだので、
ホットケーキなんかは火が当たっているところだけ焦げたりはします。

◆番外◆いつもそこで待っているグリル

ある日気づいたのです。
皿に新聞紙とキッチンペーパーを敷いた物を持って揚げ物をしていて、
魚焼きグリルの網がすぐそこにあるということに。
グリルを半開きにして、紙を敷いておけば、狭いコンロ周りに皿やバットを置く必要ないやん!
手は空くし、皿と揚げ物の間で湯気が蒸れることもないし、皿あらわなくていいし。万歳。


使ってみるまではわからないけど、
使ってみたらもっと早くから持っていれば!と思ったりする調理器具。
出会っていない素敵な物がまだあるんだろうなあ・・・。

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